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秋冬の楽しみのひとつは読書。
最近読んだ本をまとめて
* 吉田修一 『さよなら渓谷』
著者の公式サイトの著作一覧チャートでは読後感の重い方に分類されています。
映画になった『悪人』と近い感じでしょうか
隣人がある事件の容疑者になったことをきっかけに
ひっそりと暮らしていた主人公の2人の過去がだんだんあらわに・・・
* 東野圭吾 『容疑者Xの献身』
こちらも映画化され話題でしたが 遅ればせながらやっと読めました
連作短編集『探偵ガリレオ』にも出てくる 刑事と、もと同級生の
理学部助教授が出てくる長編です。文藝春秋公式HP
はずみで自分を追いかけてきた元夫を殺してしまう女性と
完全犯罪に仕立て 彼女を守ろうとする隣人である数学教師
それを解き明かしていく『ガリレオ』
最初から犯人はわかっているのに
思いつかないトリックで最後まで謎が解けないので
一気に読んでしまいます
隣人の数学教師は映画ではこの方でしたが
ちょっとイメージが違うような・・・・
生真面目そうで、数学が得意で 何を考えているのかわからなくて
必死に助けてあげようとしているのに好意を持ってはもらえない
なんとなくこの方かなと思ったのですが、
執筆中に作者ご本人は、むしろこの方を謎を解いていくガリレオ助教授に
イメージしていたそうです へぇ~
* 池井戸 潤 『MIST』
自殺なのか?他殺なのか?小さな集落で連続しておこる事件は
過去に東京で起きた連続事件と関わりのあるものだった
これも一気に読めます。
Amazonの書評レビューなどではあまりいい評価をされていないようですが
ハラハラしておもしろかったですよ。
* 池井戸 潤 『民王』
演説原稿の漢字が読めない首相、酔っ払って会見に臨んでしまった大臣
それがもしある陰謀によるもので、頭の中身が入れ替わってしまって
いるのだとしたら・・・・??
そんなバカな(笑)と笑いながら読めますが
実はけっこう笑い事じゃない
池井戸 潤さんの本は『空とぶタイヤ』が初めてで、その硬派で実直な感じが
いつも読んでいて気持ちがよいです。
実はこの方が同窓生だそうです
くやしかったり、思うようにならなかったり
あったなぁこういうこと・・とふと懐かしくなるような
今思えばみっともないような、でも必死だった頃を思い出す短編集です
どの主人公の気持ちにも思い当たることがあって
特に絵を描く大学生が主人公の一話目が心に残りました
誰にも話していないはずの気持ち、どうしてこの人はわかって
きちんと文章にしてくれるんだろう
辻村 深月さんの本を読むと いつもそんな気持ちになるのです
* 桜庭 一樹 『ファミリーポートレイト』
桜庭さんの本は数冊読みましたが どれもアンモラルな部分があるので
そこがいい、と言う人とそこが嫌 という人に極端に分かれるんじゃないかと
思います。
文体も新井素子さんを思わせるような少し舌足らずな感じがあって
気になりつつも時々読んでみる、まだ好きか嫌いか判断できない作家さんです
* 平野啓一郎 『滴り落ちる時計たちの波紋』
「三島由紀夫の再来といえる神童」 23歳で芥川賞を受賞した当時
言われていたということは全然知らなくて
最近 新聞の対談記事や雑誌のコラムで興味をもって
図書館にあった一冊を借りてみたのですが
・・・・・難しすぎて全部読めませんでした
いろいろな実験的手法で書かれた短編集で、その一遍一遍には
それぞれ明確な意図があるそうですが
(文藝春秋 自著を語るの記事はこちら) 語る文章もやっぱり私には難しすぎる
中で印象的だったのは、真ん中の一行に鏡を立てたように
前から読んでも後ろから読んでも同じという一遍でした
すっかり長くなってしまいました。
次回読書日記はまたいつか
御神渡りは出来たでしょうか→「凍結する諏訪湖」
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オステリア白樺の味をご自宅で
今 いろいろ心を整理したくて^^;本を読みあさっているところ。
オステリアママが紹介してくれた
ミストと光待つ場所へを2冊 買ってこようと思います。
ミストは前に買おうと思って悩んでた本なんだよ(笑)やっぱりおもしろいのね。
東野圭吾さんの本・・これもよかったでしょぅ。へえ?佐野史郎さんがガリレオ福山さんの役になるかもしれなかったと知っておもしろかった。
容疑者Xの献身・・の数学者役もこの人のイメージは確かにあるかもしれませんね。堤真一さんは素敵過ぎるよ(笑)この人に想われたら 嬉しいよね(笑)
たくさんの本の紹介 すごく参考になったよ。本はそれぞれ趣味があるけど 自分で見つけ出せないときもある
いろんな本を読んで 自分の心に近いものが見つけられたら・・いいよね。
オステリアママ、そうそう私の最近のおすすめは・・松浦弥太郎さんのエッセイ。どれも素敵な言葉がいっぱいです。いつか 出会えたら読んでみてね。
文章も書けないし大好きな本も読めないけれど・・・
本の世界に入れるひとときが
自分を救ってくれるときもありますよね^^
松浦弥太郎さん・・・調べてみました♪ありがとう
へぇぇ・・暮らしの手帳編集長さんなんだ、
読んでみたいな~としっかりメモしました(笑)
なんだかね、自分より年下の作家さんが
当たり前になってきて
なぜか焦るこの頃です。
他にも
koumamaさんにおすすめしてみたい本があるのだけど
でもまだ自分が読んでいない本なので
もう少し待ってくださいね
その中で 辻村 深月『光待つ場所へ』
辻村さんの作品は いつも 心に残るんですよね
読んだ後に本の表紙を見ると また違って見えるんですよね
池井戸 潤『民王』今度読んでみます
オステリアmamaさんすごいです。。。
いつも尊敬してしまいます。
それに比べわたしなんて、、、暇なくせにまったくお寂しい読書量で。
辻村 深月 『光待つ場所へ』。
面白そうですね。読んでみます~。
いつも参考にさせていただいています^^
図書館にあるかどうか、が
まず第一ハードルなので(笑)
すぐに読めないものも多いのですが
次に読みたいもののストックにたくさんメモしてあるんです。
辻村深月さんのこの本は、『スロウハイツの神様』とリンクしているお話もありましたね。
もう一度スロウハイツを読み返したくなりました。
読んだ本のストックが出来るまで
記事をUPしないだけです(笑)
ilovesfさんのブログの『時間がない』記事とか
跳び箱を飛ぶ理由とか、
すごくうなずきながら読ませていただいているんですけども
下手なコメントをすると
素敵な記事を台無しにしないかと
ついつい黙って帰ってきてしまうのです・・・
読書はけっこう現実逃避なところがあるので
忙しい方が進んだりしますよね^^