On the Corner

めぐりあいつむぎつづれおる日々を生きていく中で感じたことを

十四漂流めを終えて

2009-12-20 13:06:50 | 2009A Description of Drifting of 15years


今まで数多くの宴会(=ライブ)に参加してきましたが、
まちがいなく今回が最大級の、「ハモる圧力団体、大忘年会」。

下がりかけていた体温が、急上昇。
久しぶりに背中を伝う汗を感じました。
この5年で、ゴスのライブは私の生活になくてはならないものになったよ。

「一筋の軌跡」、代々木の第一体育館が「ひとつになるのさ」の会場の声。
残響の余韻をしっかり受け止めて「ゴスペラーズスペシャルクワイヤー!」と
てっちゃんからコールされた客席1万人。
1万人のうちのひとりだったとしても、気持ちは「特別なひとり」の集合体。


19日の歌唱MVPは酒井さんで異議なし!!

どこまでものびやかで、しなやかで、変化も強さがあって。
「The Ruler」の「I take」における悶絶ポイントを、お隣のテツマニ嬢も
わかってくれたのは何よりでございます(笑)

「Slow Luv」にみなぎる迫力も、「Body Calling」の甘やかさも、
「残照」のせつなさも。
ああ、そうだ。「♪弱さの分を涙にする」
弱さを掌にみて、頬を伝う涙を覆い、かざす手。

何より「讃歌」。歌いだしから、息をのむくらいに圧倒されてしまったよ。
呆然としながらも、でもひとつひとつの言葉をぎゅっぎゅっとかみしめながら。

ステージビジョンの下にまで設けられたサイドステージで
スポットを浴びながらぽんぽんと客席に向かいご機嫌に飛び跳ね手を振る
酒井さん(前半衣装ではまさに指名手配中のルパン状態)にも、
このお祭りを、存分に楽しんでいるのがびしびし伝わってきたのでした。

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花道へのロングウォークをものともせず、のユタカさん。
さすがだ。「冬のユタカ」ではNちゃんが震え続けてました。
ちなみにNちゃんは、あなたのことを「やっさん」と呼びます。

ブルーライトで照らし出された…ホントにちゃんと解説してたんだ…
な、「いとこの陽ちゃん」。
いやいや、最初の3曲くらいまではすごく緊張していたというご本人、
今まで見たなかで一番、穏やかでいい笑顔をしていた気がします。

15年前の、12月19日。原宿ルイードでのデビューライブ後の
「顔がよくない」「歌もそんなに」「マネジメントする会社の手があがらなかった」
といった、関係者からのコメントや態度に、
「村上はさっき茶化して言ってましたけど、ホント悔しかったんですよ」と
言った黒ぽん。
それを、挨拶の場で振り返るあなたは、やっぱりてっちゃんになくては
ならない人なんだと、心から思いました。

てっちゃんの最後の挨拶、ちょっと言葉が詰まって
「・・・みんなありがとう!」と笑った顔にぐっときた。


「真ん中で歌おうか」と5人が花道を歩いて、センターで「Promise」。
シンプルに、スポットだけが当たる中で、5人の歌声だけ。

15年前は、顔も名前もわかる30人を前にしたライブからスタートした5人が
目の前にあるちょっと負荷のかかる坂道をこつこつ15年間歩み続けて
いまや1万人を相手にしている。
なんだかもうわけがわからないくらいに、「おつかれ!ありがとう!」と感無量です。

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そしてMVPのもうひとつの理由。


なりきりとなった「愛の歌」、酒井さんがステージドリンクを飲んでからはけるのを
目にしたものの、大はしゃぎで「LALALA~聴かせて~♪」を歌っていたの。
(ちなみに、黒ぽんとのじゃんけんには負けました)


…しばらく戻ってきてないね。
「LALALA~聴かせて~♪」


…まだ戻らない。
「LALALA~聴かせて~♪」


…なんで?
「LALALA~聴かせて~♪」


そのうち、「ずっと聴かせて」「五人の歌を」に歌詩変更指示。

五人・・・
あきらかにステージには四人・・・


…もしや…

毛穴しめて!と言われた瞬間、鳴り響いた、あのイントロ。


ぎゃああああああ!!!!!


こんなアニバーサリーですから、ひょっとしてひょっとするんじゃないかなと
はかなーく、うっすーらと思ってはいたんですよ。

が。
実際初めて目にした「Mr.LOVE MACHINE」は想像以上の破壊力。

「Body Calling」で北山さんとのロックオン対決に勝った私が(勝ち負けじゃないっての)、

正視できない。


どこにいるのか?見上げたステージ上、突然金色のみのむしのようにふわーっと
現れたその姿・・・

飛んでる…こわい…

スーパー歌舞伎か、帝劇のタッキーか、のような宙吊り、
マスク(=サングラス)に、肩に留めた金色のマントをばっさーっとなびかせ。


はああああああ。ほんものだー。


呆然と崩れ落ちてるあいだに、手振りも何もできず。

宙吊りの留め具を、スタッフさんに手伝ってもらいながら自分ではずしたり、
またつけるんだ!な姿には、若干人間らしさがにじみ出ていたものの。


空へと去っていく姿には、口が開いたままふさがらず。

あいつ5年ぶりに出てきたぜ!とてっちゃん。
私にとっちゃ、本日がラブマシーン様お初にお目通り致しますだったもので
ええ、もう。お目にかかれてよかったっっ


アウトロでの、今までステージできらきら威嚇していた姿がビジョンを占有する様は
さながら「パチンコCR・LOVE MACHINE」です。いやー、笑った。

このビジョン、今日のスタンド席から観られるかなぁ。


今日も拍手、歓声、足踏み、奇声、すべてを捧げるよ!

しかし、あんな装置があるとなると本当にラストまで無事を祈ります。


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