「マイマイ新子と千年の魔法」本予告
マイマイ新子と千年の魔法 [DVD] | |
クリエーター情報なし | |
エイベックス・ピクチャーズ |
2018/4/22
・昭和30年代の防府。小学生の新子が転校生のお嬢様と仲良くなっていく話。
・野生児系少女とお嬢様の組み合わせは、まさに和製ハイジ。おんじもいる。
・新子の躍動する想像力は赤毛のアンっぽくもある。
・冒頭の新子対貴伊子。ホーム&アウェイ方式のペースの取り合い。
・意外な貴伊子の押しの強さと、その彼女のよさを引き出す新子の試合巧者ぶり。
・最終的には酒で健闘をたたえあう二人。話し方はもちろん、表情もふわふわしててかわいい。
・横揺れしながら歩くお母さんもかわいい。
・新子と貴伊子をツートップに子供らの演技が巧い。
・無口で優しいタツヨシ先輩の変化。
・池を見て子供らが目を耀かせているところが好き。
・このお話のもうひとつの軸は、1000年前、平安時代の女の子とうっすらリンクするところ。
・ものすごく唐突なはずなのに、新子の想像力がその1000年をぴょんと飛び越える。
・紙切れ→金魚の置き換えがきれいすぎる。
・昭和30年代の世界が美しすぎて、平成30年の現代と同じ世界とは思えない。1000年前の平安時代とならリンクできているのに。
・中盤から終盤にかけて、貴伊子の身に起こったことにとてもびっくりして「おもしれえ」「おもしれえ」と声に出して喜ぶ。
・子供を単なる「未熟な大人」と描いていない。独特の感性を持った個人として描いている。
・終盤、新子たちが遭遇した「大人の事情」。説明をカットする大胆さがすごい。
・片淵監督のコメンタリーを聞いていると、出てくる文房具のひとつひとつや連なる山々、書き文字やガヤまでこだわり方が異常。膨大な調査をしていることがわかる。
・想像力の根本には知識。そういえば、新子の妄想を支えているのも、おじいさんのウンチクだったと思う。
・制服の色味を一人ずつ変えているとか、歩き方のリズムをシーンを切り替えても一定にしているとか、手間自体に喜びを感じているとしか思えない。
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