人生は邂逅なり

新たな出会いを求めて

「自然農」と言われる田んぼはいま・・・

2022年08月22日 | 日記
6月22日枯草を足で踏みつけ、手製の杭で穴をあけ、稲苗を一本一本手植えしたKさんの田んぼに二か月後の今日行ってきました。あの枯れ草だらけの中の手植えの苗は、ホタルも舞ったであろう山あいの小さな田んぼに、のびのびと元気に育っていました。7月・8月は稲間の草取りに一生懸命だったそうで、草一本もありません。
絶滅危惧種の「カヤネズミ」や「ニホンアカガエル」などの小動物や野鳥との出会いも期待したのですが、4駆の軽トラでしか行けないところで、知り合いに連れて行ってもらったので短時間では探せませんでしたが、花が咲いていた「ヤブコウジ」にはかわいい実が育っていました。
なお、地球環境を守り、安全な食料を生産しようとして「自然農」と言われる思想的な農業です。
6月の田植え風景

「自然農」

2022年06月24日 | 日記

梅雨晴れ間、田植えの手伝いに出かけてきました。地球環境を守り、安全な食料を生産しようとして「自然農」と言われる思想的な農業です。

枯れた草が残っている田んぼに、その枯れ草を足で踏みつけ、その中にお手製の杭で穴をあけ、稲苗一本を基本として植えていきます。農機は一切なし、耕す鍬もいりません。枯草は肥料としての有機農業です。

おかげで田んぼも、そのまわりも自然がいっぱいです。例えば、福岡県では絶滅危惧Ⅱ類の「ニホンアカガエル」の子がいっぱい繁殖しています。今やネットでも売られている「ケラ」の子が水面を泳いでいます。ほかにもクモや様々な虫たちがたくさん住んでいて、作業していると体に這い上がってきます。稲が伸びると絶滅危惧種の「カヤネズミ」が巣作りするそうです。
野鳥もたくさんいました。「ヤマガラ」・「エナガ」・「キビタキ」等々、今年「アオバズク」が鳴いたとか・・・えっ、この鳥の声は・・・ヒヨドリの声に邪魔されてよく聞き取れなかったので、奥の方まで歩いていきますが、二度と鳴くこともなかったので主の名前はやめておきます。近場ではなかなか見つけることのない「ヤブコウジ」の群落が道路横に白い花をつけていました。

 
 

★お彼岸仮の祭壇での供養

2019年08月13日 | 日記

7月からの非情な熱波に、午後からクーラの部屋で過ごしています。つたないブログへ訪れてくれた方へ楽しんでもらえるようなテーマもなく、投稿もおっくうなのですがまずは「善がり」の継続も必要と思われますので、短い駄文を添えたいと思います。故郷から遠いところでは、ご先祖様への供養もままならないのですが、愚妻が仮の祭壇を作ってくれました。おかげさまで手を合わせそれぞれの方とのご縁を偲ぶことができました。

なんまんだー

なむあみだぶつ


★OBとの交流会

2019年07月09日 | 日記

OBの皆様との交流会に向けていろいろ準備を重ねてきましたが、7月6日開催の運びとなりました。

OB会への未加入の方もたくさんいますが、ここ糸島地区ではおよそ134名の方が会員です。当日の出席は41名で3割の方が出席してくれました。会場はここ糸島市の「健康福祉センターあごら」をお借りします。

午前10時からの開催ですが、準備等もあるだろうと午前8時30分には「あごら」につきました。準備のために先輩たちも早い出勤です。

今回で交流会は2回目となりますが、前回は田舎での同窓会に出席したため、準備のお手伝いはしたのですが、交流会には参加できませんでした。今回の交流会は準備段階からより楽しんでもらうには、構成をどうするか数回にわたり打ち合わせを持ち議論してきました。出し物は肩ぐるしい講話などやめて、箏の先生たちによる演奏と、わたしとご縁のあったコーラスグループ「OBA」さんのステージです。この方たちのご縁については話すと長くなりますので、よかったら私のブログの「★胸に刻まれた愚妻の誕生会」をご覧ください。

https://blog.goo.ne.jp/enohachan/e/84b77a2d8e57d7aa8dfea7fe18eb20bd

定刻10時には全員集まってくれ、交流会が始まりました。

挨拶もそこそこにコーラスが始まります。参加のわたしたちを考慮して口ずさむことのできる選曲を練習してくれたのでしょう。皆さん体でリズムを取っている方もいます。

次はお琴の先生5人による演奏会です。

箏じたい生での演奏に触れたことがない私には、それは、それは美しい音色でした。音色の表現は非常に難しいのですが、日本人であれば誰しも心に響く何かを感じることができるのではと思います。

この後は自己紹介とお弁当での食事会でお開きとなります。自己紹介は「簡潔にお願いします。」とアナウンスしますが、みなさまおしゃべりする機会も少ないのでしょうか、自己紹介に90分もかかってしまいました。わたしはマイクをもって走り回ったりしてスナップを取る時間もありませんでしたが、大盛況で終えることができました。「OBA」OriginalBelovedAngelsさん年寄りの集まりに美しい華を添えていただき大変ありがとうございました。また、コーラスと箏のスナップは参加のOBの反応が薄いように写っていますが、私も楽しむために、曲の始まり部分のスナップだったためですのでお察しください。

いそがしっか わっぜか やすんのひに でてくいやっして あいがとごわした

忙しい 貴重な 休みの日に 出演していただき ありがとうございました。


★ハチク(タケノコ)採り Part02

2019年06月21日 | 日記

竹林整備の一環としてのタケノコ取りも今シーズン終わりとなり、一抹の寂しさもありますが、本日で最後のタケノコ取りとなります。

貧弱なタケノコや伸びすぎたタケノコの中から、美味しそうなタケノコを探すのも一苦労です。また、食するのに規格外のタケノコは切り落としていきます。

1時間ほどの作業でこれだけしか取れません。ドラム缶の窯にはまだまだ足りないので、奥の方へ入り込みます。

ここも伸びすぎたタケノコしか残っていませんでした。

本日の成果はこれだけしか取れませんでしたが、土から30-40cmほどのタケノコを中心に選別して採取したので、品質は保証できます。

タケノコ掘りもこれで終わりということで、わざわざ福岡西区の愛宕浜から遊びに来ている皆勤の大石さんも寂しそうです。

家主の波多江さんはトラック一杯の成果があるだろうと、たくさんの方へタケノコを取りに来てと電話したようで、これではたりないと判断して、友人中島さんの山へやってきました。

