えつお日記

作曲家 川崎絵都夫ホームページ連動の日記です! 演劇や合唱・邦楽器のための作品を中心にした仕事日記や日々の雑感です。

仕事覚え書き

2006年09月26日 | 雑感
最近の仕事…邦楽アレンジ、邦楽作曲スケッチ、作曲レッスン

…このうち、アレンジは完成が締めきりギリギリになってしまい、夜中(午前3:00)に郵便局本局へクルマで行き、演奏者の方々に発送。3:30のトラックに間に合いました。そうしたら何と隣の区へは、その日の午後には着いたそうです。郵便(速達)も以前よりパワーアップしていました。

これからの仕事…市民ミュージカル直し&カラオケ作成、邦楽曲作曲(続き)、『呑気布袋』のスコアリング…の3件が「超・急ぎ」。その後はいくつかの委嘱作品、邦楽アレンジなど。来年の演劇の仕事も依頼があり、資料を読もうかな、と。(これはゆっくりでも時間はたっぷりですが)

CDや楽譜の発送、JASRACへの作品届け提出、などの事務作業もだいぶ滞っています。ホームページで試聴できる曲もちゃんとしないと、とずっと思っているものの…(ブログでいちいち報告していないでサッサと作業すればいいんですよね…
…9月中旬にいくつか重なっていた演劇関係の仕事が一段落したらちょっと気が抜けて、ここ3日ほど仕事のペースがガクっと落ちてしまいました。散髪や水泳で何とか持ち直したことだし、涼しくなって過ごし易くなって来たので、また気合いを入れて…

「出雲の阿国」

2006年09月18日 | 演劇
出雲の阿国の舞台通し稽古へ。
直しをした音楽のサイズ、曲調、出し方(これは音響さんの担当ですが)、唄の唄い方、などの最終チェックをしました。唄もたくさんあり、踊りのシーンと芝居とのメリハリもとても面白く、充実の舞台です。20日から地方巡演ですが、2007年1月3日~10日までは東京・吉祥寺の前進座劇場公演もあります。

写真は稽古風景

日本音楽集団「呑気布袋」練習&京楽座

2006年09月17日 | 邦楽
「呑気布袋」の3、4、6、大詰の各段の練習立ち会い。
琵琶の上原まりさんが久しぶりに練習にいらっしゃって、上原さんの登場場面を中心に。

新しいソロの唄やBGMスケッチを持っていき、初見で唄って頂いたり場面に音楽を合わせて流してみたり。
サイズや曲調の微調整を確認。実際に合わせてみると非常にわかりやすい。練習の回数もたくさん取って頂き、素晴らしい舞台になる予感。
伝統的な「様式美」と新しい創作のバランスがとても面白いです。

終了後、新富町の劇団京楽座の稽古場で「中西和久のエノケン」の10月地方公演用の音楽稽古の後半に立ち会う。
呑気布袋の練習後に「これから新富町なので今日はこれで」と言ったら、善竹十郎さんが「お、粋な所に行くんですね」
いつも、駅と稽古場の往復だけでしたがなるほど、料亭などが多く芸者さんなども行き交う町なんですね~。全然気がつかなかった。

京楽座は、強力助っ人のサックス得意(プロ!)の隈本さんがリードして下さる感じが出来ていて、バンド演奏シーンのクォリティーが80パーセントアップ!(当社比)

写真は「呑気布袋」の稽古場風景(撮影・仙堂新太郎さん)

前進座「出雲の阿国」舞台稽古

2006年09月16日 | 演劇
20日からの全国巡演に向けて、音楽の直しをしている前進座の「出雲の阿国」の舞台稽古。(吉祥寺の前進座劇場)

初演で気になったところや、演出の鈴木龍男さんや振り付けの吾妻寛穂さんからの要望を受けて直した部分の確認や、各部分のサイズや曲調、唄のチェックなど。
やはり多目的の大ホールでの公演より音響は良い感じ。
2時間半を超える上演時間で、大河ドラマを見終わったようなボリューム感は充実感があります。

写真は稽古風景

文学座「ゆれる車の音」初日

2006年09月14日 | 演劇
初日の客席は評論家や記者、劇団関係のご招待が多く固い雰囲気の場合が多い、というのが定説ですが、今日は全然違いました。
こちらが思ってもいなかったところでの笑いやどよめきに驚きました。
超満員のお客さんに楽しんで頂けたようで何よりでした。

