えつお日記

作曲家 川崎絵都夫ホームページ連動の日記です! 演劇や合唱・邦楽器のための作品を中心にした仕事日記や日々の雑感です。

「昂」アレンジ

2006年08月24日 | 雑感
…と言っても谷村新司では無くて……邦楽アンサンブルの10月11日の演奏会のための「民謡メドレー」の編曲ですが…。
オープニングを華やかに飾るメドレーということで、選曲は各地の大漁節をいくつかつなげて盛り上げようという魂胆。まずは「民謡集」を何冊か見て候補曲のリストアップ、CDを聴いて確認等々。ほぼ曲が決まり、ピアノ譜によるアレンジが始まったところで、作業は目前の締めきりの仕事に移ることに。9月5~6日に再開出来るとベストかな~。

出雲のお国(前進座)

2006年08月22日 | 演劇
9月と07年の2月の地方公演と07年1月の前進座劇場でのお正月公演に向けていくつかの音楽の直しが必要で、前進座まで打ち合わせに行く。

自前の劇場だけあって、劇場の舞台での振付けの稽古中に伺いました。一番肝心のラストシーンの振付け稽古を見ながらの打ち合わせは非常にわかりやすく、演出の鈴木さんと僕の意見がほぼ一致しました。他にも数カ所の直しも出ました。9月20日の飯田の地方公演初日を睨んで早めに直しをしなければならないので、他の仕事も含めてこれから9月初旬までギリギリの作業です。(いつもそんなんですね)

写真は吉祥寺駅から裏道を通って劇場に行く途中、井の頭通りに出る所で見かけた看板。ちょっとスゴい。(手前左は「でたらめ」では無くて「出たら、メッ!」ということですね)


ゆれる車の音

2006年08月20日 | 演劇
演劇としては大変珍しい朝の9:30から、文学座「ゆれる車の音」の音楽打ち合わせがありました。終了後稽古を見学し、音楽のコンセプトの摺り合わせなど。

テキ屋のお話しだけあって資料もこんな感じ…
 

稽古開始前のストレッチが何故かラジオ体操第1、第2…


3場の1シーン


角野卓三さんギター弾き語りのシーン(こちらから見せているのは歌詞カード)


こういうようなことが書かれています(個人的には最後の「キャー」が好き)

(写真の掲載は文学座制作部の許可を得ています)

家族旅行3

2006年08月17日 | 雑感
午前中はピアノ練習(妻と娘)や曲のスケッチ(私)、宿題(息子)などで過ごしてから昼もだいぶ過ぎて出発。地元のソバ屋さんで遅めの昼食後関越高速に入るが、いくつかの事故や大雨による道路冠水などで渋滞…さらにガソリン給油で大行列、食事を大混雑のSAで取ったりしているとアっと言う間に夜。19時~の松本克巳さんのリサイタルに全然間に合わず…

写真は昼食をとったソバ屋さん。入り口の不思議な看板と、中の様子。

 

家族旅行2

2006年08月16日 | 雑感
雨が降ったり止んだり、だがそもそも家族は「何にもしないでのんびりしたい」ということだったので特に問題無しの1日。ピアノを弾く人、宿題をやる人、作曲のスケッチをとる私…等々。
音楽室にグランドとアップライト、リビング(食堂)にアップライト、と3台ピアノがあるのでとても助かる。
写真はリビングの一画の風景


呑気布袋・稽古&打ち合わせ

2006年08月14日 | 邦楽
夕方から、11月の日本音楽集団の演奏会曲「呑気布袋(のんきほてい)」の稽古に行きました。狂言の善竹十郎さん、テノールの森一夫さんに、一部分立ち稽古をして頂き、音楽(既に出来ている部分及びこれから作る部分のアイデア)との摺り合わせをしました。

狂言独特のセリフ回しや動きに、テノール歌手の森さんがとても器用に受け応えされ、非常に面白い味のある舞台になりそうです。ここに東芝フィルハーモニー合唱団と琵琶の上原まりさんも入って来られるのですが、更に広がりが出てスケールの大きな楽しめる舞台になる予感がします。

