・認知症Dementia にんちしょう
以前の日本に多かった脳血管性痴呆症と、最近問題になっているアルツハイマー型Alzheimer-typeの2つの種類がある。脳血管性というのは、脳の血管が動脈硬化を起こし、脳梗塞となり脳の中に塊ができて記憶障害が起こること。
アルツハイマーは、遺伝子の損傷によって脳が萎縮し、脳細胞の老化が進んだものと考えられ脳内にβアミロイドAmyloidsとタウ( Tau protein)というタンパク質が蓄積し、神経細胞に障害を起こすことで記憶機能が悪化すると考えられている。比較的軽症の認知症にビタミンB群が予防に役立つ事が判明している。ビタミンB6,B12と葉酸は、ホモシステイン(動脈硬化の原因物質)の値が高いと血栓などにより認知症を引き起こすが、その数値を抑制する。医療用としてアルツハイマー型にアセチルコリンエステラーゼAcetylcholinesterase阻害作用によりアセチルコリンの濃度を高め、アルツハイマー型の認知症の進行を抑制、神経が衰えるのを保護する作用、働きがあることが分かっている。
長時間睡眠の人では、アミノ酸の中でもシスチン、プロリン、セリンの摂取不足と認知症との関連していることも明らかにしている報告がある。
さらに湖・池などに生息する藻に感染するウイルスに認知機能を奪うウイルスの名前は、『ATCV-1』という2014年に発見した。EPA,DHAで400mg/1日の摂取で記憶力の維持が期待できるという。
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