予約していたプレマに向かった。OBとサン、エリを乗せて快適に東名を走る。予約は青島は岩倉がしたと思っており、岩倉は青島がしたと思っていたが、どちらもしていないことがわかり、途中で電話をかける。が、何度かけてもお話中で通じない。1時間半も進んだところでやっと通じた。案の定、今日は診察予約がいっぱいで取れなかった。
急遽、相手の迷惑も考えずサンが気にしている子のお宅にお邪魔させていただくことにした。同じ日には同じことが起きる。何度電話しても通じない。今日は訓練士さんが見えて都合の悪い日とおっしゃっていたことを思い出したが、夕方ちょっとだけでも会わせてもらえば、プレマ動物病院の理恵子先生に話を聞いてもらい、ずいぶん落ち着いたサンだが、また変わるのではないか?と期待して、エリン舎でOBとエリを下ろし、大阪へ向かった。
サンは落ち着かない様子で、外の景色を見ている。4時間はかかるのだから寝ていって欲しいと思うが、何かを期待するようにそわそわと外を見ている。
サンが気にしているB.J君のお宅は、耳鼻科を開業している。おっとりとして愛情深い奥様に包容力のあるご主人様。美人コンテストで優勝しそうな医学部6年生のお嬢様の3人のご家族。家族を必死で守ろうとするマルチーズちゃんと遠慮がちな黒ラブのナビちゃんもいる。馳さんのマージちゃんと同じ出身であるバーニーズのバズちゃんもいた。バズちゃんが癌で虹の橋に渡ってしまった後、バズちゃんのご実家からのご紹介で、サンの子B.Jちゃんを家族にしていただいた。B.Jママは、着信履歴を見て弊社に何度も電話を入れてくださっていた。
サンは、B.J君と会うとちょっと匂いを嗅いだ後、階段がわんこたちの足に悪いかもしれないと言う配慮で設置されている外のエレベーターに躊躇わずB.J君と乗った。2階に着くとB.J君が、過ごしている広いお部屋の隅から隅まで確かめるように匂いを嗅ぎまわり、他のお宅に行ってもキチンとしているサンが、まるで弊社にいるような態度で仰向けになり愛想を振り撒いたのには驚いた。「サンちゃん、B.Jを気にしてくれてありがとう。大切に育てるからね。」とB.Jママに言われてわかったというように穏やかな顔になっていた。サンは、遊ぼうとするB.J君に「私は、心配できたのよ。あなたとは遊ばないの」と言うようにう~う~と怒った。突然の訪問に関わらず、大歓迎をしていただき恐縮した。お会いしていると幸せな気分になるB.Jママと話が弾み楽しい幸せな時を過ごさせていただいた。
帰りの車でサンは、安心したようにぐっすりと寝っていた。
ありがとうございましたm(__)m