ここもほとんど大きくなったタケノコばかりで、いい塩梅のものはみつかりません。それではと残り少なくなった甘夏をもらって帰ります。

鈴なりのビワは大石さんの奥様が好物らしく、これまたもらって帰ることとしました。

本日はアク抜きはひと窯と、中島さんの山の真竹のタケノコ15本ほどですが、もらいに来る人たちの期待にこたえられるのでしょうか。

沸騰してから30分ぐらいで釜揚げしますが、熱いタケノコの皮をむくのが大変な作業です。冷水をかけながら黙々と竹の皮を剥いでいきます。

横の田んぼでは田植えの真っ最中です。8列植で超高速の田植え機です。この田んぼ一反以上あるでしょうが、30分もかからないくらいのスピードで植え終わり、次の田んぼへ向かっていきました。昔は人手で一日近くかかっていたのですが、私はこの田植えが大嫌いでした。近所や親戚と一緒のイベントでしたが、この田植えをするとお腹が痛くなることが多かったのです。元来農作業が大嫌いだったのですが、からだの拒否反応としてお腹が痛みだすのか、鹿児島の田植えは3月のまだ水の冷たい時期で、お腹が冷えての腹痛かわかりませんが、「お腹が痛い」というと、「また順は仮病を使って・・・・」といわれ我慢しながらの田植えは大嫌いでした。

お昼になりました。すべての作業は終わったのですが、名残惜しそうに弁当をいただきます。

中島さんの山からいただいてきた、わずかな真竹のタケノコももらいに来る方たちのために波多江さんが黙々と竹皮をむいています。

わたしがグルーブラインでタケノコ取りをつぶやいたら、北九州から同級生の直君がタケノコ貰いにやってきました。時間や高速代を考えると私に言わせば「むちゃな行為」ですが、直君に言わせば美味しいタケノコはそれぐらい対価の報酬らしいです。

一番最初のお客様で、たくさんのタケノコと甘夏、ビワ、それと炭(ここは炭小屋で先月炭出ししたばかりでした)をいただいて帰りました。今度はたくさんとれる孟宗竹のときタケノコ取りに来てください。

ここ2-3日好天でその後は梅雨入りかと言うので、兄ちゃんから届いた生梅を塩で漬けこんでから約1か月、今日から天日干しです。美味しい梅干しになるでしょうか。

わっぜ とおかとこいから たけんこを もろけくっち たまがったど

大変な 遠いところから タケノコを もらいに来るとは びっくりしました。


★ハチク(タケノコ)採り Part01

2019年06月18日 | 日記

6月13日荒廃した竹林整備のための一つとして孟宗竹のタケノコ掘りをやってきましたが、竹の混成林に今日はハチク(淡竹)と真竹のタケノコ取りにやってきました。

ここは近くに田んぼがあり、田植えも始まりカエルが元気なこの時期、マムシも活発に動き出しています。このようなところでいきなりタケノコを採ろうと手を差し入れると大変なことになります。慎重に足元や手元に注意しながら採っていきます。

今日のメンバーは釣友池田さんと

義娘さんとは同じ会社でディスクを並べた中、奥様とは隣町の同郷となにかとご縁のある大石さんです。

美味しそうなものが揃いました。

1時間ほど3人でこれだけ取れました。少し青いのが気になりますが、これはたぶん大石さんが採ったものでしょう。今度も波多江さんから「こんな硬い青いものを取ってきて!」と言われそうです。

トウモロコシも同じだそうですが、タケノコも採ってから1-2時間以内に湯掻けば美味しいそうで、かなり味の差が出るそうです。

湯がいている間に小屋の隣に植えているビワをいただきます。今年のビワはどこも大豊作で甘いビワです。

沸騰してから30分ほどで、糠を入れてのあく抜きの煮だしは完了です。

採ってきてそのまま湯がいているので、竹皮を早く剥かないと柔らかくなるので、水で冷やしながら皮を取りますが、このうえない熱さです。

これで1窯分の美味しそうなタケノコですが、今日は3窯湯掻きます。自分の家で食べるのはせいぜい2-3本、他は知り合いの方が次々ともらって帰ります。明日の「男の料理教室」の食材にもらって帰ることとしました。次は天気の具合を見て2-3日後に取りに行くことになります。右腕は相変わらず炎症が続いていますが、タケノコの祟りがとれることはまだまだないようです。

たけんこといも あっがきたどん またいっちな

タケノコ取りも 飽きましたが また行くのですか?


★些事 5月の仕業/為業(しわざ)の取りまとめ

2019年06月01日 | 日記

今年に入り、私の左目のイボの摘出手術、白内障と涙腺の検査、孫たちの目に関する病気や、これまた孫と愚妻のあわやという事なきを得た目の事故、目に関する悪いことが次から次へとつづいて、困った時の神頼みとばかりに近隣の目の神社を調べて、自宅から最も近い福岡県久留米市田主丸の月読神社(つきよみじんじゃ)にやってきました。

月読神社の総本社は愚妻の里長崎の壱岐という説もあり、それに係る神社が自宅近くにもあり、身近な神社でもあります。

御祭神の月読尊(つくよみのみこと)は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の右目から生まれ、そのため古くから眼病を癒してくれる神様だと信じられています。ここ月読神社にも、訪れた人の眼病が癒えたという伝説がむかしから残されているそうです。

また、「月読神社大祭」は年3回行われるそうですが、それさえ知らないで訪れたのですが、今日は5月24日まさに祭礼の日という偶然に感謝します。おかげで社殿は開かれており、神様と近いところでお詣りできました。

お隣にもお社があります。ついこの前お参りした「宇佐八幡」の応神天皇(八幡神)と、火を鎮める水神様の罔象女神(みつはのめのかみ)が祭られています。勿論ここにもお参りさせてもらいました。理由を解明できないそうですが、信仰心のある人は孤独感におちいることが少なく、心も安定して健康にも良い効果を及ぼすそうです。これは、『手を合わせる』こと自体に意味があるそうですので、皆様も機会を作って、神社参りやご先祖様へのお墓参りへも行きましょう。

お参りの帰り、先輩西岡さんの家に押しかけてきました。お互い年金生活で会う機会も年1回程度でしたが、西岡さん夫婦の心からのおもてなしに、大変嬉しい気持ちで帰路につきました。ありがとうございました。

27日は定例の「きららの湯風呂の会」でした。9月の雲仙旅行が決まりましたが、私は9月19日からの高校同窓会の準備で行けそうにありません。高校はもちろん鹿児島ですが、今年は福岡糸島で開催し、佐賀の有田焼、長崎の世界遺産の軍艦島クルーズなども予定しており、宿泊先や飲食の手配等が待っています。

