ベニスに死すを見てから一週間くらいたったでしょうか
あれからネットでいろんな方の感想を読んだりしています
中には、良さがわからなかった、おじさんが少年を追い回すなんて気持ち悪い、
なんていう感想もありました
私が同意したのは、若さと老化との対比、完全なる美への思い、
…かな
確かに台詞も少ないし、よくわからない描写(白塗りメイクなど)もありますが、
少年の体勢(体の動きなども)ひとつとってみても、監督に細かく指導されたんだろうな、と推測できる場面が多々あり、
それがとても雰囲気があっていいなと思うのです
少年役のビョルン・アンドレセンは、この映画の公開後、なにかと苦い思いをしたようですが(世界で一番美しい少年というドキュメンタリーを見るとよくわかります)
それを差し引いても、これは素晴らしい映画だな、と思うのです
私はアスペルガーがあるので、映画などの理解が難しい的なことを書かれたりするのですが、
この映画は???はてなとなるところが少なかったというかなかったと思います
ヴィスコンティ監督にありがとうと言いたい気分です
自分でいいように解釈できる映画であるとも思います
不気味なシーンもありますが、全体的に美しく、特に海辺のシーンは特筆ものです
感想を見ていると、若い頃よりも年を取ったときに見た方が良さが分かった、という感想も多々ありまして…
この映画、おすすめです‼️昔の名作を見たいな、と思っている方がいらしたら、
是非に見ていただきたいです
少年を話しかけもしないで追いかけたくなる主人公の気持ちがよく分かる、そんな映画です‼️