香港では今月10日、地方議会に当たる「区議会の議員選挙」が行われた。前回圧勝した民主派は1人も立候補できず、候補者が親中派一色となった。イメージ画像、2019年6月、香港で200万人もの市民が参加する大規模な反政府デモが起きた。6月12日、香港市民は抗議者を武力鎮圧した警察当局に対して「痛心疾首(痛恨の極み)」と書かれた大きな幕を掲げた。(Anthony Kwan/Getty Images)
香港では今月10日、選挙制度の変更後初めてとなる、地方議会に当たる「区議会の議員選挙」が行われた。
投票率は、27.54%と過去最低を記録。2019年11月に行われた前回の同選挙は、過去最高の71.2%であったので、今回はその半分にも満たなかったことになる。
従来、この区議会議員選挙は「香港で最も民意を反映しやすい選挙」とも言われてきた。
しかし、これほど投票率が低ければ選挙の正当性が疑問視され、また政府の面子にも関わるため、香港当局は「これは民主的な選挙である」とアピールすることに、選挙後の今、必死になっている。
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