6月4日にミヤマキリシマを見に河上さんリーダで九重登山も決まりました。今回は昨年よりも厳しいルートになりそうで、若干の不安がありますが、先般の雷山登山よりも登りやすいとのことで楽しみです。写真は昨年5月末の九重登山でのスナップです。

 5月28日は中薗さん、池田さんの畑作組合の、トウモロコシ支柱の竹切りの手伝いに出かけてきました。

軽トラで知り合いの竹山へ向かいます。

目的の山はすぐそこですが、車輪を落ち葉に取られスリップしてなかなか動けないでいると・・・・・前の方からこちらを覗っている虫除けネットを被ったひとが・・・・ミツバチの分蜂後の箱を置きに来ているのかな・・・・しばらくして私たちの車が動き出すと・・・・すでに車に乗った不審者が待機していました・・・・「俺が下りるからバックしロー」と大きな声で怒鳴ります・・・・ここはわたしの山ですが何をしているのですか?・・・・道路をきれいにしてやったからな・・・・どうしてですか・・・・お前たちには関係ない・・・・はやくしろ・・・・血走った眼をしています・・・・車の写真を撮ろうとしたところ、この行為を知ったら面倒なことになるので我慢します。悪いことをしているのは間違いありません。仕方なくバックして相手の車と交差すると・・・・後ろに何の荷物かわからないのですがたくさん乗せています・・・・急発進で逃げていきました。逃げ去った後を見ると、きれいに落ち葉や土を掻い出しています。網は確認していませんが、どうやら小鳥の密猟だったようです。周りには巣立ちしたばかりのメジロやオオルリの声もしています。想像ですが、餌や録音した鳴き声でおびき寄せておいて、霞網を上から被せて取るため、でこぼこで網の隙間から逃げないように道路を清掃していたのでしょうか。警察へ通報できなかった悔しさが残ります。車は紺色で1500CCクラス、ナンバーは残念ですがはっきり覚えていません北九州161X?

翌5月29日はハチク(淡竹)のタケノコ取りに行ってきました。朝が早いということで先に波多江さんと大石さんがタケノコ取りに行きました。わたしは9時過ぎに出かけて、アクトリの窯の準備で二人の帰りを待ちます。2人して大量のホウレンソウやニンニク、カブに大根とタケノコとは違う収穫物を抱えて帰ってきました。近所の農家からもらってきたそうで、水できれいにして持って帰ります。波多江さんの畑にはビワとアンズが鈴なりとなっています。

これらも頂くために、大石さんと二人もらって帰ります。

ハチクのタケノコはありませんが、大量の頂き物が揃いました。まだ、お昼前10時です。大石さんと二人ハチクを探しにドライブすることにしました。結果少しばかりのハチクを道路公団の土地からいただいてきました。

アンズは下戸のくせにあんず酒に・・・・

カブと大根は酢漬けに・・・・

ニンニクは干して冷蔵庫にストックします。

たいしょっじゅ しっから めにひに なんやかんや いそがしっかこっが あっもんじゃ

退職 してからは 毎日のように なんだかんだ 忙しいことが あるもんですねぇ。


★タケノコ掘り Part04

2019年05月14日 | 日記

いま愚妻の育てたイチゴが小さな畑で毎日実っています。それを冷凍保存しておいてジャムを作ります。売っている博多あまおうなどのイチゴより若干白いのですが、甘さは負けていません。

原材料は2Kあったのですが、愚妻がトロトロがいいと煮詰めて、4つの瓶が出来上がりました。クレハロースやグラニュー糖、キビ砂糖で40%の糖度で調理しましたが、煮詰めたせいで非常に甘いジャムとなりました。次回は煮詰めるのなら20%-30%の糖度にしましょう。

5月連休の竹林整備のタケノコ掘りが最後と思いきや、5月11日これが本当に最後だとお手伝いに来ました。ただ、先日整形外科で筋が炎症を起こしているようで、火の番しかできそうにありません。ひょっとしたらタケノコの祟りかもしれません。集合時間より少し遅くやってきました。道路にトコトコとキジがお迎えしてくれます。この里山にはどれだけのキジが住んでいるのでしょう。

既にタケノコ掘りの波多江さん、大石さん、品川さんは出かけています。わたしは皆さんが帰るまでドラム缶の大なべ、籠の準備や水入れして待ちます。

本日はドラム缶3杯分の収穫があったようです。約60本程度でしょう。

煮込み奉行の大石さんが、あげるタイミングを見極めています。

湯がいたタケノコは皮を剥ぎ取られ、素っ裸で冷たい水に冷やされていきます。皮剥ぎは一旦タケノコを水で冷やしますが、中の方はまだ沸騰状態で大変な熱さです。前回からゴム梁の手袋を使っていましたが、これが熱さをが手に伝わらず、すいすいと作業が行えます。本日はこの後、愚妻の迎えで早めの帰宅となれます。次はハチクの収穫だそうです。

あっしこんほでん たけのこも みんながもろけきて あっちゅうまに なかごっない

あれほどの タケノコですが 皆さんが貰いに来て あっという間に なくなります。


★タケノコ掘り Part03

2019年05月03日 | 日記

4月30日、今年はじめてのツバメの孵化があったことを、フィシングナカハラの絵美さんから連絡をいただきました。近いうちに雛のご機嫌伺いかねて釣具店へ出かけていきたいと思います。写真は絵美さんから送られてきた写真です。周りにビニールの傘が写っていますが、ここは釣具屋さんの餌売り場、お客様や商品などにフンが落ちないように工夫したものです。

今年最後となる里山整備のタケノコ掘りと、窯からの炭出しのお手伝いに行ってきました。キジたち鳥の鳴き声と、若葉香りただよう里山、波多江さん宅にやってきました。

既に大石さんは来ていて囲炉裏への炭起こしです。炭は無尽蔵にありますが、寒いわけではありません。ここに集う方たちはなぜなのか火がとても愛おしいようです。

炭出しの窯の中には、たくさんの炭が窮屈な場所からの開放を、静かに待っています。

集合は9時ですが、先に来た大石さん、品川さん、わたしの3人がタケノコ掘りで、後から来るお手伝いの方たちが炭出しとなりました。本日は炭出しと思い防塵マスクやヘアキャップ、ゴムを張って滑りにくい手袋を用意していましたが・・・・今日も前回の山へ・・・・お宮さんへ挨拶とことわりを入れ竹山へ向かいます。

