2024年は史上稀に見る選挙イヤーだ。(kai/ PIXTA)
今年は世界的に見て重要な選挙が目白押しだ。
世界の主要国が運命の岐路に立ち、諸国民は「親米・親中」の究極の選択を迫られる。
果たして、日本はどのような影響を受けるのだろうか。
- 台湾総統選の死角
今年は世界的に見て重要な選挙が目白押しだ。主だったものを挙げると、まず1月に台湾総統選があり◇2月にインドネシア大統領選◇3月にロシア大統領選◇4月に韓国国会議員選とウクライナ大統領選◇6月に欧州議会選挙◇9月に自民党総裁選◇そして11月に米国大統領選である。これ以外にも時期は未確定ながら年内に行われる可能性がある衆議院総選挙と英国下院総選挙がある。
まず台湾総統選だが、有力候補者は与党、民進党の頼清徳、野党第1党の侯友宜、野党民衆党の柯文哲の3人である。現在のところ与党、頼清徳が優勢と見られているが、確定した訳ではない。
もし頼清徳が勝利すれば、蔡英文政権の親米路線を引き継ぐと考えられるが、実は同時に行われる国会(立法院)議員総選挙では、野党が優勢と見られており、ここで野党が過半数を占めれば、頼清徳政権は少数与党となってレームダック化が避けられない。
国会は予算案の審議権を有するから、親中派が多数を握れば、米国から高額な兵器を購入できなくなり、中国の台湾侵攻を利するような状況が生まれることが危惧されよう。
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