・10月の食の記念日
食育の推進、各地域の特産品の広報活動などから、記念日が設けられています。特に食に関係する記念日を集めてみました。毎月、月初めに配信させていただいていますのでご期待ください。
ということで、今月は、10月に記念日が設けられている食・食品についてです。
10月
10月1日~10月31日魚食普及月間
現在の農林水産省が昭和60年に制定。水産物の消費拡大を推進し、国民の健全な 食卓での魚の消費推進活動が行われる。
10月1日~10月31日体力つくり強調月間
総務省や文部科学省ら9府省、232民間団体による、体力つくり国民会議が中心になって、健康・体力つくりに関する諸行事及び広報活動等を通じて、国民の健康・体力つくりに対する理解と自覚を深め、それぞれに適した実践活動を日常生活の中に定着させ、もって体力つくり国民運動の一層の推進を図る。
昭和44年(1969年)から設けられた。
10月1日から10月31日食生活改善普及月間
昭和24年から食生活改善普及運動を実施することを目的とし現在の厚生労働省が制定。
10月1日~10月31日健康強調月間
健康保険組合連合会と厚生省(現在の厚生労働省)が制定。国民に健康について改めて見つめなおしてもらおうと始めれた。
1日日本酒の日
全国酒造組合中央会が1978年(昭和53年)に制定。1965年(昭和40年)以前の酒造年度は「10月1日から」と定められていたこともあり、蔵元ではこの日を「酒造元旦」として祝っていた。「酒」という字の「酉」は十二支でいえば10番目で、10月は新米が実りそれで新酒を造っていた。
1965年以前は日本酒の酒造年度が10月1日から翌年の9月30日まで10月1日は、酒造関係者の元旦であった。昭和41年から、酒造年度が7月1日から翌年の6月30日になっている。
1日コーヒーの日
1983年(昭和58年)に全日本コーヒー協会によって制定している。国際協定によりコーヒーの新年度が10月1日にはじまり、翌年の9月末に終わる。
これは栽培から出荷までの1年間の流れに沿ったもの。コーヒー年度のスタートにあたり、またこれからの季節、暖かいコーヒーがよく飲まれ、おいしいコーヒーを飲んでいただけるよう、様々なキャンペーンを実施している。
1日国際高齢者の日
1990年(平成2年)に国連総会が制定した国際デー。人口の高齢化を世界的な緊急課題として捉える認識を示すことより決められた。
2日豆腐の日
10月2日の語呂合わせで「とうふ」の日と日本豆腐協会が1993年(平成5年)に制定。季節を問わず栄養豊富な豆腐をもっとPRし、食べてもらおうと豆腐の製造業者らが中心となって決められた日。
毎月12日も語呂合わせで豆腐の日が設けられている。
4日鰯の日
10月4日を104で、これをイワシと読む。大阪府の多獲性魚有効利用検討会(現在の大坂おさなか健康食品協議会)が1985年(昭和60年)に、大阪湾でイワシ類が大量に漁獲されることや、安くておいしい身体に良いイワシのもつ特性を府民に知ってもらう。
さらには豊かな海を愛し・育む心を育て、水産資源の有効利用について認識を新たにするため、イワシをもっと食べてもらおうと提唱した。
5日レモンの日
高村智恵子の命日1938年(昭和13年)10月5日。亡くなる数時間前にレモンをかじる姿をうたったレモン哀歌で夫光太郎の詩集『智恵子抄』による。
3月24日もレモンの日とされる。作家の梶井基次郎(かじい・もとじろう)が昭和7年(1932年)3月24日、肺結核で31歳の若さで亡くなった。彼の代表作「檸檬」にちなみ、命日が「檸檬忌(れもんき)」と呼ばれ、転じて「レモンの日」と言われることもある。
10日鮪の日
日本鰹鮪漁業協同組合連合会が鮪(まぐろ)の消費拡大を目指して1986年(昭和61年)に設けられた日。「万葉集」で山部赤人がこの日(西暦726年)10月10日に鮪の歌を詠んでいるところから10月10日にしている。
10日缶詰の日