取りやすいところはご近所さんのお母さんへ、なるべく上の方から掘っていきます。

一昨日、昨日とも雨が降り、りっぱなタケノコもたくさん顔を出しています。

取りにくい急こう配の上の方は、すでに大きく伸びています。

短い時の間に大きく成長していて、本当に申し訳ないのですがナタで切り落としていきます。切り落とす時はタケノコの香りがあたり一面に飛び散ります。この香りに一瞬気持ちが乱れ、心の中には詫びる思いが襲ってきます。

クワ、ナタやノコギリにはピンクのテープを巻き付けていて、当初は持ち主の目印と思っていました。今日そのことが違うことが判明しました。薄暗いところで地面の色や伐採された竹の色に、クワなどの柄がカモフラージュして実に見つけにくいものです。ところがこのピンクのテープを巻いた柄は、どこにあるのかすぐに見つけられます。納得です・・・・

本日は80本ほどのタケノコを掘って帰ります。畑仕事のご近所のお母さんには、「掘りやすい所はそのままにしておきましたよ。」と胸の内で呟きます。

炊きこみ奉行の大石さんが火をつけ、タケノコを湯がいていきます。

一方炭出しチームは、テンヤワンヤの大忙し状態です。

炭も大小さまざまのため、ある程度大きさを整えて段ボールへ入れて重さを書き入れていきます。この炭はほしい方へ超格安でお譲りしています。

窯の中には私の友人中島さんが潜り込んで、一番厳しい作業を率先してやっています。

作業の方たちはそれぞれ自宅用の炭をもらって帰ります。わたしも火鉢用の炭と、畑にばらまく炭のくずを沢山もらって帰ります。

今日のお昼は、波多江さんの奥様の手作りランチです。昔からの料理「そうめんちり」をいただきます。鶏のぶつ切りなどから出汁を取った汁を、そうめんを入れた丼にかけていただきます。すきやきのような甘辛い食べ物です。ごちそうさまでした・・・・

タケノコも湯がき終わりました。皆さんは「前回分もまだ冷蔵庫にあるからタケノコもういいや。」・・・・たくさん残りそうだったのでもらって3軒の友達の家に届けました。

湯がいて剥いた竹の皮は畑の隅に捨てていきます。今シーズンどれだけたくさんのタケノコを湯がいたのでしょう。

沸騰してから90分後にドラム缶から取り出して皮をむいていきます。ドラム缶半分の窯で合計2回を午後3時過ぎ炊き終わりました。

今年はこれで孟宗竹のタケノコ掘りは終わりとなります。次回は真竹のタケノコ収穫になります。鹿児島では孟宗竹はタケンコ、一番おいしいとされる台明竹のダイミョウ、その他の真竹や布袋竹なども総称してコサンと呼んでいたように思います。11日はここでバーベキューで懇親会とか・・・・参加しましょうか・・・・いつもの飲み方のように人の搬送係となりそうですが・・・・喜んでもらえるなら・・・・

たけんこも いっでんかんでん くと あっもくっどぉ

タケノコも いつもいつも 食べると 飽きが来ます。


★2019年4月「きらら風呂の会」

2019年05月03日 | 日記

毎月の定例「きらら風呂の会」は、たまには違う場所での懇親会と、同じ糸島市内の居酒屋「食処はる澤の家」糸島店にやってきました。

店主の清澤さんは「きらら風呂の会」の会員で、年に二回ほど「食処はる澤の家」で行っています。地産食材にこだわり、糸島の自然の恵みを生かした料理が自慢の和風食処です。寿司何処でもあり美味しい握りもいただけます。

定例であっても議題も決まってなく、酒を酌み交わしながらの雑談の会です。飲み放題ですが飲めない私の会費は千円引きです。

今日は珍しく議題が2点ほど、なかなか登山が遠ざかっている私の提案もあり、5月4日の雷山登山が決まりました。井原山から雷山はこの時期の縦走路に咲き乱れるコバノミツバツツジが見事に咲き乱れているそうです。雷山のお隣の井原山中腹に群生しているオオキツネノカミソリは、九州最大の群生地です。ここには4年前に釣りの仲間と出かけてきました。厳しい登りの勾配に悲鳴を上げ、体力のなさを嘆きました。

もう一つは、秋の旅行が雲仙に決まりました。この秋は田舎の高校の同窓会を、開催場所初めての福岡で計画しており、同窓会の幹事であることや、この旅行での釣りなどイベントも特にないので、今回の旅行は見送ろうと思います。

2時間ほどですが、酒豪遍歴も寄る年波には勝てず、すっかりいい気分の先輩諸氏と帰りの送迎バスに乗り込みました。

かごっま いがいの のんかたで たっのわり よくろんぼは みたこっがなかどぉ

鹿児島 以外の 飲み方で 始末の悪い 酔っぱらいは 見たことがありません


★2019年春 糸島ハンドメイドカーニバル

2019年04月26日 | 日記

皇位継承に伴う10連休が明日から始まります。この年になると無差別に混雑する環境を好きにはなれません。孫の子守り4日、生きエビでの鯛釣り1日、定例探鳥会1日、残りの4日は家でのんびり過ごします。この時期我が家のシンボリツリーの「なんじゃもんじゃの木 (アメリカヒトツバタゴ)」が咲き出します。国内のヒトツバタゴは天然(種が野鳥に運ばれて着床して自生)での分布域も狭く、絶滅危惧II類(環境省レッドリスト)で、長崎県対馬の鰐浦(わにうら)自生のヒトツバタゴは、国の天然記念物にも指定されています。しかし、我が家のアメリカヒトツバタゴは、北アメリカ産で落葉性、樹高はせいぜい10m程度の小高木です。ヒトツバタゴと比較して葉はひとまわり大きく、花弁がやや幅狭い感じです。国内の種であれば大木なのですが、我が家の狭い庭には最適で愛おしい木です。

3年前この「糸島ハンドメイドカーニバル」で買った、私の帆布の財布が疲れてきたので、本日から開催のイベントに探しにやってきました。今日は平日の金曜日でイベント開始10時を少し過ぎたころ、混雑はしていないはずと旧志摩庁舎の駐車場にやってくると、広い駐車場はほぼ満杯状態です。

