S氏は大腸がんが発見されて以来、Miz 整体室に通い始めた方です。
手術後も、ずっと変わらす来室していて、3年になります。
昨年12月下旬に、人間ドックで血液検査をしたところ、
「P53の数値が高かったので、心配です」とのご報告をいただきました。
基準値は1.3以下ですが、S氏は数値が 2.82 あったそうです。
Miz は P53 について、全く知識が無かったので、
「P53 って何ですか?」と、逆に質問したのでした。
P53 とは、
体内で作られている抗体で、がん遺伝子ができると増える傾向があり、
そのため、前がん段階のチェック値として、採用が始まっているとか---。
PET検査で発見できるのは、1cm以上のがん細胞と言われていますが、
P53は、発がん前に起きる、血液中の抗体の変化量を調べます。
P53は、今後、どこかの組織でがん化する危険度があるかどうかの測定なので、専門家の間には
「無駄ではないが、過剰な期待や評価は時期尚早」との声もあります。
Sさんは、大腸がんの手術の担当医にも、P53の話をしたそうです。
担当医は、Sさんの話を真剣に聞いて下さり、
「これまでは、がんの手術をした人にP53の検査をしていないので、
今後、当病院でも、P53の検査を採用し、
手術後の再発とP53の関係を追跡調査してみましょう」
とおっしゃって下さったそうです。
・・その真摯な態度に、Sさんは感動したとおっしゃってました。
Sさんは、昨年12/17の検査に続き、今年5/20にも血液検査をしました。
先週、その結果が出て、P53値は、
2.82(12/17) から 2.52(5/20) へと、僅かながらも減少しました。
・・・Sさんの顔、ちょっと嬉しそうでした、よ。
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