日本列島が、大雪に見舞われましたね。
同窓生が、こんな話をしていました。
「雪道を、車で慎重に走っていたら、
立ち往生しているトラックがいて、車がストップ。
何人かが車を動かそうとしていたけど、自分は外に出なかった。
~~自分の年を考えるとね 」と。
しばらくすると雪上車が来て、トラックを引っ張っていったそうですが、
Miz は 「助っ人しなくて、正解だわ」と思いました。
~~というのは、3ヶ月前の話ですが、
溝に落ちた車を持ち上げようとした拍子に、
骨盤がずれ落ちてしまったSさんを思い出したからです。
11月19日、夜の10 時過ぎに電話があって、
好い電話ではなさそうと思いながら出てみると、Sさんの声。
「センセイ、今から行きますからよろしくお願いします」と。
「えっ、今からですか? どうしたんですか?」
「急に腰痛になっちゃって。・・今、向かってます」
Sさんは一方的にそう言って、電話が切れました。
『今、向かってる』って言ったって、夜の10 時過ぎですよ。
Sさんの家は車で1時間の所だから、到着は11時になる計算。
救急センターでもないのに、夜中の患者さんなんて・・、
でも、馴染みのお客様だからと、整体室の電気をつけました。
Sさん、男性に抱きかかえられて入室。
Sさん、腰が立たない。・・脚が ふがふがで、上体が足の上に乗らない。
~~ただの腰痛ではありませんでした。
Sさん、いわく、
「車のタイヤが溝に落ちてしまったのでね。
若い男2名とボクとで、車を持ち上げようとしたら、
腰に「グシャッ」という衝撃が来て、
そのまま、全く動けなくなって・・・」
~~しゃがみ姿勢(お尻を下げた体形)で重い物を持ち上げると、
骨盤って落ちやすいんですよ。
皆さんも、気をつけて下さい。
Sさんの骨盤は、ズレ落ちた状態でした。
腰椎と仙骨の間がとても熱い。
「ホカロンを入れてますか?」とお聞きしたほどの熱でした。
Miz は数年前、” 半伏臥 運動法 " という技法を開発しました。
この技法はたいへんなスグレモノで、
「ズレ落ちた骨盤を持ち上げながらはめ込む」という作業にも応用できると、Miz は考えました。
少々体力のいる作業ですが、案の定、この運動法の効果で、
Sさんは、「足の上に体を乗せる」=「とりあえず立つ」ことが出来ました。
しかし、立っていると、体が斜めになってしまいます。
手で何かに掴まって体を支えないと、立っていられない状態でした。
背骨と骨盤の間に、ねじれ(傾き)があるのでした。
この傾きも、” 半伏臥運動のワーク" の応用技法が功を奏して、
Sさんは、とりあえず「足で立つ」ことが出来たのです。
・・悪戦苦闘。・・夜中の12時半を過ぎていました。
~~腰椎と仙骨の間にあった熱が、いつのまにか消えていました。
Sさん、「奇跡だ、奇跡だ」と言いつつ整体室を歩いて出ました。
その後、Sさんの腰の痛みにはアップダウンがありましたが。
3ヶ月後の今は、ほぼ問題なく仕事をしている様子です。
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今日は、町内の皆さん総出で、道路の雪かきをしました。
人と車が通れるようになったけど、雪かきは重労働。
皆さんもMiz も「明日は筋肉痛だね」と言いながらの雪かきでした。
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