私の整体室で、珍しいことを言う人方がいました。
「一日が、とっても長くって辛い・・」と。
一人暮らしのKさんは、そう言うのです。
今は、小学生だって、「一日が短い」と言うご時世です。
誰も彼もが、口をそろえて、
「一日があっという間に過ぎてしまう」
「もう、一年の半分が過ぎてしまった。一年なんてあっという間」
って、一日の短さを嘆くのに・・。
で、私は言いました。
「うらやましいわねえ。一日が長く感じるなんて・・貴重だわ」と。
「そんなことない、辛いですよ」
と、Kさん。・・・・その気持ち、分かるような気がしました。
一昨日、
Kさんが来室して、
「私。本を読むことを覚えて、、、。
読書なんて大嫌いだったのに、図書館で本を借りるようになりました」
って、言うんです。
「ああら、それじゃぁ、一日が少し短くなったんじゃないですか」
「ええ、そう、5時間ぐらい短くなった感じ・・、草取りと読書で」
-----読書のキッカケは------
笹本恒子さんの「好奇心ガール 今97歳」でした。
私の小さな待合室に置いてあった、笹本恒子さんの本を、
Kさんは、前回来室した折に、
「この本、お借りしていいですか?」と、持って帰りました。
「読んだら、楽しくなって、別の本も読みたくなって・・」だそうです。
「何をする気にもならず、一日ぼーっと過ごしている長い一日」と、
「やることが一杯あって、いつの間にか一日が過ぎてしまう短い一日」。
~~どっちがいいか、は別として、
「やることがあり過ぎて、追いかけられて過ぎてしまう短い一日」
~~これは、私、反省しないと・・・。
Kさんは、顎関節付近にいつも強い違和感があって、
これは一生、治らないものと諦めていたそうですが、
3週間に一度のMiz 整体がやっと効を奏して、Kさんが明るくなって来ました。
それも、一日が短くなるキッカケになっているんじゃないかと------。
Kさんも,それは認めてくれています。
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