On the Corner

めぐりあいつむぎつづれおる日々を生きていく中で感じたことを

思いがけず泣けた

2022-03-01 22:00:00 | Takarazuka
一度でもいいから観たい…!と思っていた月組。
れいこちゃん、うみちゃんのお披露目公演、貸切公演を観られました。

東京宝塚劇場の入り口、恒例のお雛様も飾られていて。
リニューアルされて、階段向かって左にあったグランドピアノが右へ移動。
公演掲示が左に入れ替えになったのですね。




座席もリニューアル。
今回は大好き21列めの上手から。
シート、丸みがあり、背中がきちんとつく感じがして座り心地よかった。
前のめり防止もあるのかな。




実は映画を観たことがなくて、まったくさらの状態で観たのですが
「こんなに泣くと思わなかった」と友人たちが声をそろえて言っていたのに納得。

触れられないことがわかったとき、それでもこの世に残っていくと決めた美雪に
差し出す健司の地味なハンカチーフ…手をつなぐための。
間接的でも心がつながっているように見えたその瞬間に、不意にぼろっと泣けました。

そのあとの人生、いつまでも年をとらない彼女と共に年を重ねていき、
最期のその瞬間まで一緒にいて、そして最期の最後で愛する人に触れる。
そして彼女は消え、彼の人生も終わる。
なんてストイックな夢物語なんだろうか。

れこうみの持つ雰囲気にぴったりだった。
そして相変わらず月組の表情豊かな、層の厚いお芝居。
るうさんも、佳城葵ちゃんも、間合いが大好きです。
モノクロ映像から、色鮮やかな舞台に変わる瞬間も美しくて。
美雪の見た世界を追体験した気持ち。
小柳先生、素敵な作品をありがとう!

もう私にはハンサムガイの残像が焼き付いて仕方ない。
私も俊藤のように、晴れ渡る青空のように広い心でいたい。
どんなにキザでも、嫌みにならない、スター性。
おかしみも、じーんとくる台詞の数々も、ちなっちゃん、お見事でした。
長い脚を活かしすぎ、あんなディレクターズチェアの座り方はないわ。素敵すぎるわ。
・・・写真ほしい・・・アマビエのように持ち歩きたい。


そして、ショーの「Full Swing!」
舞台のセット写真を撮ろうと待ち構えていたら、暗転スタートで
慌てて携帯オフ。

緞帳上がって、大きな赤い輪。
お披露目公演にはサンライズ的なものが付きものなんだろうか!

前回のドリチェもなんですが、月組のショーは、一場面が長い気がする。
お芝居要素がふんだんというか、じっくり観入ってしまう。

今回、びっくりしたというか、わわわ、すごいなと改めて思ったのが
ありちゃん。
もちろん首席だしね、身体能力の高さはいわずもがな、だったのですが。
声量が上がっていたように思えました。
それだけで、堂々とみえて、龍のシーン(天紫ちゃんがせりあがってきてびっくりした)
ド迫力でした。いやもうすごいぞ、あの組体操ぶり!!
星組に行ってしまうの惜しい。

ジャズに乗せて、華やかで。あっという間の1時間弱。
層が厚い・・・とショーでも思いました。
フィナーレのデュエットダンス×3組のフォーメーションも美しかった。
彩みちるちゃんに、ぱっと目がいくのは、やはり雪組で見慣れていたからかもしれない。
キュート、という言葉がぴったり。かわいかったなあ…

なんとなく、ほんとにイメージなだけなんですが、
れいこちゃんは美しさに注目しがちで、お芝居のひとのように思っていたのですが
センターでばしっと踊る姿を観て、あらためてジェンヌさんの凄さに
ひれ伏したのでした。

白いダブルのストライプスーツ、カタギじゃない感を醸し出すの、素敵だったわ。
一杯食わされてしまってアデューと後ろ手に去っていく姿も。

お披露目公演、どうか無事に最後まで東京も出来ますように!!


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