発達障害グレーゾーン (扶桑社新書) | |
姫野 桂,OMgray事務局 | |
扶桑社 |
2019/4/3
発達障害の診断を受けるには至らないものの、それに近い傾向があるひとたちがどうやって生きているのかを紹介する本。
そもそも発達障害という言葉は現象に対して後発的に出来たものだから、白黒二分できるという考え方自体おかしい。
黒ではないグレーの人たちは、単に「変わっている」とか「怠けている」とか思われがち。
気の毒と言えば気の毒だけど、人間の性能なんてどこまでもグラデーションだし、それ自体はしかたない。
それでも生きていかなきゃいけないので、どうにかこうにか工夫を重ねて少しでもマシな状態にしていくしかない。
自分自身も、「みんなができていることが当たり前のようにできない」ということがよくある。
具体的な涙ぐましい工夫例なんかも紹介されていて、普段しないような共感の仕方ができて楽しかった。
それで何か劇的に変わるわけではないんだけど。
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