麒麟がくる
明智城の垂れ幕、水色の桔梗で背地が群青のグラデーションで綺麗なの何のって。
あと叔父上が、家督をおまえに渡すから、生き延びて血を残してくれと十兵衛に頼み、息子の左馬ノ介(間宮祥太郎ってなんつう正統派美男子なんだ!!と見るたび思う。横浜出身なのに阪神ファンという悲しい業を背負っているので応援したい)に命じて持ってこさせた文箱に入った明智の旗印
水色の桔梗があざやか。

きれいです。
折りたたみ方もきちっとしていてなんか、すごくいいです。
この「麒麟がくる」、最初はすべてが色鮮やか過ぎると思っていたのですが、コロナ禍の中、画面の中だけでもとても美しいのはこれはこれでいいことなのではないかと思うようになっています。
今回は明智荘の見納めでした。
道三の最期がもうかわいそう過ぎてね
一騎打ちで華々しく死にたかったのかもしれない。
そして息子がそれに乗ってきてくれたと嬉しかったかもしれない
なのにあれ。背後八方から槍で突かれまくってね。多分手を汚したのはたいして名もない雑兵でしょう。
息子の高政、彼に「親殺し」の名を残させたくない、という家臣の親心だったのか、それとも本人が小賢しく「後世に名を残したいから親殺しとか言われたくないし、罠にかけて親父を家臣に殺させたろ」と思ったのか。
伊藤英明の演技がなんつうか嫌な感じに気だるくイケズっぽく見えるので、後者ではないかとこちらも意地悪な見方をしてしまう
親父に愛されたいのに正室の子の弟ばっかり可愛がりやがって、という愛憎があるのならその辺ちゃんとしつこく描いて欲しかった。
弟役のジャニの長谷川君が口元歪めて憎憎しく意地悪そうに演じてたせいでちっとも可愛くなかったし。
あれをすごく可愛い、親の愛一身に浴びてる無邪気な美少年が演じていたらもっとぞくぞくしたんだけどな。妾腹の兄が天真爛漫な本腹の弟を憎悪するって物語的に楽しくないですか。
黒い側が白い側を妬み憎む。
逆に白は黒を全然嫌いじゃないってのが楽しいのに。もったいない。
あと十兵衛が道三アゲのどさくさに土岐頼芸をディスっててちょっと受けました
「何度か会ったけど一度たりとも立派なお方だと思ったことないし。けど道三様は誇りある立派な主君だったし」
道三のこと「きらいですっ」「ケチ」とか言ってた割には尊敬してたのね。
とりあえず来週から越前編です。朝倉殿がユースケですかーー。
ちょっと前「悦っちゃん」ってドラマをやってて楽しく見てたのですが、子持ちやもめのユースケと、ちょい行き遅れのデパガ門脇麦ちゃんがかわいいカップルでね。今回共演なのね。
駒ちゃん、越前にも来るかしら。今回もわがまま炸裂してました。可愛いので俺は許す!