いよいよ、今日からZOO11にエンプロが登場です。
現在リアルに発熱中の作家(遠藤)が、咳が止まらず、頭もズキズキ、思考回路がほぼ停止状態なのをイイコトに現実と願望と妄想をごちゃまぜにして各役者陣を紹介します。
内容に関する苦情は一切受け付けません!
七人目は阿部祐子さんです。
遠藤を除けば、エンプロの旗揚げから参加してもらっている唯一の人物です。
演出の素養もあるので、エンプロの芝居を誰よりも理解していると言えるでしょう。
今回は、少ない登場機会で大きなインパクトを残さなければいけない役割です。サッカーに例えるなら、PKを蹴るためだけに途中交代で出場するようなものです。技術だけではなく、信頼感がないと任せられません。
エンプロの芝居にはただのチョイ役は存在しないのです。難しい役割ですが、こういうときこそ彼女は真価を発揮します。きっと彼女なら、今回の公演のためにトラノコの1点を叩き込んでくれるはずです。その叩き込まれたものが、彼女が本来持つ「愛らしさ」なのか、それとも別の何かなのかは、お客さまに確認していただきたいと思います。
そんな彼女の演技にぜひともご期待ください!!
八人目は長原桂さんです。
役者さんを評価するモノサシには色んな種類がありますが、彼女の場合は「期待感」です。
つまり、こういう言い方ができます。
「遠藤が今回の公演で一番期待しているのは長原桂さんです。」
エンプロ公演への参加は初めてですが、なぜそれだけ作家が期待しているかと言えば、単純な理由で「書いていて楽しかったから」です。書いている段階で、話している、動いている様子を想像してニヤリとしてしまう。おかげで書きすぎてしまい、あとから大量にセリフをカットするハメになったくらいです。
経験のある役者さんだけを集めても、その集団がおもしろくなければ、なかなかおもしろい芝居はできません。集団に勢いをつけるのは彼女のような存在なのです。
彼女の見せ場は序盤に登場しますのでお見逃しなく。
そんな彼女の演技にぜひともご期待ください!!
ラストは三島祐樹くんです。
知る人ぞ知る札幌演劇界きっての怪優であり、職人肌の役者さんでもあります。
稽古では、同じシーンを反復を苦にしません。役者なら当然だろうと思われるかもしれないけど、彼の場合は繰り返すたびに次々と新しい表現が現れます。そのどれもが面白い。大量に生み出された演技プランの中から、最も良いものを選択するという作り方をします。
理屈は簡単ですが、誰にでもできるわけではありません。
それゆえに、彼は舞台上で最も自由な役者となるのです。
今回のお話では、「自由すぎる医師」を演じてもらいました。この自由な男は最後に一体どんな境地にたどりつくのか、お客様にも見届けていただきたいと思います。
そんな彼の演技にぜひともご期待ください。
以上で、役者紹介を終わります。
ちょうど、熱も下がりましたので、あとは冷静に各役者陣の演技合戦を楽しみたいと思います。
お客さまもぜひご一緒に!!