糸島市イメージキャラクターの「いとゴン」が出迎えてくれます。

手作りのお店で店舗は小さいのですが、木工・竹細工・皮・陶芸・手芸・園芸・染色・宝石・ガラス、野外での飲食店営業など、出店は約120ほどの大きな規模です。

本日唯一の陶芸店です。

それでは、一部分ですが写真の店舗めぐりをどうぞ、お店には撮影許可を取ってからシヤッター押しています。

コーヒーショップで一休みです。

ここには多肉植物も販売されています。

引き続き、写真の店舗めぐりをどうぞ・・・・

羊毛フェルトで立体的な犬と猫を、写真を見ながら作っています。ほとんどがオーダメイドとか・・・・

木工細工理お店です。

ペット用の洋服屋さん。我が家のナツちゃんにも買ってあげたいが少し高め、手作りですから・・・・

藍染工房も・・・・

移動の食堂や、スイーツやスナック屋さんもたくさん並んでいます。

駐車場はすでに満車となっています。車誘導の方は大きな「満車」の看板を振り回しています。

ここ駐車場内には、糸島の作家さん達の応援施設として「いとしま応援プラザ」があります。専門的に作成している作家さんの常設の展示販売所です。作品で自立または自立に向け一生懸命なプロ作家さんですので、作品自体もキリッとして少し趣が違います。すべての作家さんの作品があるかわかりませんが、お近くに来た際はお立ち寄りください。

「糸島クラフト工房めぐり」の冊子への掲載は77工房ありますが、工房を構えていないかたもいるので、糸島に作家さんはどのくらいいるでしょう。それほど日本全国から創作拠点として、この狭い糸島に集まってきています。

私の友人木工細工の品川さん「工房moku-ren」の作品も展示販売されています。

全国各地には様々な陶磁器の産地が点在しています。国の伝統的工芸品に指定されているもは31種類あるそうですが、糸島にはこの流れを汲む陶芸家も、各地からたくさん集まってきています。

駐車場の一部にレンタカー会場もありました。3時間ガソリン代込みで4,000円は安い・・・・

すぐ近くにはJF(糸島漁協)直営のおさかな市場、「志摩の四季」があります。

ハシリのウニが並んでいます。少し高価ですが、これをご飯にのせて食べると絶品です。旬のものに比べると色も大きさもまだのようです。

初夏が旬ですが、ここ糸島には年中マダコが並んでいます。五島からここ糸島の玄界灘のタコは絶品です。田舎の兄ちゃんも大好きです。旬の初夏のころ送ってあげましょう。

ホンカワハギの2匹600円はうなずけますが、磯釣りのさい「ん~リリースかな」というぐらいのクロがなんと500円の値札が付いているのにはびっくりです。

前日も今日も時化で魚が異常に少ないのですが、ウニとタコ以外の魚は定置網の魚でしょうか。

なんと4月14日大爆釣だったキスも1匹100円程・・・・

まだ、お昼前ですがなんとお客様が少ないことでしょう。ほとんどの方がお魚を求めてやってくるので、時化続きは魚がないのをよく知っているのです。いつもは三祥丸英ちゃんの「神経締めイサキ」が並んでいるのに、これも売り切れかもしれませんが陳列ケースには見当たりません。

この時間、平日でも並ばないと食べられない海鮮丼も7名ほどのお客様だけです。

びっくりしたのはお酒のコーナーが作られていました。地元のお酒ならまだ理解もできますが、全国のお酒が並んでいます。

本日糸島ハンドメイドカーニバル展示で買い求めたものは、スマホやipad用のスタンド430円、テッシュケース500円、孫たちへの指輪300円、この前の炭焼きの手伝いで手提げバッグに炭の匂いがこびりついたので、もらった香の線香を入れる袋を作ろうと、買った着物の端切れなんと100円、全部で1,330円の買い物でした。なお、カナダの娘も欲しがっていた、目的の帆布財布(カード入れと小銭入れが、ホックで一体になった帆布財布)の作家さんは出店していませんでした。出店していた同じような作家さんに聞いたところ、布バック作家の「Bakeratta」さんだそうで、第2火曜日に「木の葉モール」で出店販売しているとか・・・・ネット情報だと、糸島のハンドメイド雑貨やさん「madamBun マダムブン」でも販売しているようです。近々出かけてみましょう。

孫たちへの指輪2つは可愛いでしょう。

香をいるっ ちんか ふくろば つくろち きもんの きれっぱいを こうてきたどん どげしでん つくっがならんたっで うっかたに たのまんなら

香を入れる ちいさな 袋を 作ろうと 着物の 切れ端を 買ってきたけれど どうしても 作ることができないので 嫁に 頼みましょう。


★タケノコ掘り Part02

2019年04月24日 | 日記

前回のタケノコ掘りから3日後の22日、今回も竹林整備の山へタケノコ掘りにやってきました。前回堀った場所のさらに上の方での作業です。

ここは非常に勾配のあるところで、タケノコを掘るにも踏ん張りの体勢に気をつけないと、重力に逆らえず落ちて怪我をしてしまいます。

わたしと品川さんの若手(60代)は傾斜のひどいところでタケノコを掘り、トラックまでの集荷がしやすいように下へ下へと落としていきますが、傾斜があっても伐採している竹などに引っ掛かり往生します。大きく伸びたものは伐採作業の手間が増えるので切り落としていきます。

傾斜のあるタケノコ運びは非常に厳しいものがあります。前回もそうですが、ここのタケノコは大きなものが多く、斜面を滑りながらの集荷は非常に厳しいものがあります。

帰りのさいタラの若い芽を少しだけいただいて帰ります。

本日は80本ほど掘ってきました。短時間のうちに湯掻く必要があるので急いで支度をします。

頭とおしりを切り落とし水で泥を洗い流して、糠を入れ湯掻きリーダ大石さんが炊き込んでいきます。

大石さんとは後でわかったことですが、奥様が今は同じ南さつま市出身で、義娘さんは同じ会社で同郷であることから仲良くさせてもらった仲でもあります。私ととてもつながりが深い方でした。

湯掻き終わるのに2時間ほどあります。先ほどからすぐ近くでキジが「ケーン・ケーン」とわたしを誘っているので、首に双眼鏡とカメラをもってここの里山を散策します。

キジがいました。望遠レンズではないのでわかりづらいのですが、イソイソと麦畑の中に消えていきました。

すぐ隣のお宅で畑を耕しているお母さんがいたので、キジの話をお伺いさせていただきました。「去年はメスのキジもたくさん見たが、今年は眼にすることが少ないなぁ。」、「去年は子供を引き連れてここを散歩していましたよ。」、お母さまのキジに対する愛おしさを感じることができて、ほんわかと嬉しい気持ちになりました。

本日も3回炊かないといけません。あちこちから聞こえてくるキジの鳴き声を聞きながらゆっくり時は流れていきます。

アツアツの竹の皮をむいたタケノコは井戸水で冷やしていきます。今日は前回のタケノコが自宅にはまだ残っているので、友達の家2軒と息子の家に届けるので、5本も頂けば十分です。前回同様いろんなところからタケノコをもらいに来てくれます。喜んでもらって帰るので労苦を忘れさせてくれます。

