朝夕ようやくしのぎやすくなり、欅の枯葉の竹ぼうきでの掃き掃除が大変な季節となりました。また、庭を彩る花が少ない夏から秋は、スミレに似た小さな可憐花をつけるトレニアが、玄関前の階段下から自然に芽吹いて咲いています。
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色彩の乏しくなる秋から冬の季節に咲くオキザリスが今年も芽を出し始めました。日が当たると微笑むように花が開き、雨や曇りの日は機嫌を損ねたように閉じる品種です。古いものは我が家へやってきてから5年以上になります。
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昨日釣りの帰りに偶然駐車している足元に、4つ葉のクローバーを見つけました。カタバミはオキザリスの仲間でハート型の3枚を合わせた形をしていますが、同じような葉を持つシロツメクサは全くの別物で外来種です。4つ葉のクローバーを見付けられた者には幸運が訪れるという伝説があり、恋する乙女の願懸けに使われたりしていますが、この釣行が一緒だった小野原君曰く「3つ葉が4つ葉になるのは、人に踏まれるなどして傷がついてしまうと4枚になるそうです。」と言っていましたが、乙女心を察するにそれではだめだと調べとみると、やはり突然変異もあるそうです。やはり幸運というものは神様と近いものでなければなりません。
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久々夜イカ釣りからおよそ一か月ぶりの魚釣りです。今日は釣友の藤井さんの船(人が乗船している真ん中の船)でターゲットはヒラメです。
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全米オープンで優勝し、いまや時の人「大坂なおみ」さんのキャッチネット?2本がいつの間にか増えています。後で船長に聞いたところ「錦織仕様?」だそうですが・・・・
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今日も期待一杯での出船です。
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曇りがちの最高の日和となりました。二丈岳麓の大入港からの出船です。
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貴重な石積みの波止ですが、今やブームのエギンガー(水イカ:アオリイカを釣る人)でいっぱいです。ほとんどのイカは1年で一生を終えるので、時期からして新子のコロッケサイズのイカで、初心(うぶ)なためにいたらすぐに釣れてしまいます。ある程度大きくなる11月まで待ってもらうといいのですが・・・・
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本日のヒラメの餌は現地調達のアジゴなのですが、港の中のアジゴには目もくれず芥屋に向かいます。海の上空には大河ドラマ「西郷どん」のタイトルや鳴き声として、頻繁に登場する「ミサゴ」の雄姿がみえます。
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近くで同じようにアジゴ釣りをしている漁船が、撒き餌をすると嫌うとの理由で、撒き餌なしで狙いますが、なかなか本命が釣れません。
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漁船は十分アジゴを調達したのか、沖のヒラメポイントに向かっていきました。撒き餌を使うと一度の投入でサビキには3匹4匹と釣れてきます。わたしたちも十分確保したので釣り場に向かいます。
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漁場は十数分のところに存在している人工漁礁の根回りです。自然漁礁と違ってこの水没させた人工の建造物は根も荒く、油断しているとすぐ根掛かりしてしまいます。本命のヒラメのあたりはなく、釣れてくるのはアコウ(キジハタ)ばかりです。しかし、わたしの釣ったこの魚は50Cm1.5Kgの超大物です。半端ない力で根に潜られましたが、何とか引き放せました。アコウは60Cmまでに育つとありますが、50Cmオーバーが釣れるのはすごく稀なのです。
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アコウは夏場のトラフグと称される超のつく高級魚です。都会では値段の想像がつかないほどレアな種類になります。鮮度の良さとか、その時の豊漁不漁や需要供給に、値段は大きく左右されますが、基本的にはサイズで決まるようです。都会での価格でしょうが、ネット情報だと1Kgまでのサイズなら、Kg単価は3,000円~5,000円ほどの値段です。味も大きい方が美味しいため1Kg~サイズなら、Kg単価は7,000円以上になります。小さい魚としきりに謙遜の小野原君です。
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アコウは雌性先熟(しせいせんじゅく)という性転換をおこない、子孫を残していきます。 アコウの場合は最初メスとして生活し、全長約40cmになるとオスに転換するそうです。なお、全長40㎝になるには10年前後かかると言われています。したがって藤井さんの釣ったこの魚も雄となります。
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キジハタは、造り・煮付けで食べても美味しいですが、アラからは最高のダシが出ますので鍋料理にも適します。身はややピンク色をした白身で、刺身ではさっぱりと食べられますが、熱を通すと「ボンッ」と跳ね返る弾力があり、旨みもしっかりあります。夏のトラフグと言われる所以です。本日4匹目のアコウです。
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この季節アコウには「イカリムシ」という寄生虫がついている魚も多くいます。どうも浅瀬のアコウには特に多いように思いますが、本日釣れた50Cmクラスのアコウにもいくつかついています。慎重に引き抜くときれいに取れますが、人が食べても害はなく、見た目が気持ち悪いのできれいに抜いて持って帰ります。この海の魚の寄生虫で釣り人に身近な種類として、
アニサキス:身や内臓の中から2~3cmほどの白く半透明の寄生虫で胃壁や腸壁に刺入して食中毒(アニサキス症)を引き起こします。
タイノエ:口内に寄生している節足動物で、マダイに多く寄生していることからこのように呼ばれています。釣ったタイの口の中を覗きこむと目が合う生物として有名ですが、これがついていると天然の証です。
サヨリヤドリムシ:ほとんどのサヨリの鰓に棲み着いていますが、無害で簡単に手でとれます。
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釣れた雑魚を貰おうと「ウミネコ」が寄ってきました。わずかな褐色の羽からたぶん若鳥と思いますが、釣り船の近くにいると捨てる雑魚をもらえることを学習しているのでしょう。釣り餌の弱ったアジゴを投げてやると頭から一飲みです。何匹かあげると満足したのか飛び去って行きました。
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朝の曇りからすっかり秋の晴天になりました。相変わらずヒラメのあたりもなく、潮どまりとなり、そろそろ帰港します。
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本命は1匹もなく満足いく釣りとはなりませんでしたが、午後2時片付けです。
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いつしかウネリも出てきました。
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あたりが少ないこともあり、たくさんの餌アジゴが残っています。前の生簀にもまだたくさんのアジゴがあるので、みんなでこれらも持ち帰ります。
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近場のため、十数分で帰れる距離です。
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ホームの港に到着しました。
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本日の釣果はアコウ9匹とアジゴ多数でした。
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わたしは最初に釣りあげた大物を含め3匹とアジゴを貰ってきました。この船の釣果は全員で平等に配分します。
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アコウは煮つけと刺身にしました。これを長男と次男の家族3家族でいただきます。
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アジゴは40匹以上あるでしょうか。「アジの南蛮漬け」ように捌きましたが・・・・
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孫たちはフライが食べたいと言うのであの小さなアジゴを3枚におろし、骨も2度上げして骨せんべいになるようにしました。よく切れるアジ切り包丁と捌きの腕がないとこうはできないでしょうが・・・・あいかわらず自惚れ屋の平家人(前回ブログをご覧ください)か・・・・フライは孫たちには大好評でした。
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「ひらめんよおを ついけいたどん すじあらばっけで ごろいと やっせんやらんじゃった」
ヒラメを 釣りに行きましたが アコウ(すじあらは鹿児島での別名)ばっかりで まったく だめでした。