紅衛兵は集団ヒステリーだったのか? (Photo by JEAN VINCENT / AFP) (Photo by JEAN VINCENT/AFP via Getty Images)
「文革」被害者の手記が明かす40年前の逃亡劇 深紅の大地を離れた若い夫婦の物語
こうして、丘を越え、丘を越え、明るい空の方向に進み、疲れと空腹でへとへとになっていた。 地図の示した海辺に着いたとき、崖であることに気づいて唖然とした! 崖の下は海路でマカオへ続いていた。
ドキドキする心臓を抑えながら、崖の端に偶然、竹の棒を見つけた。 歓迎の潮風が劉さんたちを幸せな気分にさせた。 もちろん、これが冒険の始まりだった。
5月4日、11年間ガンを患っていた、香港に逃れた知青(文化大革命時期都市部から農村部へと移住して働いた青年たち)、劉仙平(本名劉国軒)さんはアメリカ・ニューヨークで亡くなり、77年の壮絶な人生に幕が下ろした。過去の動乱を振り返れば、この「人生の闘士」はまさに時代の流れに翻弄されてきたのであり、彼の人生経験は時代の縮図のようで、過去は煙のように消え去ることはないだろう。
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