サマーウォーズ 期間限定スペシャルプライス版 [DVD] | |
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バップ |
2013/8/25
■ずっと食わず嫌いしていたけど見る。
■主人公の高校生が、憧れの先輩であるヒロインの帰省に付き添った結果、世界を救う話。なんだそりゃ。
■そこまでは何となく前知識があったので、どうやって世界が危機になって、どうやってただの高校生が世界を救うんだろうと思いながら見る。
■世界の危機というのは、世界中の人たちが加入しているSNSのバケモノみたいな仮想空間「OZ」で、あるプログラムが片っ端から人のアカウントを乗っ取り世界中を大混乱に陥れるということ。
■そのSNSは、軍事から医療からなんでも情報が入ってるという設定。実際、大混乱になっているわけだし、もっと死人が出てないとおかしいような。
■そもそも、そういうSNSが存在し得るという設定がピンと来ない。facebookとmixiとtwitterとウェイポーと、そのほか世の中すべてのSNSが一緒になってもムリなんじゃないか。
■主人公の高校生は、数学オリンピックの日本代表一歩手前レベルで、暗号解読が得意という設定。全然ただの高校生じゃなかった。
■でも、そのレベルだからって、あんなに暗号をホイホイ解けるもんなのだろうか。
■野球で例えてみると、高校生の頃の松井秀樹が、メジャーの投手からホームラン打つようなものではないか。オリンピックと言っても対象は高校生だし。
■いや、数学が得意なのと暗号を解くのは似て非なるものだと思うので、高校生の松井が専門外の投手としてメジャーで一勝する感じか。違和感ありすぎる。
■そんなピンポイントの特技がここ一番で必要になるご都合主義。
■仮想空間の設定がよくわからない。味方のアバターたちが、仮想空間の建物の中に水を満たして敵を水死させようとするってプログラム内で何がどうなってそうなるんだかわからない。
■仮想空間内の死の概念がわからない。
■作者の都合で設定が決まっている感じが強すぎる。
■絵のきれいさと、起承転結の構成の巧さで退屈せずに見られてしまったけども。
■あと、おばあちゃんの前歯がないのとか、戦国マニアのおじさんとか、思った以上に役に立たないヒロインとか、そういう細かい描写はすごくおもしろい。