・大葉子Plantain おおばこ
オオバコ科、車前草(しゃぜんそう)ともいう。多年草で生命力が強く、日当たりのよいところの土手、庭先、野原にどこにでも見られる。高さ10~30cmほどで葉が卵形で平行脈が目立つ。茎が丈夫で茎で引っ張り合う遊びがあり相撲取り草ともいわれている。
6~9月にかけて白の小花を穂状につける。若葉が揚げ物、油炒め、煮びたしに、茹でて辛しあえ、酢味噌和え、胡麻和えにできる。
世界中で広く薬草として全草を乾燥させ利尿、下剤、咳止めとして利用してきた。その種子に粘性がありサイリュウムPsyllium種子として、別名プランタゴ・オバタPlantago ovata種皮、イザゴールIspaghula(ペルシャ語:イラン)ともいい古くよりヨーロッパ、インドで民間薬とし利用されていた。
粘性のある外皮より得られる水溶性食物繊維として特定保健用食品で飲料、即席麺、シリアルに利用している。水を多めに取ることによって食物繊維で水分を吸収して膨らむ性質があり瀉下剤(しゃげざい)、膨張性下剤として便秘、ダイエットに利用される。過剰に摂取すると胃部膨満感、下痢を起こす。
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