遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

蜷川幸雄「千のナイフ、千の目」

2013-03-17 23:25:26 | 読書感想文
千のナイフ、千の目 (ちくま文庫)
蜷川 幸雄
筑摩書房


2013/3/15

初版は2013年だけど、四半世紀前に書かれた文章も収録されている。
こういうエッセイのような文章を書くことは少ないみたい。
結果、かなり長いスパンの文章が一冊にまとまっている。
清水邦夫との電話をめぐる関係が面白い。というか、清水邦夫の変人ぶりがいい。
『夏の夜、三十人のジュリエットが還ってきた』っていいタイトルすぎる。
タイトルの「千のナイフ」は何かの比喩だと思っていたけど、ホントにナイフを突きつけられていたとか。
「あなたが、いま、希望を語ったら、ぼくはあなたを刺すつもりでした。よかった」
初対面の若者にそんなこと言われたらびっくりするだろうな。どんだけ勝手な理屈だよ。
他には「舞台の初日に、はじめてぼくは何に感動したのかを知るのです」という言葉は、かっこいいから覚えておきたい。
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札幌ハムプロジェクト全体興行2013「サンキュウゴッド」

2013-03-17 01:13:01 | 演劇を見てきた
2013/3/16

飛行機事故で太平洋のある島に流れ着いた人たちがサバイバル生活を始める話。
コンカリのいつものところに受付はなく、会場に入ると、舞台上が縁日のようになっていて、そのなかに受付がある。斬新。
軽食を売っていて縁日感覚。
飲物の売り口上なんかも、そうだと思ってやれば、役者の基礎練習になるような気がする。
ただ、パンフがないので「ああ、この役者さんいいなあ。でも名前がわからない」みたいなことになって残念。
あと、大人数ででっかい何かと戦う絵面は否応なく盛り上がる。
「大きさ」対「数」。
こういうときに役者さんが沢山いるのは武器になる。
大きな怪獣が出てくるような話を書いてみたいと思ってしまった。
対「巨大な何か」の話ってテンプレありそう(作れそう)なので調べてみたい。
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