バーニーズ物語☆エリン舎

バーニーズブリーダーとして、今年の8月で27年。
健康でバランスのとれたバーニーズを世の中に

11月9日(水)

2005年11月09日 23時51分36秒 | 日々のわんこ

プレマに行く前は、サンは1m以内に他の子達が来ると激しく吠えていたが、昨日ずうずうしくB.J君のお宅にお邪魔してから、より落ち着いたサンに戻り、以前のように回りの子達の世話をし始めた。
 理恵子先生によると「エリン舎にいる子達は、みんなサンちゃんに相談して楽になっている」そうだ。いろいろと言いたいことがあるらしい。望みはかなえてあげたいと思う愚かなブリーダーなので、羽尾先生ご家族で2~3泊舘山寺温泉に泊まり、みんなの話を聞いて頂けないかとお聞きしたら「それも楽しそう~」とおっしゃって頂いた。来年のエリン舎夏の集まりにしようと勝手に決めている。
サンの状態を心配してくれていた友人に話すと「誰もが不満ばかりだったらどうするんだよ。全部かなえてやれるのか?」と聞かれた。
 わんこたちに訴えられてもどうしようもないことはたくさんあるという話を思い出した。飼い主さん(独身の男性)が、シーズの男の子を可愛がっていて、どうしてもその子の子供が欲しくなり、お嫁さんを迎えた。子供を1頭手元に残し、1人+3頭の家族になった。お嫁さんの食が細く、時々攻撃的になるために相談に見えた。お嫁さんは、飼い主さんにべったりで自分やわが子に振り向かない旦那に対して怒っていたし、非常に寂しがっていた。旦那の方の話を別の日に聞くと飼い主さんだけいればよく、お嫁さんも子供も要らなかったし、今もいらないと思っているため振り向く気持ちはないと言う。このような状態では、けっして妊娠しないので、不可解に思い、飼い主さんに聞くと交配はできず、人工授精を何度も行い、やっと妊娠したと言う話だった。もう1度お嫁さんに旦那の気持ちを話すと「我慢していくしかない」と言ったそうだ。悲しい話である。
エリン舎の子達が、みんな解決できない問題を抱えたらどうしよう?と思うが、聞いてもらうだけでも違うし、彼らは楽になると思い込んでいる。
時々幽霊は見えるのに話はできない。理恵子先生のような能力が欲しい~!