最後のカマダキとなりました。午後4時過ぎそろそろお暇します。

今回のタケノコはエグミがなかなか取れず、最後の窯は火を落としてから一晩かけて冷やしてみるそうです。本日も心地よい疲れですが、タケノコを今から配達に出かけます。

めにひっ たけんこも あっがきた

毎日の タケノコ 飽きました。


★タケノコ掘り Part01

2019年04月21日 | 日記

わたしの近所にすなお君という中学生が住んでいます。名前の通り実に素直な少年です。小学生時代は釣りの仲間でもあり、釣りに関して色々教えていたのですが、中学生になり野球部に入り、なかなか話をする機会もありません。つい先日の朝、中学生が一人急ぎ足で学校へ向かっています。愚妻が「すなお君は歩いて学校へ行っていた。」と話していたので、そうだろうと思い車のスピードを緩めて確認すると、どうも違うようなのでそのまま走りました。すでにあたりには誰一人中学生は見当たらず、「あの子は遅刻だな。」と思うと、急いでいる姿がいじらしくもあり、車をUターンさせます。「乗っていかない。」というと「ありがとうございます。」と言って車に乗り込んできました。よくよく見るとすなお君です。この時代成長時期でもあり顔もお兄さんになっていて最初気づきませんでした。結果すなお君は始業にギリギリセーフだったことと思います。愚妻が、子供たちには学校や家庭でこういった場面では日頃から次のようなルールがあって、「知らない人に勝手についていかない。」、「車から声をかけられたときは車との距離を取って話す。」、もしそのようなことがあったら警察に通報されても致し方ないそうです。自分の時代にはだれかれとなく声をかけて自転車の後ろに乗り帰ってきました。御前のまさはる叔父さんがよく「じゅんは自転車に乗せると寝てしまって・・・・」とよく言われました。

先月木工作家品川さんの紹介で知り合いになった、波多江さんからタケノコ掘りお手伝いの連絡が入りました。

自宅から数分のところにある里山の自宅横にある炭焼き小屋にやってきました。すでに大石さんがタケノコを湯がくための準備をしています。

炭焼き小屋の横にベニシジミを見つけました。日当りのよい草原などに普通にみられる赤色系のシジミチョウです。ほかにもシジミチョウの仲間と思われがちですが、タテハチョウ科のジャノメチョウが素早い動きで飛びまわっています。

タケノコ掘りに出発です。本日メンバーは、リーダ波多江さん、大石さん、古藤さん、品川さん、私の5人です。

場所は波多江さん達が竹林整備をしている松国の山です。

山に入るとこのようにしていたるところからタケノコが生えています。ほおっておくと伐採していることが無駄になってしまうので、片っ端から掘っていきます。以前イノシシが7割で残りをいただくとブログで呟きましたが、田んぼに囲まれたちょっとした丘の為か、ここにはイノシシが来た形跡も見当たらず、せっかくなら食べてもらうと取る手間も省けて助かりますが・・・・なお、イノシシはタケノコを鼻で掘って下の部分だけかじり、上部分は捨てておくそうです・・・・タケノコは根っこに近い部分が美味しいのです。

タケノコ掘りはヤマイモほどではありませんが、根気と辛抱が必要です。きれいな取り方ができました。大きくて立派な美味しそうなタケノコです。

掘った後は山を保護するためのマナーとして穴をふさいでいきます。

日頃することのない斜面での力仕事に、すぐに息も上がります。

水が恋しくなって車に戻り自販機を探して走り回りました。冷たいジュースで体力回復です。

広い竹林です。ところどころへタケノコの集荷場所を作っていきます。

この集荷場所から軽トラックの場所に運ぶ作業が、これまた大変難儀な作業です。

帰りに美味しそうなタラノキを見つけました。まだ食べられないわけではありませんが、来年の楽しみにしておきましょう。

2台の軽トラで運ばれたタケノコは、頭と下の部分を藁切りカッターで切り落とします。

集荷したタケノコは100本余りです。切り落としも交替しないと疲れ切ってしまいます。

タケノコは掘り出してからすぐ湯掻いた方が美味しいそうです。すぐさまドラム缶のナベに糠とともに入れられます。

もう一台のトラックのタケノコも順番待ち状態です。

水から2時間ほどで湯掻きあがります。目安はリーダ波多江さんのタケノコの端を切り取り、エグミの塩梅とタケノコの硬さで決まります。皮ごと湯掻いているのですぐに皮を剥いでいきます。沸騰したタケノコの皮をむくのは大変です。アッーアッーと言いながら剥いていきます。

すぐさま美味しい冷たい地下水にさらしていきます。タケノコそのままではなかなか熱が下がらないので、半分に切って熱を逃がすように工夫します。

100本ほどのタケノコは、とてもじゃないが5人では処分も不可能です。たくさんの方に声掛けして、貰いに来てもらいます。わたしも欲張らずと思いますが、たくさんのタケノコを持って帰り、さし上げるのに苦労しました。だってここ糸島は竹林が多いので、タケノコなんて珍しくもありません。この季節だれかれとなく何処からかタケノコが飛びこんできます。

雑木林に戻そうと、竹林を少しずつ伐採していますが、この伐採で野山の木が育ってきています。当日撮影した画像で、生まれ変わろうとして頑張っている草木達を紹介します。

アオキ(青木)です。この実は赤くて意外ときれいです。見た目がコーヒーの木に少し似ているような気がします。

アオノクマタケランは常緑の多年草で、林の下など少し薄暗いところが好みのようです。ランと名前がついていますが、鹿児島の郷土菓子「さねん団子」の葉ゲットウ(さねん)やショウガの仲間です。

一番の日当たりがいいところには、若葉が赤く葉が柏に似ていることから命名されたアカメガシワ

イヌビワです、イチジクの野生種のような存在で、熟せば美味しくいただけます。なお、枇杷とは全く違う仲間です。田舎では「たっの木と言っていました。

クスノキの葉をクシャクシャにして匂いを嗅ぐと、ツーンとする樟脳の香りがします。この香りは防虫剤や、その効能として家具屋仏像の材料としても広く使われているそうです。また、鎮痛剤として用いられ、「薬の木」がクスノキの語源という説もあるようです。

