いや、本当は、TOEIC はもう落ち目、とか、無駄だ、とか書きたかったんですが、その根拠は?と突っ込まれても説明できないので、無難に「意味がない」。
750点を取らないと、昇級できなくて、とか、800点取ってないと海外赴任に選ばれなくて、とか、日本の企業の間では、どれほど TOEIC ビジネスの加勢をしてきたのでしょう?あの本屋さんの一角、吐き気しませんか?TOEIC だらけ。それだけ売れてるんでしょうね?受験料一回いくらでしたっけ?私はたったの1回しか受けてません。一応これだけだよ、ってのを見せる必要あったので。それ以上受けるの馬鹿馬鹿しいと思ったんです。
するとですね、今度は TOEIC の点数は、過去1年間に取ったものしか意味がないとか、毎年更新しないと特別ボーナスの対象にならないとか、そんなことを言いだしているわけです。ということは、TOEIC というのは、まぐれで点が取れちゃう場合もあるし、攻略次第で成績が上がることもあるし、まあ、英語の実力を表すものとして考えられない、ってことになると思うのであります。イギリスなんか不正があいついたんで、対象にしてないですよね。未だに TOEIC と言ってるのは日本と韓国くらいですかね?
そうなんですから、企業さんはさっさとこの英語力というものを測れない TOEIC ビジネスから離れて、実際に使えるエーゴを磨かせることに尽力をすべきだと思います。どこかの企業さんでは、公用語が英語で全員 TOEIC 800点を超えないとなんて言っていながら、「ここは大事だから、日本語で説明するね」ってのは日本中に知れ渡ってしまった笑い話ではないでしょうか。
じゃあ、どうするかって?
交渉力でしょ。世界と堂々とコミュニケートして渡っていく力。メールをかけるのは当たり前。電話で話せるのは当たり前。そんなエーゴ力を目指してもらいたいものです。