1872年(明治5年)のこの日、長崎でイワシの油漬け缶詰が作られた。さらに1877年(明治10年)この日に北海道開拓使が石狩町に缶詰工場を開設したことにちなみ日本缶詰協会で制定。
13日さつま芋の日
10月はさつま芋の収穫期で、13日なのは、十三里半(栗「九里」より「四里」半里おおく、うまい十三里)とはさつま芋の異名であり、江戸から十三里離れた埼玉県の川越のさつま芋がたいそう美味しかったことから生まれた。
川越市のさつま芋愛好会「川越いも友の会」が、1987年(昭和62年)に「サツマイモの日」を宣言し十三里にちなんだ13日とした。市の妙善寺にて、芋供養の「いもの日まつり」が行われる。いい(1)お(0)芋(1)さん(3)でもあるようです。
13日 旧暦の9月13日の十三夜は「豆名月」とも呼ばれており、名月に、ゆでた豆をお供えする風習があります。全国豆類振興会ではこの「豆の日」を平成22年(2010年)6月に制定しました。 陰暦9月13の「十三夜」は、新暦で日付が変動してしまうため、日付は月遅れの新暦10月13日としています。
15日きのこの日
日本特用林産振興会が1995年(平成7年)5月の総会で制定された。10月はきのこ類の旬の時期で需要がピークとなり高まる月で、その月の真ん中に当たる15日を中心に椎茸をはじめとするきのこ類の消費のPRを目的として設ける。
16日世界食糧デー(World Food Day)
1945年(昭和20年)のこの日、国連食糧農業機関(FAO)憲章が発効され、FAOが設立されたことにちなんで1981年(昭和56年)に制定された国際デーの一つ。FAOは開発途上国等での栄養失調や飢餓の解決、食料の確保をその目的としている。
17日沖縄そばの日
10月17日が沖縄生麺協同組合によって平成9年(1997年)に毎年10月17日を本場、名産、特産沖縄そばとし沖縄そばの日と定め制定される。
当初沖縄そばは、そば粉を使用していなく小麦粉100%であり、そばの表示は認められてなかった。しかしながら古くから「沖縄そば」とし地域住民に親しまれてきた名称であり、歴史ある呼び名存続のための陳情の運動が行なわれた。そのかいあって昭和53年(1978年)10月17日に「沖縄そば」が正式に承認、登録。
18日冷凍食品の日
1986年(昭和61年)に日本冷凍食品協会が制定した日で、便利な冷凍食品をもっと食べてもらおうとPRするのが目的。冷凍のトウ(10)とマイナス18度が冷凍食品の品質を保持するのに最適な温度として国際的に規定されているため10月18日とした。
第三日曜日孫の日
日本百貨店協会の提唱により、1999年(平成11年)に定められた。敬老の日の約1月後の、買い物に行きやすい曜日ということで、この日に制定している。
月に関係なく、毎月その日を食の記念日としています。
毎週日曜日インスタントラーメンの日・パスタの日・手巻きの日
毎週第1日曜日ミカンの日
毎月3・4・5日みたらしだんごの日
毎月3日くるみパンの日
毎月8日・18日・29日米の日
毎月9日くじらの日
毎月10日植物油の日
毎月11日麺の日
毎月12日豆腐の日
毎月12日パンの日
毎週第3日曜日鮎の日
毎月15日お菓子の日
毎月15日惣菜の日
毎月15日中華麺の日
毎月15日苺の日
毎月18日米食の日
毎月19日食育の日
毎月20日ワインの日
毎月21日漬物の日
毎月23日天ぷらの日
毎月24日鰹節の日
毎月27日ツナの日
毎月28日鶏の日
毎月29日肉の日
毎月30日味噌の日
毎月31・最終日そばの日
さすがに10月は、食欲の秋ということで、多くの食材、食品の記念日に制定しています。語呂合わせ、詩集、歴史、経緯よりさまざまの理由での制定です。
いつ頃、どこで決められたか分からないものもありましたが、食欲の秋で、その食品をよく知り、学び、健康のための栄養源としてください。
ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。