「 あと一歩で、脳梗塞 !?」・・・・。
Fさんの症例は「一歩間違えれば、脳梗塞!」と考えられ、
希有な症例と思われるで、ご紹介します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
〜〜去る10/20のことです。〜〜
べトナム旅行から帰ってきた Fさん(女性48歳)が、
「左肘が痛い。動かした時だけでなく、常時重ったるい」
と言って、来室しました。
「肘関節の変異だろう」とMizは考え、左肘への施術を始めました。
しかし、
関節の変異による硬さとは異種の、異様な硬さが腕にありました。
膝の内側に、数センチの革のベルトが貼り付いているような硬さの感触があったのです。
この硬さは何だろう?・・・関節の異常でないとしたら何?・・。
施術で困った時、Mizは、血流活性のテクニックに救いを求めます。
いわば「困ったときの神頼み」的なテクニックです。
Fさんに仰向けに寝ていただき、
手首〜肘〜肩〜胸への血流状況を脈動を探りつつセンサーしました。
脈動が非常に弱く、ほとんど消えかかっている状況・・。
特に鎖骨下から胸柄(胸中央の骨)の左際に向かう脈動がやっと息をついているような状況でした。
調べてみると、
腹部はぶくぶくと締まりがなく(ベトナムで、食べ過ぎたのかな?)
そのため、上方に向かう血流(動脈)に勢いがなく、
首や肩腕に向かう血流が弱々しい状況。
この状況への対策として、
Mizは、血流活性のテクニックを行い、
Fさんには横隔膜呼吸を指導しました。
-----すると、やがて、
腹鳴(お腹の中で腸が動くときに鳴る音)が聞こえ始め、
胸部の弱々しい血流が活性し、脈動が力強く活性してきました。
胸部の血流の活性を感知したとき、Mizは、
腕への血流も、同時に改善しているかもしれない、と思いました。
そこでMizは、
Fさんの左肘を動かしてみました。
柔らかく、滑らかに動くではありませんか!!
貼り付いていた革ベルトの感触は消失していました。
胸の血流活性で左肘の動きが正常化していたのです。
念のため、Fさんに、
「左肘を動かして下さい。・・痛みはどうですか?」と聞くと、
Fさんは、左手を動かして、
「あ----、痛くないです。大丈夫です」との答え。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Mizは Fさんの左手には、全く触れていません。
胸部の血流の脈動を活性する施術をしただけです。
なのに、F さんの左手にあった革ベルトのような硬さが消失し、
左肘の鈍痛が消失していたのでした。
つまり、
Fさんの左肘鈍痛は、関節の問題ではなく、
胸部の血流の問題だったということが判明しました。
つまり、
Fさんの左肘鈍痛は、
胸部の血流の不活性が、腕の血流にも影響して弱々しくなり、
腕の血管周りの組織が、革ベルトのように硬くなっていたと想像されます。
そのため、
「左肘が、常時痛く重ったるい」という症状を来していたと推測しました。
---------------------------------------------------------------
Fさんに施術の経過を説明すると、Fさん曰く、
「そう言えば、左半身が重ったるくて、寒いような、思うように動いてくれないような感じがありました」と。
そしてさらに、
「手首をこんなふうに曲げたくなるの・・」
と、その手首の動作をしたのですが、ビックリしました。
何故って、それは、
脳梗塞による片麻痺でよく見られる手首の形(=手首を45度屈曲)だったのです!
~~~~~~~~ Fさんの その後の経過 ~~~~~~~~~~
11/1
「日中は肘に違和感は無いが、朝はやや固まっている感じがある」
とのこと。胸〜肘、胸〜腹〜鼠径部の血流ラインを中心に施術。
11/17
「肘痛なし。不安なし。でも、肩コリがちょっと」
とのこと。今のところ「あわや、脳梗塞!?」の心配は、峠を越したかな。
====== Fさんの 事例を考える==========
〜〜Mizの頭には、多くの疑問や推理が浮かびました。
① 「Fさんの症例は、脳梗塞の一歩手前だった」という推理は正しいか、誤りか?
