これから、8085-CPUに必要な ①リセット回路 だったり ②クロック回路 を
ユニバーサル基板上に配置、展開して回路を組んでいくことになるのですが、
回路の方式を いくつか変えて試してみたくなることがあります。
例えば、リセット回路の場合、
(1)C-Rによる簡単な原始的なリセット信号発生回路
から
(2)電圧検出IC TL7705CP を使った本格的な回路
に変えてみたいとか・・・
そんな場合、ICソケット(ピン・ソケット)を付けておき、その上に【 孫 基板 】を挿して 回路を構成しておくと、簡単に基板ごと変える事ができます。
文章での説明では 判りづらいでしょうから・・・
① 丸ピン・ヘッダーを用意し、

② この細い方のピンを ICソケットに挿し、

↓

③ その上に 小さな基板を(孫基板として)乗せ、

④ その基板上に 目的の回路を組みます。
ここでは、例えば「リセット回路」・・・ そして CPUへは ICソケットのピンからリセット信号を接続します。
これなら、上に挿した緑色の孫基板を差し替えるだけで、回路を変える事が出来るのが、わかりますね? 後々の変更に柔軟に対応できます。
この時に 使うピンは、「金メッキの丸ピン」が良いです。
(この写真では 赤いのを使いましたが、黒いタイプもあり)

「連結ソケット」 ↑ という名称で売られています。
( 写真 を撮る際に 3ピンのヘッダしか無かったので それを使いましたが、本来は4ピンが必要)
また、8ピンのICソケットに使う場合、それ専用のピン ↓ も

売られています。 (これは秋月電子)
この時の ICソケット(受け側)は、必ず 「丸ピン」を使ってください。
後々、この【孫基板】を使った回路例を示しますが・・・
今はここまで。
この手法を覚えると、色々な事に応用できます。