終演後、軽く打ち上げ。鵜山さん、中島さん、角野さんやキャストの皆さんとお話ししてから帰宅。

写真は、開演前に家族で入った新宿新南口改札口前のアメリカンスタイルのカフェレストランにて、パフェを奪い合う家族の骨肉の争い。

ゆれる車の音ゲネプロ

2006年09月13日 | 演劇
文学座公演「ゆれる車の音」のゲネプロに行きました。新宿紀伊国屋サザンシアターで午後と夜の2回ゲネプロでした。これは、ただ面白おかしいというのとは違う「喜劇」です。脚本の中島さんは「人情喜劇の作家」と言われているようですが、商業演劇系ともまたひと味違った「問題作」(?)かも…結構重量級の芝居だと思います。
音楽は、期せずして、そういう空気を少しやわらげる役割になっています。

新宿に向かう途中、池袋のトイレ入り口(わかりやすくて可愛い)


ちょっとわかりにくいですが、ビルの4階分の高さの巨大パンケーキ


ゲネプロ風景(小さめ画像です)

「呑気布袋」合唱練習

2006年09月09日 | 邦楽
日本音楽集団11月定演の「呑気布袋」の合唱部分の練習に行きました。合唱は「東芝フィルハ-モニ-合唱団」の方々に御協力頂いています。

練習は浜松町の東芝本社内食堂(ものすごく広い)にて行なわれました。実際に歌って頂きながら、台本や物語の流れなども説明させて頂きました。合唱のみで盛り上がる部分、テノール独唱(森一夫さん)との共演部分、謡とのからみも少しあり、など楽しい舞台になりそうです。

(左から)ピアノ伴奏・牧口さん(お顔が見えませんね、すみません)、テノール・森一夫さん、共同作曲者のお一人・福嶋さん、そして東芝フィル合唱団の皆さん

『ゆれる車の音』録音

2006年09月04日 | 演劇
文学座9月公演「ゆれる車の音」の音楽録音がありました。

九州のテキ屋さん達の話しということで、クルマで町から町へと移動していくイメージは「カントリーミュージック」
…でも、それだけではアメリカのロードムービーみたいなので、『和風』テイストを加え、更にシーンに沿った妙な音作り…ということで「ブルーグラス」のスタイルを基本に、時に尺八、篠笛、三味線、シンセの篳篥!(ひちりき)などが加わる『不思議テイスト』の音楽に。
普段ライブハウスやスタジオで活躍しているミュージシャンの方々のノリノリの演奏で、それはそれは楽しい音楽になりました!

スタジオに向かう「ゆれるクルマ」の中から秋の空


録音中のスタジオ…右からスチールギターの尾崎さん、ギターの長谷川さん、ウッドベースの河井さん、右奥のブースに尺八&篠笛の竹井さん、三味線の太田さん(見えませんね。すみません)


左からフィドル(バイオリン)の岸本さん、バンジョーの田代さん(写真は地味に見えますがスタジオは楽しい音で溢れていました)


録音を終えて出て来たところにある教会(録音スタジオは「アバコスタジオ」で、ここはアバコブライダルホールの付帯施設です)


高校生の時に、放課後ほんの短期間でしたが、友人とカントリーミュージックごっこ(?)で遊んだのを思いだしました。僕はフィドル担当でした。友人に薦められて最初に買ったカントリー系のレコードは「レスターフラットライブwithビルモンロー」でした。いや懐かしい~

今日は午前中から午後早めの時間まで夜の録音の準備をして、その後、前進座の「出雲の阿国」の音楽直しの作業。夕方からシンセなどを運び出して録音。いつものような忙しさではあるけれども、昨日と同じく実際に音にしてもらうと疲れも吹っ飛びます。

呑気布袋・稽古

2006年09月03日 | 邦楽
夕方から、日本音楽集団11月公演「呑気布袋」の稽古立ち会いに笹塚へ。
琵琶の上原まりさん、狂言の善竹十郎さん、テノールの森一夫さん、演出の近藤久也さん、演出助手の姫田大さん、脚本の荘奈美さん、プロデュースの西川浩平さん。
台本がまた変更があり、音楽に関わるところも含め細かく芝居を見せて頂きながら、打ち合わせ。
テノールソロの部分はほぼ暗譜して頂いていました。明るく朗々と歌い上げる、とても楽しいシーンになりそうです。
いくつかの仕事が重なり、ギリギリの作業が続いていますが(そればっかり?)実際に音にして頂くとやはり嬉しいものです。お客さん方にも、古典の雰囲気と今風の楽しさの融合で大いに楽しんで頂ける手応えがありました。
上原さんは所用で帰られたので、他の皆さんと一緒に軽く食事のあと、仕事場に戻って明日の録音の準備。

信濃町

2006年09月01日 | 演劇
文学座「ゆれる車の音」の通し稽古に行き、音楽打ち合わせもしました。
初めての通しだったそうですが全体の様子が良くわかりました。
これはなかなか重量級の芝居では?

写真は帰りの信濃町駅からの夕景。