2017/10/7
6日目。午後から仕事だったので札幌大谷高校『女生徒』のみ。
太宰治『女生徒』のテキストを、女子五人が動きながら、ポーズをキメながら、ポップに読み上げていく。
intro『わたし−THE CASSETTE TAPE GIRLS DIARY−』と似ているなと思ったら、パンフに「【作劇協力】イトウワカナ」の文字。
「わたし」に比べると、よりコンセプト重視。
シンプルでわかりやすくなった一方で、娯楽として成立させるためには、少なくとも運動部並みのフィジカルが必要だと思う。
ただ、そんな作品だからこそ演者が磨かれる。
実際、個々のモノローグスキルが異常に高い。
会話ではないので、基本的に言い間違えると成立しない作品。
膨大な量のテキストを全員ほぼ淀みなく語り倒す集中力。
特に「バラ」から「美しく生きたいと思います」に続くところが痛快だった。