日本でも子供の行方不明者が増えているそうです。
「行方不明」とは、災害、事故その他の事情でその人物の居場所・行き先・消息・安否などが不明になっている状態を指す、とあります。
つまり、生死が確認されていない状態でいなくなってしまった、という状態を指します。
日本では年間の「行方不明者」の数は全国で8~9万人と横ばいで、10歳から60台までではどの年代でも減少傾向、但し70台以上と9歳以下で増加しています。
特に、9歳以下の子供の行方不明者が実は2010年頃から急激に増加傾向です。
You Tubeに統計をわかりやすく動画にしたものがあります。
これによると、2006年と2019年とでは9歳以下の子供の行方不明者は794人(2006年)から1253人(2019年)と+459人(157%)と増加しています。
2011年3月11日に発生した「東日本大震災」による被害は2019年時点で、警察の発表によれば、死者は1万5897人、行方不明者2533人と発表 されており、発見された遺体の身元判明率は9年間で99.9%となっていますので、この大震災で行方不明者に数えられている9歳以下の子供の数によって増加したというをわけではなさそうです。
では2010年から急に増加したことは何が原因なのでしょうか。
引用元の動画:
9歳以下の子供が行方不明となる場合、最も考えられることは、「連れ去り」つまり誘拐です。
9歳以下の子供だと、車に乗せられてしまえば抵抗が少なく、連れ去りは容易だからです。
大変悲惨なニュースなのですが、例えば以下のようなニュースを目にします。
シリア難民の臓器売買の実態をBBCが報じています。
この14年くらいで日本では急激に9歳以下の子供の行方不明者が増加したのは何故なのでしょうか。
2006年から2019年までの14年間で、日本を取り巻く環境の何が変化したのがをみてみると、
■「観光立国」などと謳って、外国人の訪日客を増やし始めた
麻生内閣の頃の2006年、観光を21世紀の日本の政策の柱とする「観光立国推進基本法」が成立。観光立国推進基本法は2007年から施行され、2008年に観光庁が発足。
これによって、2010年頃からどんどん訪日外国人がそれ以前より増えています。日本の9歳以下の子供の行方不明者が増えた時期と一致しています。