えみくり情報

日常と日記
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可愛いらしいったらありゃしない世界

2018-03-07 | 日常

好きなもの


こういうの。棚の一部。

戦前戦後あたりの中原淳一と彼に連なる一連の人たちの美意識がとにかく好きです。
背表紙の文字のレタリングとかすら美しいこと

レトロなテキスタイルの絵葉書とかは気に入ったのが見つかると買っています
ときどき入れ替えます。
すごい数がありましたが、断舎離のときだいぶ処分してしまいました。
ごちゃごちゃしてますが、すっきりさせるにはそうやってモノを減らすしかないことはわかってるんです。
けど好きなものだらけの棚は気に入ってます。そこだけは森茉莉先生を見習いたい。

右下の箱には完全復刻された「それいゆ」が全巻詰まってます。国書刊行館に感謝。
ちゃんと戦中、紙が無かった頃のは薄くなってるんです。
楽しいのは読者のお便りコーナーです。
常連の読者さんへの「××県の○○さまをお慕いしてます」レターなんかが載ってて可愛くて。
当時の値段としてはお高い雑誌なので、こんなのを定期購読とかしてる娘さんたちは
間違いなくお金持ちのお嬢様でしょう。
親の決めたフィアンセが好きになれない、とかで悩んでいる少女もいたことでしょう。

肝心の中の小説とかには一切男女の恋愛モノとかはなく、気高い少女同士の軽井沢での別荘でのテニス、とか
素敵な先輩(もちろん♀)に憧れたりする美少女とかクラスメイトの意地悪な女の子に優しさで対抗する女の子とか
家にあるもので工夫をこらして弟にケーキを焼いたりする姉とか
もう可愛いらしいったらありゃしない世界が展開されています。時代考えたらもう夢の世界です。

左の方にある怪盗ルパンは中の挿絵とか本当にエロいです。箱も傷んでるのでめったに出せません。
紅雀は吉屋信子先生には珍しい男女モノの少女小説です。おおなんとうるはしい娘!
これは中一のとき、クラスメイトのKちゃんが転校するときに
「くりに私の1番好きな本をあげるね」と言って、くれた本です。見るたびにKちゃんのことも思い出します。

魅惑と翻弄

2018-03-07 | クラシカロイド
#クラシカロイド

君はおもちゃ

モツシュー愛炸裂したまま学校シリーズこれで終わり。続きません。



モツシュー好きでしゅ…。
カラフルなロリポップキャンディーみたいで並んでるだけでわくわくするですーー
前も書いたけど、この二人は魅惑と翻弄の関係ですごく相性がいいと思ってます。
他のロイドたちの、どの組み合わせでも成り立たない関係。

これは楽しい。古今東西の恋愛モノやバディものの公式みたいなものです。
シャーロック(ホームズ)とジョン(ワトソン)なんかが典型です。

翻弄される側が疲れ果てて別の人間に逃げてしまうパターンもありますが
シュー君は恐ろしいくらいに耐性が高いので怒ったり喚いたり、「もうやだ」ってしくしく泣いたりしながらも
絶対に魅惑から離れられないというちょっとあほくさい方のパターンだと思います。
だって楽しいんですよ。魅惑されるのって。
逆に魅惑側は相手が翻弄されればされるほど気持ちいいという。
こんなに踊る子いないしね。癖になるっしょ。



ベトシュの場合も似てますが、ちょっと違います。
ベトは「魅惑」ではなくただ「存在」だから。
シュー君が自分に勝手に翻弄されてるのを見てもベトは別に楽しくないと思います。何してんだって感じ。

けっ、つまんね。 
と、一瞬思うが。
逆にそこがいいんですよ。
その冷たい先輩にしびれるんですよ
ツンばかりでほぼデレがない。
ゆえにどんな一瞬でもどんな僅かでもデレつうか反応が見えると強烈に萌えてしまうことになります


結局のところ相性なんかどうでもいいんですよ。どーでもいい。どーでもいいんだ。
なんつうか、圧倒的な萌えがあるんだから。
圧倒的な強み。公式で「先輩を好き」設定ってのは。これはもうクラシカロイド界で遵守すべき法律ですから。
「先輩後輩」ってだけでもいいくらいなのに。これね。