日本人のエーゴが喋れないわけ

教育の仕方が悪いとか、学校の先生は日本の大学で英語を学んだだけで英語が喋れないからだとか、色々ありますが、


一番大きいのはメンタリティだと思います。

そう、どこで植えつけられたか知らないけれど、日本人のほとんどの人が持っている
白人＞日本人
みたいな構図。

テレビとか雑誌とか必ず外国人を起用するじゃないですか。かっこいいって理由で。日本人の自信を無くさせる効率いいやり方だと思います。

だから、私たちの中には、どこか西洋人の方が優れている、みたいな憧れがあったりします。
そんなんで、こぞって日本人の女性が海外の男性と結婚していった結果が今です。私の生徒の中にもいました、「アメリカ人と結婚したい！」ってのが。

「やめときなさい。私も随分イケメンと一緒に仕事したけど、かっこいいと性格がいいとは違うからね。文化も考え方も違うんだから」と言ったところで「え、センセー、どのくらいイケメンだったの？？？」って、そっちかよ💢

私は純粋培養の日本人であることに120パーセントの自信があります。自信というか、誇りですね。この軸がぶれなければエーゴを喋っていても、いつでも日本に戻ってこられます。自分が何人だかわからないなんてことにならないからです。

残念ながら、新一世として海の向こうに渡って子供を産むと、自分のエーゴの出来なさを子供に味あわせたくないがために、家庭の中でも日本語訛りのエーゴを話して生活します。すると、子供は日本語が嫌いになって、例えばアメリカ人になっていくのです。こういう子供たちに随分出会いました。アイデンティティの悩みです。これは親たちからも聞いた話で、子供達にも日本語の大切さというのを話してきました。少ないですが、私の言葉を聞いて日本語を勉強し始めた子たちもいました。

自分が日本人であることに誇りが持てると、ここに誰がきても怖くないのです。それが例えトランプさんだとしても堂々と話ができます。誇りがありますから。

もし、あなたが外国人、特に欧米人に憧れがあって、彼らを見るとドギマギしてしまって言葉に詰まるということがあるのなら、この日本の国に生まれ生きている誇りを思い出してください。彼らは憧れがあって、ここに来ているのです。私たちは恥ずかしいところに住んでいるわけではありません。こんな平和で過ごしやすい国はどこにもないのですから。そう思うと、誰が来ても、困っている人がいても助けられます。日本にいるんですから、日本語で話しかければいいんです！