新芽は天ぷらが美味しいタラノキです。

ツワブキは懐かしい母ちゃんを思い出します。

ヒサカキは田舎ではハナシバと呼ばれ、春になると独特の香りがします。墓参りのさいの供花の定番で、お店にもバケツに入れられたハナシバが売られていました。今は共同墓地となり自宅の仏壇以外では使われることもなくなりました。従兄の亡き鰻取りの名手三郎兄さんも、ハナシバを山から摘んできて生業の一つとしていました。

藤と言っても3種類があります主なる特徴は。まず一般的なフジは蔓が左巻きで花序は長く垂れ下がります。一方ヤマフジの蔓は右巻きで花序は短く全体として球状となります。もうひとつのナツフジは長く垂れ下がり花は淡黄色で蔓は左巻きで細くなっています。これは近くの藤の花がまさに満開近かったのでフジでしょうか。

ヤツデは代表的な陰樹で、午前中2時間程度しか日が当たらない日陰でも生育するそうです。小さいころはこの実でお手玉変わりとしたり、紙鉄砲ならぬヤツデの実で鉄砲をこしらえたり、投げっこしてもさほど痛くはないので、さかんに投げ合って遊んでいた記憶があります。

ヤブツバキは照葉樹林の代表的な樹木で、冬に5~7cmの深紅の花が開きます。花弁は5枚で基部が合着し、花弁は散らずにそのままの形で落ちる、なんとも散り際が潔い花です。この椿にはたくさんのメジロが蜜を求めてやってきますが、花を取って裏側から蜜をすすると独特な石鹸みたいな甘い味がしました。昔の我が家の裏側には大きな椿の木があり、花が落ちるころは掃除に大変だったことが思い出されます。

この木の葉はケヤキに似ていますが、葉が若干細いことと、近くの民家の入り口にムクノキの大木があったので(ムクノキと木工作家の品川さんが教えてくれました。)、ムクノキだと思います。成長が早く巨木が見られるで、その雄大な樹形から天然記念物や御神木とされることも多いそうです。

午後4時過ぎタケノコもすべて引き取ってもらい、タケノコ掘りは終了となります。面倒かけましたが、大石さんに家まで送ってもらいます。なお、本日20日のイサキ釣りは朝方まだ波が高いとのことで中止となり、おかげでタケノコ掘りで疲れた体も休めましたが、早速22日の月曜日にタケノコ掘りの手伝いの連絡がありました。明日は地域の総会で書記を頼まれ、その整理いかんでは行けるかどうかわかりませんが、疲れても体を動かすことの少ない昨今頑張ってみようかな。

こんころ そのっだんからのかえぃ はなしばをもった かあちゃんに だいでんかんでん よかはなしばやっなぁ

この時期 そのっだん(山の我が家の田んぼがある場所)からの帰り ハナシバ(ヒサカキ)をもった 母に だれもかれも よかハナシバですね。

※よかハナシバというのは、若葉があるということと、葉も多くふくらみもあり、姿かたちが整っていることが条件ではないかと思っています。


★2019年4月炭焼き窯の火入れ

2019年04月13日 | 日記

この季節は、新緑がとても綺麗で、その中で鳥たちは子育てに一生懸命です。近所にある道路側面のコンクリートには水はけの穴がたくさん空いていますが、ここはまさに鳥たちのマンションと化しています。

ムクドリ

スズメ

慌ただしさも一段落の4月8日、近所の波多江さんより炭焼き窯の火入れのお誘いがありました。今日はお手伝いもたくさんいて、タケノコ掘りと炭焼きの2班に分かれて行動することとなります。わたしは炭焼きのお手伝いです。

糸島で伐採された竹を、 竹林整備促進事業者に搬入すると、 現金買い取り価格に加えて1トンあたり3,000円の糸島市商工会商品券を交付する取り組み施策などを行い、里山保全や荒廃した竹林の整備を促進する取り組みをしています。

炭焼き窯の周辺にも以前伐採した竹がたくさんのストックがしています。まずは窯の下にその竹を並べてぃきます。

建設業者などから持ち込まれた炭と化す木を縦に敷き詰めていきます。逆さに並べていくのがよい炭を作るコツらしいのですが、狭い窯の中での作業は厳しいものがあります。

わたしも交代して中に入りますが、狭い中での半腰状態は非常に厳しく、休み休みの作業となります。

すぐ近くで「ケ-ン、ケ-ン」とキジの鳴き声がします。外に出て麦畑の方に目をやると、そこにはオスの美しいキジがいます・・・・慌てて麦畑の中に入っていきました。

次の木入れの休憩時間で、また「ケ-ン、ケ-ン」と、隣の田んぼに目をやると餌探しでしょうか、トコトコと歩いています。美しい鳥ですが、波多江さんが・・・・「雉も鳴かずば撃たれまい」。なんとも悲しい民話です。絵本動画でどうぞ https://www.youtube.com/watch?v=20qElqcnL-g

2時間ほどでしょうか。窯の中は木々でいっぱいになりました。

木酢液は、炭を作る際に出る煙に含まれた水蒸気を冷やして液体にしたものです。上部の三角錐の金物で煙を液体にします。

匂いは焚火をしたときのケムリのような匂いがしますが、病害虫が寄り付かず植物が健康になります。

有害物質が含まれているそうで、面倒でもろ過します。

木酢液のどの成分が、どう反応しているのかといった、具体的な研究結果はまだないそうですが、土壌に散布すると木酢液に含まれるさまざまな有機物が土壌中の微生物を活性化し、徐々に有機質が豊富な良い土に変化するそうです。

タケノコチームも帰ってきて、とれたてのタケノコをドラム缶で糠と一緒に煮込んで、アクとりの下処理をします。

タケノコは皮をむかないで、そのまま湯掻いていきます。

一方、炭焼き窯の方では入口の補修にとりかかりました。

一時間ほどでタケノコも湯掻き終わりです。

ぐつぐつと煮えたぎるタケノコを水で冷やします。

時間をおくと中が煮えて柔らかくなるとのことで、熱い竹の皮を剥いていきます。

炭焼きの方は窯の入り口を塞いでいきます。

コテを使って、かまつち(粘土)を塗っていくのは、そんな簡単なことではありません。

火を燃やす隙間を残して、火入れの準備が整いました。

祝詞(のりと)と般若心経はお詣りの最強アイテムだそうです。波多江さんが粛々と祝詞と般若心経を唱えます。

厳かにお祈りも終わり、いよいよ火入れです。

竹と杉の枯葉で勢いよく火が燃え始めました。

窯の火は入り口だけで燃え、奥は酸素がなく熱風いわゆる蒸し焼きで炭化していきます。それにしても炎は心を落ち着かせてくれます。やはり不思議な魔力を持っているやつです。

