昨日 紹介した 「陸式ターミナル」や「ジョンソン ターミナル」は、
ケースに取り付けるには良いのですが、ユニバーサル基板の上で使おうとする 一苦労です。 取り付けるための穴をドリルで空けないと挿さらないし、何より大きすぎます。
そこで開発されたのが、↓ この「ターミナル・ブロック」という部品です。
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2ピン~十数ピンのものまでありますし、 複数連結もできます。
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当初は、一番左側の高さ12.5mmのものが使われていましたが、最近はさらに小さい(基板からの高さ1cm)の小型タイプもあります。(すべて小型タイプで統一しても良いかも)
色は、主に「緑」と「青」の2種類あり 信号の種類によって使い分けるのも良いかもしれません。 中国製は微妙に色が違うのが笑える。
接続する足の間隔が (インチの2倍)5.08mmなので、ユニバーサル基板のスルーホールに ぴったり挿すことができます。 また、このままブレッド・ボードに挿す事もできます。
使い方は、被覆を数ミリほどむいた 配線を 横の穴に差し込んで、
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上からプラス ネジを締めれば、しっかりと留める事が出来ます。
テスタ等で信号を確認したい時は、ネジ頭が信号と導通があるので ここをテスター棒で触れば 測ることが出来ますし、横に穴が空いているブロックなら ここにテスター棒を差し込んで ↓ そのまま使う事もできます。 邪道ですが便利です。
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(先端が細い ↑ 自作のテスター棒・・・ そのまま挿せる)
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便利な ターミナル ブロックですが、欠点もあります。
例えば、今回の I/O BOARDのように 16本もの信号をつながなくてはいけない場合、その脱着が かなりの手間で面倒なのです。 一瞬だけ線を外したいと思っても 16個のネジを全部外さないといけないし、次に接続したい時は 間違えないように また神経を使って つなぎ直す作業が必要になってきます。
( だから、私なら このI/O BOARDにこの部品は使わないでしょう)
そんな手間を解消するために考えられたのが、これ ↓
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ターミナル ブロックと同じようにリード線を自由にランダムに接続でき、かつ コネクタのように1発で 脱着できる 優れものです。
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実際に 使っている様子が ↑ こんな感じ。 これなら、複雑に組んだ配線も 一時的に外したい時に すぐに抜いたり、また挿したりできます。
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本題に戻って、
今回の I/O BOARD に 指定通りターミナル ブロックを並べてみましたが、これはまずいでしょう!
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少し斜めの自然な角度から見ようとすると、せっかくのLEDが隠れてしまって見えません。 (背の低いタイプを使っても 少し隠れてしまいます)
それに、DIPスイッチにも 少しかかっていて ON/OFFの操作がしづらいし、上で解説した通り 16ビットもの信号を ターミナル ブロックでつなぐのは 面倒すぎます。 そこで、 ↓ 結局、
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ターミナル ブロックは これだけしか 付けない事にしました。
(これなら LEDが見やすい)
さて これから どうするか? おいおい解説します。
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