みーばぁ整体室より: 体の謎とバトルの日々

みーばぁ整体室の現場では、病気や痛みや体の謎を解きつつ施術が進みます。謎が解けると施術も上手くいく。それが楽しいの。

S君 ④ : S君の聴覚変化 に伴う 黄褐色の耳垂れ(耳漏)とは

2019-08-28 | 筋ジストロフィー 難病

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You tube の子供の歌に合わせて踊るS君(8/8)









S君のバア(祖母)が来室したので(8/22) 、
バアから届いたショートメッセージを中心に、その後のS君の変化の様子をお聞きしました。
なお、バアからのショートメッセージ(8/9)は次のようなものです。
  「こんばんは。夜遅くすみません。
   昨日はありがとうございました。
   S、凄いです。
   ガラガラうがいが、初めて出来ました!
   ママが言ったことを、繰り返し言えるようになっています。
   随分、変わってきてます。
   ありがとうございます」


***「ガラガラうがいが、初めて出来ました!」について**********

「今までS君は、うがいが出来なかったのですか?」と尋ねると、
「そうなんですよ。コップに水を入れて、ガラガラ、ペッ、と吐き出すことを教えて、Sも真似をするんですが、ペッと吐き出すとき、水が口の中から出ないんです。・・・きっと、水を呑んじゃってるんですね。水を吐き出すことが出来なかったんですね」と。
続けて、バアが言うには、
「施術の翌日、同じようにコップに水を入れて出すと、ガラガラとやって、ペッと水を吐き出すことが出来たんです。初めて口から水が出たんです! 水を吐き出すことが出来るようになったんですよ。〜〜〜何故ですか?」

・・・・・?・・・・。
何故だか、・・その正確なメカニズムは不明ですが、
しかし、施術の翌日に、S君にそのような変化が見られたなら、それは施術による作用と考えていいでしょう。・・みーばぁもそのメカニズムを知りたい。



***「ママが言ったことを、
 繰り返し言えるようになっています」*******について


みーばぁは、S君のバアに説明しました。
「あのね、『ママの言ったことを、繰り返し言える』ということはね、S君がママのことばが聞こえるようになったからだと思うの」
「えっ・・・、Sは今まで聞こえてなかったんですか?」
「音は聞こえても、ことばとして聞こえていなかったんじゃないかな」

みーばぁは、近くにあった缶の蓋をバアの口に当てがって
「ことばを言ってみてください。どう聞こえますか?」
「ああ、ことばがよく聞き取れませんね。ぼわ〜んと響いて聞こえる。・・・Sはこんなふうに聞こえているのかしら。もしそうだったら、Sが ”あか”と”あお” の区別がつかずにごっちゃ混ぜで言うのがわかりますね」
というバアからの理解がありました。

続いて、バアからこんな話が・・・。
「あのね、その日の夕方、Sの右の耳から耳垂れが出てきて-----。
黄色くて臭い臭いの耳垂れなんで、中耳炎だと思って、耳鼻科へ連れて行って検査をしてもらった
ら、
『中耳炎というほどではない』
ということで、耳の中に入れるようにと点眼剤をいただいたんです」


みーばぁは、はたと膝を打ちました。
「ママのことばを繰り返して言うようになった、その夕方に、
 黄褐色の臭い耳垂れが出たんですね。
 その耳垂れには、とても貴重な意味があると思うわよ」


みーばぁは、S君の耳垂れについてバアに説明しました。
手前味噌の説明ですが、まあ、聞いてください。
     ___________________

①  おそらく、S君の耳は、骨格系の狭窄などの理由で、耳の神経や血流に閉塞があり、音声がよく聞き取れない状態ではないか。

②  施術によって、骨格の狭窄や歪みが改善されると、圧迫されていた神経や血流が賦活し活性するだろう。

③  蘇った血流によって、S君の耳内にひっついていた耳垢が軟らかになり、耳垂れとして耳から排出されたのではないか。

④  閉塞していた耳の神経も賦活して、ママの声がより鮮明に聞こえるようになったのではないか。
      ___________________

以上は、みーばぁの我田引水式の説明です。
説明を聞いたバアは、
「それじゃあ、あの黄色くて臭い耳垂れは、ふつうの中耳炎じゃないってことですか? 悪くなって出たんじゃなくて、良くなった証拠ですか?」
と。
みーばぁは、続けて我田引水式の説明を・・。
「普通の中耳炎では、耳の炎症などで細菌が増えて耳垂れが出るんだけど、S君の耳垂れは、もともと耳内にあった乾いた耳垢が、血流でふやけて出てきたと考えていいんじゃないかと思う。ふやけると細菌がつく可能性があるので、薬の治療は必要でしょうね」


しかしながら、
S君の聴力は、正常になったとは言えません。
S君の発声の様子を聞くと、まだ発声が不明瞭だからです。
耳垂れが出ていない左耳に問題があるのか?
それとも、もっと深いメカニズムがあって、聴覚や発声に作用しているのか?



〜〜〜みーばぁの我田引水式の説明の参考です〜〜〜〜〜〜〜〜

------「耳垂れ」について検索しました-------------

外耳道から出てくる液体状のもので、一般には耳垂れということが多い。多くの場合は中耳炎や外耳炎などによる病的なものであるが、ときには耳垢(じこう)(耳あか)が軟らかで黄褐色の耳漏として流れ出ることもあり、これは体質によるもので病気ではない。



-----「伝音性難聴」について検索しました--------------

伝音難聴は、音の感覚機構そのものには障害がない場合があり、伝音機構を修復したり、耳に入る音を大きくしたりできれば聞こえがよくなります。
 原因となる病気には、耳垢栓塞(じこうせんそく)、外耳道閉鎖症(がいじどうへいさしょう)、耳管狭窄症(じかんきょうさくしょう)、各種の中耳炎(ちゅうじえん)、鼓膜裂傷(こまくれっしょう)、耳硬化症(じこうかしょう)、耳の腫瘍(しゅよう)などがあります。


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