炭焼きの材料に、学校の校庭に生えていた樹齢百数十年のカイヅカイブキ(貝塚伊吹)がありました。これを花台にこしらえようともらってきました。大阪の「貝塚」で品種改良されたためカイヅカイブキと呼ばれているそうで、ヒノキ科ビャクシン属の小高木で匂いが良く幹が大変美しいです。これと貴重な木酢液もいただきました。もちろんタケノコもたくさん頂いてきました。ありがとうございました。

さっそくカイヅカイブキをもって、日曜大工の師匠中園さんの工房にやってきました。

高水圧の機械で頑固な幹皮もきれいに取れました。後は手で磨いて塗装します。なお、この厚さと大きさは見事な花台となります。

むかいは すんを つこっこっが わっぜあったたっどん こんごろは りょうていと ばーべきゅー そいとあんちゃんとひろしの うなっやっ

昔は 炭を つかうことが たくさんありましたが いまは 料亭とバーベキュー それと兄ちゃんと幼馴染の宏志の うなぎ焼き


★目まぐるしい多忙な日々でした Part02 老化による物忘れ

2019年04月10日 | 日記

実家の裏が竹山で、この時期食卓には毎日のようにタケノコの煮つけが並んでいました。子供のころは大嫌いなものでしたが、この年になると香りも歯ごたえも大好きになりました。ここ糸島二丈には竹山がたくさんあって、いろんな方のところからタケノコがやってきます。写真は55年も前でしょうか母ちゃんとあんちゃん、左側が裏山の竹林です。

本日は久しぶりの恵みの雨で、近隣の山は雨後の筍(うごのたけのこ)状態で、先日は近日中にとタケノコ掘りのお誘いがありました。また楽しみです。写真は一昨日8日ドラム缶で、あく抜きのための糠炊きです。今は里までイノシシが溢れ、7割がたはイノシシの餌、そのおこぼれをいただいているような状態だそうです。

年齢を重ねると、脳の老化によって誰もが物忘れをしやすくなるそうですが、加齢に伴う物忘れは認知症とは大きく違うそうです。もちろんネット情報ですが、加齢による普通の物忘れとは、例えば「うっかり時間を忘れてしまう」・「印鑑をどこにしまったか忘れて探している」などで、一方認知症は「約束したこと自体を覚えていない」・「印鑑をしまったことを忘れる」といった、”そのこと自体”を覚えていられないことだそうです。今回のブログは加齢による物忘れをいくつかお楽しみください。まずはわたしの28日の「きらら風呂の会」当日です。

「きらら風呂の会」当日、いつものようにお風呂からあがってからの宴会のため、午後5時過ぎ急いでロッカーに服を脱いで体を洗いサウナに直行です。勿論お風呂前の体重計の確認は怠りません。メタボ気味のわたしには、上がった時の700g程体重が落ちているのが楽しみなんです。まやかしの減量だとはもちろん承知していますが・・・・いつものように、サウナ~水風呂を3回繰り返した後、午後6時40分すでに下の食堂では宴会が始まっていると思われますが、急いでお風呂を出ようとしました。ロッカーのキーがないことに気が付きました。どこに置いたのか全く記憶にありません。常連の方がサウナ室から・・・・ここにキーがあるよ・・・・ありがとうございます。全く疑わずキー番号のロッカーを開けると・・・・見たことのない高級感の漂う?パンツがあります。なんで私のロッカーに・・・・・パニックです。

冷静になり、違う方のロッカーキーだと理解しました。このロッカーキーをもって再びお風呂の中へ行き、「○○番のロッカーの方いらっしゃいませんか?」、平日のこの時間失礼ですがほとんどの方が老歳(ろうさい)です。自分がどのロッカー番号に入れたか覚えていないし、キーを持っていることで、特にそのようなロッカー番号なと記憶にとどめる必要もありません。たぶん私の持っているロッカーキーの方が私のロッカーだろうと推理しました。お風呂の従業員の方がいらしたので、鍵のかかったロッカーを開けてもらうようにお願いしました。「どこにいれましたか?」と言われるので、不確かな記憶をたどりここです・・・・タイミングよくお風呂から上がってきた方が、私の指定したロッカーを無造作に開けました・・・・案の定私のロッカーではありません。毎回使用ロッカーの位置はほとんど決まってはいるものの、入れた出来事が前回・前々回?全く自信を無くしてしまいます。わたしのロッカーキーを持っている方を待つしかないか・・・・そんなことを考えているとお風呂場の中から「キーが見つかりましたよ」の声が・・・・洗い場に落ちていたとか・・・・たくさんの方にご迷惑をしてしまいました。ではこのキーの人は・・・・私と同じようにキーを持っていないことすら気づかない方がいるのです。キーを従業員の方へお願いして宴会の場へ急ぎます。ロッカーはどうでもいいことですが・・・・ここ139番でした。

既に私以外は全員そろって、私の物忘れの出来事ロッカーキーの話題でおおいに花が咲いています。まだ若いくせにと・・・・

日頃から私を可愛がってくれるKさんが、大きな声でこの前の物忘れの話を・・・・・少し長文になりますが・・・・4-5日前のその日は地域の飲み会があり、かなり酔っぱらった状態でお孫さん連れて、いつものようにお風呂へ来たそうです。近所の自宅へ帰り早めの就寝で朝を迎えます。と・・・・入れ歯がないことに気が付きました。この文を書きながらも笑いを抑えきれませんが・・・・間違いない・・・・「きららの温泉」だと思い朝の掃除が始まる午前6時前急いで駆けつけました。Kさんは誰もが認める「きららの温泉」一番のお客様です。入れ歯は誰かが持って帰ることがないので間違いなくここにあるだろうと・・・・従業員の方たちに言って、汚いであろう排水溝の中まで探してもらいましたが・・・・見つかりません。裏側をシルバーにしていたらしく15万円もの高額な入れ歯だそうです。あきらめきれないKさん、家じゅうを探しますが見つかりません。はてはお風呂に一緒に行った4歳の孫が隠してるに違いないと電話します。4歳の子にどうしてそんな知恵がありましょうか・・・・

あーあっ15万円が・・・・とあきらめていた数日前、生い茂った庭の草取りをしようとしゃがみ込んだら、なんとそこに探し求めていた入れ歯が・・・・Kさん曰く、自分にはあまり懐いていない飼い猫が悪戯したのではと・・・・んな訳がない・・・・

「きらら風呂の会」月例会は、毎回転げまわるほどの笑いとともに解散となります。

しよっちゅは のまんたっどん もしとか あつまいかたごあした

酒は 飲まなくても 楽しい 会でした。