・尿素Urea にょうそ
1773年にルエルRouelleが人尿中より発見した無色柱状結晶、融点132℃でタンパク質の体内での分解によって最終生成物となる。
肉類を多く摂取すると体液が酸性に傾くアシドーシスの状態になると排出量は少なくなる。野菜などアルカリ性に富むものが多くなると体液がアルカリ性に傾くアルカローシスとなって尿素の排出量が増しアンモニア(NH3)が尿に多く見出されるが体内で緩衝作用作用が働いているのでバランスの取れた食事をしていれば問題はないといわれる。
血中の尿素の中に含まれる窒素分の尿素窒素(BUN:Blood urea nitrogen)の基準値8-20mg/dlとしている。尿中の窒素(N原子部分)は、最終産物として尿素、尿酸、クレアチニン、アンモンニアなどとなって腎臓から尿中に排出している。尿中の窒素化合物のうち尿素の量は、摂取したタンパク質の量によって変化する。工業的にアンモニアと二酸化炭素から合成し肥料、ガラス、医薬品(保湿、痒みを抑える)に利用している。
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