みーばぁ整体室より: 体の謎とバトルの日々

みーばぁ整体室の現場では、病気や痛みや体の謎を解きつつ施術が進みます。謎が解けると施術も上手くいく。それが楽しいの。

肩が上がってしまった原因は・・草取り ?

2013-08-01 | いろいろな症状

久しぶりに幼なじみのSちゃんと待ち合わせして、

病院にお見舞いに行ってきました。

 

Sちゃん、体を動かすちょっとした拍子に、

「イテッ」「イテテッ」を連発して、

腰を”ヘ”の字に突き出して、ペンギンさんのような歩き方。

で、・・とうとう黙っていられなくなって、

「ウチに寄らない?・・その腰、ちょっと治さないと・・」

 

Sちゃん、「あまり時間がないんだけど・・」と言いながら、

ウチに寄って、整体室のお客さんになりました。

 

体に触れてみて驚きました。肩も腰も足も、

硬くて硬くて、ちょっとやそっとの力では、関節が動かない。

力いっぱいグイグイ動かして、~~こんなに力を出すなんて滅多にないわ。

Sちゃんが言ってくれましたよ。

「整体って、重労働だわね」と。

 

Sちゃんは広い家に住んでいて、

お庭も広くて(100坪以上はある)、きれいに草取りされていて、

Sちゃんの腰曲がりは、多分、草取り時間が長いせい・・。

 

ペンギン歩きを治すつもりだったけど、それより以前に、

「両肩が上に上がってしまって、首が肩にもぐり込んでいる」

という、上半身の問題を正すことが先決と判断しました。

 

なぜ、両肩が上がってしまったか。

・・それは多分、草取り姿勢のせいと思う。

草取りをして、手元がきれいになると、その先の草へと手を伸ばします。

更にもっと先の草へと手を伸ばすので、肩が手に引っ張られます。

その結果、肩が少しづつ上がっていくのです。

「じゃあ、どうすればいいのよ?」

「手を伸ばすんじゃなくて、両足を前に移動するのよ」

「そんなこと、やれない」


そういえば、古いブログに、

「首が短くなった?かな」の話を書いてます。参照して下さい。

 

両肩が上に引き上げられると、肋骨も上がります。

Sちゃんは「両手をグっっと上げると気持ちいい」と言ってましたが、

その気持ちよさは、肋骨が上がり始めた時にも現れるので、要注意です。

 

~~こういう場合、逆に、肩(手・腕)を下げる運動をしたいですね。

たとえば、腕立て伏せのポーズをとって、肘を締め、

床にシッカリ手をついて、体を前と後ろに前後させるという運動。

固まった肋骨に可動性が現れます。

このとき、アゴを上げてはいけません。アゴを引いて行なって下さい。

 

さて、Sちゃんに、

グイグイと力の入った整体をした結果、

腰の痛みはまだ残っていて、残念そうでしたが、でも、

手と腕にちょっとばかりの成果が出ました。

「あら、頭の上に手を伸ばしても痛くないわ。

 今朝は手を上げて髪をとかせなかったのよ」という効果と、

「手が後ろに廻るようになった」という効果です。

 

「え?・・手が背中の方に回らなかったの?」

「そうよ」とSちゃん。

「それって、五十肩じゃないの」

「あらっ、70歳なのに、五十肩になるの?」~~ですって。

 



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