- - - - - -(前のブログの続きです)- - - -
整体師みーばぁとしては、「五十肩ぐらい簡単に治せる」
と胸を張りたいのですが、・・残念ながら、
「五十肩は簡単には治せない」のです。
それは何故だろう?・・・みーばぁは考えました。
一般に、
五十肩には、痛む部分、あるいは変形部が認められ、
その特定部が、五十肩の原因と見なされています。
つまり、ピンポイントの故障と考えやすいのです。
しかし、
五十肩の、痛みの発生ルートを探っていくと、
肘の変形が関係していたり、鎖骨や肩甲骨との連結不具合があったり、首の角度の問題をふくんでいたり、肋骨や腰の変位までが関係している・・等々、、、
腕を動かすときに連動する、あらゆる組織との連動関係で、五十肩が発生していることが分かります。
~~五十肩は、”ピンポイントの故障”ではなく、
~~連動する”骨格システムの障害”、 とみーばぁは考えました。
五十肩を骨格の”システム障害” という目線で取り組んできたみーばぁですが、その成果が実感できるようになったのは、ごく最近のことです。・・それほど、治すのが難しい。
最近のみーばぁの五十肩の取り組みをお話しますと、
(--------少し専門的な話になりますが・・)
まず最初に、腕の付け根(上腕骨頭)の位置(=肩関節)を確認します。
五十肩には、必ず、肩関節の変位が認められます。
この変位に最も影響しているのは、肘関節の変位です。
~~日常、何気なく動かしている肘の位置や角度は、上腕骨頭の位置や角度を変えます。僅かに上腕骨頭の位置をずらす作用をしています。また、腕、肘の動きは、鎖骨、肩甲骨、肋骨の位置や角度にも影響を与えます。なので~~、
- - 肘の変位を修整する作業を行います。(--これが難作業)
- - また、鎖骨、肩甲骨、肋骨の変位を修整する作業を行います。
次の問題は、首(頚)です。
首はいわば、頭と胴体を結ぶ橋の役目をしています。胴体(---肩)に変位があれば、首の角度にも変位が現れます。
なので、首を整える作業も五十肩の大切な治療です。
最近の例では、頚の棘上靭帯がズレていたため、肩の運動が制限されていたという珍しいケースもありました。
体の左右バランスの歪みも、五十肩の原因になります。
左右バランスが右肩の方に偏っている場合は、右肩に痛みが、
左肩の方に偏っている場合は、左肩に痛みが発生する、
というケースは、よく見られます。
左右バランスの偏りは、背足腰の変位で発生することが多く、
五十肩は、従って背、足、腰、の変位を治さなければならない場合もあります。
この他にも、まだまだあり、ます。
~~五十肩への取り組みは個人差もあるし、複雑です。
(もちろん、あっさり治ってしまうケースもありますよ)
なので、
「五十肩がなかなか治らない」のは、「しょうがない」かなぁ。
- - - だけど- - - 、
「五十肩は〇〇で治る」という広告宣伝を見かけることがありますよね。
「本当かなあ・・?」~~~ちょっと疑問。
「本当ならスゴイなあ!!」~~~脱帽ものです。
--------次回も五十肩の話を ・・-------
だとすると、筋肉自体が弱っては、困りモノですねぇ。ごく一般的な40肩は、少しおとなしくしてかばって生活しているうちに、自然と痛みが少なくなります(ブログに書く予定)。でも、40肩中にがむしゃらに動かすと、後遺症が出ることも・・。ハクさんは、後者の方でしょうか。・・・う~ん、どうしたらいいだろうねぇ。
ところでハクさんは楽器を演奏されるのですね。何の楽器かなあ?