「松坂投手、センセイの言ったとおりになりましたね」
とSさんが不意に話を持ち出した。
「え、松坂投手がどうかしたんですか?」
「肘の痛みが治らなくて、手術するらしい」
「ああら・・そうだったの。・・・かわいそうに」
何年前だったろうか、
松坂投手が、晴れやかな笑顔でアメリカに発つ姿をテレビで見ました。
私は彼の右肩に目を止めました。「亜脱臼している・・」と。
あの肩で速球を投げ続けたら、早晩、肩か肘を痛めるんじゃないかと思いました。
その話を、Sさんに話したのでしょう。
Sさんは自分の肘の痛みと、松坂投手とを重ねあわせたのでしょう。
センセイの話は本当かなぁと、半信半疑で・・・。
前回のブログで、五十肩の話を書きました。そして、
肩の疾患(五十肩を含めて)に最も影響しているのは、肘関節の変位だと書きました。
肩と肘と(+手首)は、強く影響しあう関節なのです。
だから、一つの関節が傷めば、他の関節も傷む。
中でも特に、肘を治すのは、難作業です。
手術で痛みはとれるでしょう。
しかし、影響しあう関節を、全体としてうまく動作させるのは、
並大抵の努力では叶わないでしょう。
それを、やる!・・プロは凄いなあ、と思いますよ。
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