アメリカ鉄鋼大手クリーブランド・クリフスのCEOが、USスチール買収をめぐって激しい日本批判を展開している。
クリフスのゴンカルベスCEOは会見で「日本は中国より悪い」と述べ、「日本が中国にダンピングや過剰生産の方法を教えた」と主張した。さらに、第二次世界大戦を引き合いに出し、「日本は1945年から何も学んでいない」とも発言した。日本の大手メディアやロイター通信、米CNBCなど、複数メディアが報じた。
一方で、日本製鉄はこれらの発言に対して「偏った固定観念」だと反論している。日本製鉄は、クリフスがこれまでも日本製鉄より低い金額で買収を進めようとしてきたとして、「日本製鉄の計画の範囲と規模に匹敵し得ない」と対抗姿勢を示した。
【続きはこちら】
USスチール買収で火花 クリフスCEOの日本批判が波紋
USスチールはクリーブランド・クリフスのゴンカルベスCEOの発言に対して「アメリカの重要な同盟国である日本の人々に対する言葉による攻撃に非常に失望している」とコメントしている。
【関連記事】
50%を超えるシェア バイデン政権が貿易調査で中国の不公正な造船業支配を指摘
2000年の約5%だった世界造船市場における中国のシェアは2023年には50%以上に激増! バイデン政権の調査で、中国が不公正な手段で造船業を支配していると結論。次期トランプ政権の政策にも影響を与える見通し。
日本製鉄のUSスチール買収計画 米政府委員会が計画放棄期限を6月まで延長
日本製鉄による米国のUSスチール買収計画に新展開があった。日本製鉄とUSスチールは2025年1月12日、バイデン米大統領が出した買収禁止命令で30日以内とされていた計画放棄の期限について、対米外国投資委員会(CFIUS)が6月18日まで延長を認めたと発表した。
米マクドナルド DEI の取り組み一部終了 「法環境の変化」を受け
マクドナルドをはじめとする米企業が、最高裁判決を受けて多様性政策を見直す中、DEI施策の縮小や廃止が相次ぐ。企業の多様性推進の行方とは?
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます