みーばぁ整体室より: 体の謎とバトルの日々

みーばぁ整体室の現場では、病気や痛みや体の謎を解きつつ施術が進みます。謎が解けると施術も上手くいく。それが楽しいの。

血液検査値 P53。がんのリスクとの関係は?

2013-06-18 | コラム

S氏は大腸がんが発見されて以来、Miz 整体室に通い始めた方です。

手術後も、ずっと変わらす来室していて、3年になります。

 

昨年12月下旬に、人間ドックで血液検査をしたところ、

「P53の数値が高かったので、心配です」とのご報告をいただきました。

基準値は1.3以下ですが、S氏は数値が 2.82 あったそうです。

Miz は P53 について、全く知識が無かったので、

「P53 って何ですか?」と、逆に質問したのでした。

 

P53 とは、

体内で作られている抗体で、がん遺伝子ができると増える傾向があり、

そのため、前がん段階のチェック値として、採用が始まっているとか---。

PET検査で発見できるのは、1cm以上のがん細胞と言われていますが、

P53は、発がん前に起きる、血液中の抗体の変化量を調べます。

 

P53は、今後、どこかの組織でがん化する危険度があるかどうかの測定なので、専門家の間には

「無駄ではないが、過剰な期待や評価は時期尚早」との声もあります。

 

Sさんは、大腸がんの手術の担当医にも、P53の話をしたそうです。

担当医は、Sさんの話を真剣に聞いて下さり、

「これまでは、がんの手術をした人にP53の検査をしていないので、

今後、当病院でも、P53の検査を採用し、

手術後の再発とP53の関係を追跡調査してみましょう」

とおっしゃって下さったそうです。

・・その真摯な態度に、Sさんは感動したとおっしゃってました。

 

Sさんは、昨年12/17の検査に続き、今年5/20にも血液検査をしました。

先週、その結果が出て、P53値は、

2.82(12/17)  から 2.52(5/20) へと、僅かながらも減少しました。

・・・Sさんの顔、ちょっと嬉しそうでした、よ。



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