自信満々でスタートして宝石の営業の仕事。
究極の営業プログラムがあれば、上手くいくこと間違いなし。プログラム内で語られている佐藤学長の宝石営業の体験を紐解けば、売上は上がるはず。こう思っていました。
しかし、実際には私は全く売れませんでした。
ここの宝石の販売会社の営業のやり方は非常に独特でした。
数十年前から宝石の職域販売をしていた会社、すなわち職場の出入り許可をもらって、職場で昼休みの時間帯などで宝石の展示会をやって、そこの女性社員を中心に宝石を販売する手法でやってきた会社なのですが、いつの頃か個人情報保護やコンプライアンスの規制が厳しくなり、職場の出入りが認められなくなった。
会社存続のために販売手法の転換をしなければならなくなり、かつて職域販売で購入頂いたお客様のアフターサービスを切り口に宝石を販売するというルートセールスに舵を切ったのです。
具体的には、かつての職域販売の顧客リストに1件1件電話をして、お客様の「真珠の糸替え交換」や「宝石のクリーニング」の無料でさせて頂くということを名目に、ご自宅に訪問して宝石を販売しに行くのです。
販売する宝石と、真珠の糸替えの工具と宝石の洗浄機をキャスターに詰めてゴロゴロ引きながら、東京の西部地方や、埼玉の北部地方のお客様に出向くのです。
営業の仕事に自信はあったものの、この販売の手法に私は全く適合することができなかったのです。
続きます。
ありがとうございました。