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「空飛ぶ自動車」の話題

2020-12-31 00:04:00 | 科学
トヨタ・デンソーが開発中の「空飛ぶ自動車」は有人テストに成功


以下は12月18日付の「日経XTECH」の記事からの引用で「空飛ぶ自動車」の話題です。


トヨタ自動車と、愛知県刈谷市を本拠に置く自動車部品メーカー デンソーが、電動の垂直離着陸(eVTOL)機の実現に向けて加速中なのだそうです。

 
Vertical Take-Off and Landing aircraft, VTOL機とは、全く滑走しないで垂直方向に離着陸する航空機のことで、飛行船や気球などを除く固定翼機をVTOLとする考え方が一般的で、動力が電動のものをeVTOLと呼ぶそうです。


eVTOL機は、手軽に乗り降りできることから「空飛ぶ自動車」と呼ばれる。


例えば米軍輸送機V-22「オスプレイ」などもこれにカテゴライズされるそうです。なんだか「オスプレイ」ではイメージが悪いのですが・・


V-22「オスプレイ」


V-22「オスプレイ」は2012年以降のV-107(CH-46)の退役後を担う輸送機体で、ヘリコプターの垂直離着陸能力を持ちながら長距離飛行移動が可能で、速度約2倍、航続距離約5.6倍、行動半径4倍、輸送兵員数2倍、飛行高度約3.5倍といった具合に、物資積載量約3倍などの性能を活用して国内外の被災地救助の物資輸送に役立っている、などと解説されています。


「オスプレイ」は日本でも陸上自衛隊が運用開始するために千葉県の木更津駐屯地で飛行訓練を開始しているという報道がありました。「今後運用をしていく中で、ノウハウの蓄積によって日本独自の装備が徐々に増えていくことになり、運用実績が増えれば増えるほど、他の航空機などと同様、個々の軍ごとに要求する能力が異なって行き、同じ機体でも装備に差が出て様々な派生型、タイプの違いが出て来ることなどが予想される」のだとか。


「オスプレイ」は沖縄での墜落事故などもあり、国内での導入が不安視されていましたが、日本のメーカーが独自の技術で安全性で進化したeVTOL機を世に送り出せれば、自然災害の多い国内でのニーズなどからは国産のeVTOL輸送機がいずれは登場し、自衛隊運用の「オスプレイ」にいずれはとって代わることもと期待出来ます。


■トヨタとデンソーが開発中の「空飛ぶ自動車」が実証実験へ
トヨタはeVTOL機の実用化に向けて人材募集を開始しており、デンソーは開発中の機向けモーターの成果を披露。


トヨタ自動車は「空飛ぶクルマ」の特許を既に出願済みで、例えば「空陸両用乗物」がある。本体の重心側(中央部)に大型の「浮揚ファン」と、その前後左右に「姿勢制御ファン」を備えるらしい。(出所:公開番号「特開2017-185866」)


将来トヨタが静岡県裾野市に建設を計画するスマートシティー「Woven City」(ウーブン・シティ)において、eVTOL機の実証を行う可能性も出てきているそうです。


■一方、米国の「空飛ぶタクシー」事業はトヨタ出資企業へ売却か?
配車サービス最大手の米Uber Technologies(ウーバーテクノロジーズ)が、「空飛ぶタクシー(空のライドシェア)」の研究開発部門の売却に向けて交渉中だと米メディアの「Axios」が2020年12月2日(現地時間)に報じています。


Axiosによれば、売却の交渉相手は米国の新興企業Joby Aviationで、12月下旬に正式に発表する可能性があるとされていましたが、12月末現在まだ発表されていないようです。


Jobyは「空飛ぶクルマ」と呼ばれる電動の垂直離着陸(eVTOL)機のメーカーで、Uberが23年に開始を目指していた空の移動サービス「Uber Air」の機体開発パートナーで、20年1月にトヨタ自動車から400億円を超える出資を得たことで注目を集めたそうです。


■ドイツ企業はeVTOL機開発を加速中
「空飛ぶクルマ」の製造施設を3倍にして、ドイツ気鋭の新興企業が製品化に舵を切ったと報じられています。

eVTOL機を手掛けるドイツの新興企業リリウム(Lilium)は、同機の量産に向けて、製造施設を新設に乗り出しており、その規模を現状の約3倍に拡大するそうです。

同社は、既に100億円以上を調達し、商用の空のモビリティーサービスに向けた5人乗りの機体「Lilium Jet」を開発済みで、50社以上あると言われるeVTOL機を手掛ける新興企業の中にあって「先頭集団」なのだとか。

リリウムはeVTOL機を利用した商用サービスを2025年に開始することを目標に掲げているそうです。


ドイツのリリウム社のeVTOL機

引用元:




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