仕事場に戻ると文学座9月公演の「ゆれるクルマの音」の完成稿が届いていました。初日1ヵ月前です…

学生邦楽フェスティバルその2

2006年08月12日 | 邦楽
学生の演奏会は29組が出場し、大変バラエティに富んだ選曲でとても楽しかったです。全てのグループに講評を書きました。(後ほど各グループに配布されるそうです)その中で僕の新作も演奏してもらいました。講師の先生方も参加されて盛り上がりました!
終了後の「表彰」は順位を争うものでは無く、各グループの自己申告による賞も含めた励みになる趣向でした。

交流会はすごい熱気で、各先生方や楽器屋さんなどからの贈呈CDなどをめぐって「ジャンケン」による骨肉の争いが繰り広げられました。解散後に新幹線の時間まで少し空いたので、会場の「新風館」をウロついていると、なごりを惜しんでいる(?)グループがあり御一緒させてもらいました。
今回のイベントは大変盛り上がり、6年前に参加した時と比べても、全体の運営、学生の演奏レベル、講師の方の人数、などが更にパワーアップしていたように思いました。主催の伊藤和子さん初めスタッフの方々、講師の先生方、参加者のみなさん、お疲れ様でした。

写真上から~学生の演奏会の1コーナー/審査の先生・奥から島田重弘先生、菊央雄司先生、藤原道山先生/審査員紹介で後ろを向いた参加者!/交流会の「ジャンケン大会」

  
 

全国学生邦楽フェスティバル

2006年08月11日 | 邦楽
京都での「第12回全国学生邦楽フェスティバル」に行きました。委嘱三曲大合奏曲『寿詞雲(よごとぐも・全4楽章)』の講習(11日)と学生演奏会(12日)での同曲演奏の指揮と全体の審査をしました。

今回は全国40校から250名の参加者があり、その内の106名が委嘱曲の講習を受講しました。委嘱曲は「パート練習だとよくわからないけど、全体合奏をすると感動する曲」になりました。(ホント)初心者でも弾けるように箏2は押し手無し、尺八はメリカリはほとんど無し、など限られた条件で書きましたが、参加者によっていろんな楽章を気に入ってもらえたようで良かったです。

夜の邦楽観賞会は、二十五絃箏・野坂操壽、三味線・横山佳代子、尺八・藤原道山、の御三人による古典、現代曲のコンサート。『八重衣』の各奏者の自作カデンツァ入りはとても面白い趣向でした。音階や和音の選び方によってはやや違和感を感じる瞬間もありましたが、スリリングな演奏でした。終演後の楽屋で「こういうのも最近よくあるんですよ」と道山さん。

演奏会のロビーでは、このイベントに僕が呼んでもらうきっかけを作って下さった尺八の石川利光さん、石川さんとグループを組まれている尺八の岡田道明さん、以前「創作詩吟」のお仕事で御一緒させて頂いた箏の飛山百合子さんなど、多くのお知り合いの方と久しぶりにお会い出来ました。

写真は講習風景(第一部の楽器別講習)
上から~十七絃箏(指導・中川佳代子先生)/尺八(指導・藤原道山先生)/三絃(指導・菊聖公一先生)/箏(指導・池上眞吾先生と菊央雄司先生)

   

新潟ジュニア邦楽教室定演

2006年08月05日 | 邦楽
新潟ジュニア邦楽教室の定期演奏会のリハーサルに来ています。
今回は僕の「子どもの四季」の初演と「越後の子ども唄」の三演もあります。

この合奏団は全国でも珍しい公立ホール所属の「子どもの邦楽合奏団」で、現在小学2年生~高校1年生までの26人が在籍しています。
近年急速にレベルアップしている合奏団で、年内には新潟大学の特別授業や、県内新設のホールに招かれての客演が控えています。

写真は、新潟市音楽文化会館での「花見小袖」のリハーサル風景です。指揮は鯨岡徹先生。


ゆれるクルマの音

2006年08月01日 | 演劇
午前中は娘のピアノ発表会へ。ベートーベンのソナタの緩徐楽章のみという危険な(?)選択だが、良く保たせていたように思う。午後作曲のスケッチをして、夜は文学座9月公演「ゆれるクルマの音」の顔合せ&読み稽古へ。
まだ台本が最後まで完成していなかったけれど、読み合わせはしばしば笑いが起き、ラストへ向けての展開が待ち遠しい感じでした。
文学座「ゆれるクルマの音」

写真説明…文学座の隣のビルが解体されていて一瞬ビックリ。元旅館だったという稽古場『もりや』が素通しで見えました。この『もりや』は来年立て替えられるそうです。