エリン舎新聞のご感想をメールで頂く。どんなことでも反応を頂けるのは、大変ありがたく、嬉しい。多くの方が虹の橋に渡ってしまった子の悲しみを乗り越えている。
モネちゃん家族はどうしているのだろう。気になっていても連絡するのは、躊躇ってしまう。下記のようなメールをいただけるのを楽しみにして待つことにしている。要は気が小さいだけ…
『さて、昨日、エリン舎新聞が届きました。
私も虹の橋を渡って行った、そして手をちゃんと振った経験を去年と今年で2回しました。去年虹の橋を渡って行ったのは6歳4ヶ月のフェレットでした。本当は今でも思い出すと泣けてしまいます。この子は突然下半身麻痺がおきてトイレまで長い体をズって歩くようになりました。毎日点滴を打ってもらいましたが、排泄も調節が出来なくなり、だんだんとご飯を食べなくなってしまいました。毎日居間で寝起きを共にしていましたが20日ほどで私の腕の中で眠るように逝ってしまいました。この子は6年の間本当に寄り添って生きてきましたのであまりに突然でずっと立ち直れず、泣いていました。そんなある日、近くの甥っ子が遊びに来たんです。ジャックにお花をあげるんだって言って。そして陽の当たるあたたかいところで何ともなく過ごしていましたら、お菓子の箱に耳をつけて「何か聞こえるよ」って言うんです。「何してるの?」と聞くと「僕、ジャックに電話したんだ」って。「何だって?」と聞くと「ちゃんと天国に着いたって。みんなと仲良く走ってるって。走れるようになってよかったね。」って言うんです。泣いてちゃいけないって思いました。ジャックはちゃんと心の中にいつでもいるって思いました。何気ない優しい甥っ子にとても感謝しています。
今年虹の橋を渡って行ったのは17歳のMIX犬でした。もう年ですからいつどうなってもおかしくないと覚悟はしていました。冬の間中、夜は家に入れていましたが、おそそはしちゃうし大変でしたけど、一度もしかりませんでした。そのうちだんだんご飯を食べなくなってしまい寝たきりになってしまいました。仕事で日中いてあげられない分帰ったらずっと膝の上に頭を乗せて話をしていました。そんなときは狭い玄関に3才のフェレットとチワワも一緒。みんなで仲良く過ごしました。私の考えで延命治療はしませんでした。内臓が強かったせいか、食べなくなってから1ヶ月近くがんばりました。休みの日には陽の当たるところで体位を変えてあげながら一緒に過ごし、体を拭いてあげたりうれしそうな表情を見るのが好きでした。彼女にも私は随分と幸せをもらって生きてきましたので悔いのないように、痛みのないように見続けようと思っていましたから、彼女が虹の橋をわたってしまったときにはちゃんと手を振ることが出来ましたよ。もちろん淋しくて悲しくてしょうがありませんでしたけど。でも彼女も私が仕事でいない間淋しかったことを思うと申し訳ない気持ちでした。それでもその間は会議も友達からのお誘いも全部断ってまっしぐらに帰りましたけど。
チワワのさくらは今でも「あっぴぃどこに行ったのかな?」って言うと外の小屋を見に走っていってじっと見ていますよ。さくらの中では「またどっかに遊びに行っちゃった」って感じなのかしら。老犬の割りに力のある犬で、何度も鎖が切れて一人でお散歩に行っちゃってましたから。昨年の夏くらいから外に出ると帰ってこられなくなっていました。ずっと探していたら保健所にいたこともあって・・・
本当に愛しているからこそ突然の死は立ち直れないほど悲しいことですが、あっぴぃのように全力で見てあげられたという思いは心からの愛情をお互いが共有できる期間がありましたので静かに迎えられるものでしたよ。
動物を飼っている場合は一生を共にすることですから必ず覚悟していなければならないんでしょうと思います。』