① もしかして,
「脳梗塞による片半身麻痺は、片側の胸部動脈の弱まりや異常が起因することもあるのだろうか・・?」
② もしかして、
「脳梗塞の片半身麻痺への対処法として、胸部動脈群(〜腕〜首)への動脈を活性するという治療法は有効だろうか?」
Mizはもっと詳しく知りたいと、参考資料を調べてました。
=====次回に続く======
======脳梗塞とは(解説書より) =======
脳梗塞とは、脳の血管が突然詰まって、血流が途絶え、脳の神経細胞が死んでしまう病気です。 ... 脳梗塞の種類には、心房細動などの不整脈が原因となり血栓が心臓から脳に流れて詰まる“心原性脳塞栓症”、脳血管の動脈硬化が原因となる“アテローム血栓性脳梗塞”、脳内の細い血管が閉塞するラクナ梗塞などがあります。
Fさんの症例は「一歩間違えれば、脳梗塞!」と考えられ、
希有な症例と思われるで、ご紹介します。
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〜〜去る10/20のことです。〜〜
べトナム旅行から帰ってきた Fさん(女性48歳)が、
「左肘が痛い。動かした時だけでなく、常時重ったるい」
と言って、来室しました。
「肘関節の変異だろう」とMizは考え、左肘への施術を始めました。
しかし、
関節の変異による硬さとは異種の、異様な硬さが腕にありました。
膝の内側に、数センチの革のベルトが貼り付いているような硬さの感触があったのです。
この硬さは何だろう?・・・関節の異常でないとしたら何?・・。
施術で困った時、Mizは、血流活性のテクニックに救いを求めます。
いわば「困ったときの神頼み」的なテクニックです。
Fさんに仰向けに寝ていただき、
手首〜肘〜肩〜胸への血流状況を脈動を探りつつセンサーしました。
脈動が非常に弱く、ほとんど消えかかっている状況・・。
特に鎖骨下から胸柄(胸中央の骨)の左際に向かう脈動がやっと息をついているような状況でした。
調べてみると、
腹部はぶくぶくと締まりがなく(ベトナムで、食べ過ぎたのかな?)
そのため、上方に向かう血流(動脈)に勢いがなく、
首や肩腕に向かう血流が弱々しい状況。
この状況への対策として、
Mizは、血流活性のテクニックを行い、
Fさんには横隔膜呼吸を指導しました。
-----すると、やがて、
腹鳴(お腹の中で腸が動くときに鳴る音)が聞こえ始め、
胸部の弱々しい血流が活性し、脈動が力強く活性してきました。
胸部の血流の活性を感知したとき、Mizは、
腕への血流も、同時に改善しているかもしれない、と思いました。
そこでMizは、
Fさんの左肘を動かしてみました。
柔らかく、滑らかに動くではありませんか!!
貼り付いていた革ベルトの感触は消失していました。
胸の血流活性で左肘の動きが正常化していたのです。
念のため、Fさんに、
「左肘を動かして下さい。・・痛みはどうですか?」と聞くと、
Fさんは、左手を動かして、
「あ----、痛くないです。大丈夫です」との答え。
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Mizは Fさんの左手には、全く触れていません。
胸部の血流の脈動を活性する施術をしただけです。
なのに、F さんの左手にあった革ベルトのような硬さが消失し、
左肘の鈍痛が消失していたのでした。
つまり、
Fさんの左肘鈍痛は、関節の問題ではなく、
胸部の血流の問題だったということが判明しました。
つまり、
Fさんの左肘鈍痛は、
胸部の血流の不活性が、腕の血流にも影響して弱々しくなり、
腕の血管周りの組織が、革ベルトのように硬くなっていたと想像されます。
そのため、
「左肘が、常時痛く重ったるい」という症状を来していたと推測しました。
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Fさんに施術の経過を説明すると、Fさん曰く、
「そう言えば、左半身が重ったるくて、寒いような、思うように動いてくれないような感じがありました」と。
そしてさらに、
「手首をこんなふうに曲げたくなるの・・」
と、その手首の動作をしたのですが、ビックリしました。
何故って、それは、
脳梗塞による片麻痺でよく見られる手首の形(=手首を45度屈曲)だったのです!
~~~~~~~~ Fさんの その後の経過 ~~~~~~~~~~
11/1
「日中は肘に違和感は無いが、朝はやや固まっている感じがある」
とのこと。胸〜肘、胸〜腹〜鼠径部の血流ラインを中心に施術。
11/17
「肘痛なし。不安なし。でも、肩コリがちょっと」
とのこと。今のところ「あわや、脳梗塞!?」の心配は、峠を越したかな。
====== Fさんの 事例を考える==========
〜〜Mizの頭には、多くの疑問や推理が浮かびました。
① 「Fさんの症例は、脳梗塞の一歩手前だった」という推理は正しいか、誤りか?
① もしかして,
「脳梗塞による片半身麻痺は、片側の胸部動脈の弱まりや異常が起因することもあるのだろうか・・?」
② もしかして、
「脳梗塞の片半身麻痺への対処法として、胸部動脈群(〜腕〜首)への動脈を活性するという治療法は有効だろうか?」
Mizはもっと詳しく知りたいと、参考資料を調べてました。
=====次回に続く======
======脳梗塞とは(解説書より) =======
脳梗塞とは、脳の血管が突然詰まって、血流が途絶え、脳の神経細胞が死んでしまう病気です。 ... 脳梗塞の種類には、心房細動などの不整脈が原因となり血栓が心臓から脳に流れて詰まる“心原性脳塞栓症”、脳血管の動脈硬化が原因となる“アテローム血栓性脳梗塞”、脳内の細い血管が閉塞するラクナ梗塞などがあります。
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