こんにちは、ファーティマ松本です。
前回の記事に関連した動画を作ってみましたので、よろしかったら見てください。
(ショート動画です。)
https://youtube.com/shorts/sqllWxomy
では今回は、ユダヤの民が、神様からの許しを得た後の話をしていきます。
彼らは、先祖の土地に帰ることになりました。
現在ではパレスチナと呼ばれている辺りです。
ヨルダンや、レバノンなども含まれている地域です。
彼らユダヤ系の歴史は、あの地域が始まりでしたからね。
自分達の先祖がいた場所、まだ見ぬ故郷、といった感じです。
(よく約束のカナンの地、などとも言われています。)
さて、
ユダヤの民は、ムーサさん(平安あれ)と共に、そのカナンの地の近くまで来ました。
憧れの地は、もう後一歩です。
当時は(中国などもそうだったと思いますが)一国を壁で囲んでいたようです。
その国に入るには、門から入って行くわけですね。
ムーサさん一行も、それでは、と門から入って行けば良かったわけですが、
流石にそんな無謀なことはしませんでした。
何人かを送り込んで、中の様子を偵察させました。
すると、
その壁の中で実権を握っていたのは、なかなか強そうな権力者であり、住民達もちょっと
怖そう〜ということが分かったのです。
そのため、
それを聞いたユダヤの民達は、恐れ慄き、壁の中に入って行くのを躊躇してしまいました。
しかし、預言者ムーサさんは、こうおっしゃいました。
クルアーンを見てみましょう。
『「わたしの人びとよ、アッラーがあなたがたのために定められた、聖地に入れ。
あなたがたは、踵を返して退いてはならない。そうしたらあなたがたは失敗者になる。」』
(5-21)
しかし、ユダヤの民は、すっかり怖気付いてしまい、
「中にいる人達がどっかに行ってくれなければ、私達は入らない」と言うのでした。
(クルアーン 5-22)
『かれらは言った。
「ムーサーよ本当にそこには巨大な民がいる。
かれらが出て行かなければ、わたしたちは決してそこに入ることは出来ない。
もしかれらがそこから去ったならば、わたしたちはきっと入るであろう。」』
ーーーーーー
すると、先ほど中の様子を見に行った勇敢な若者2人が、こう言いました。
「いや、いや、大丈夫だよ。神様の助けがあるから、きっと勝てるよ。」
クルアーンによるとこうです。
(5-23)
『主を畏れる2人は言った。―アッラーは2人を御恵みになられる―
「(村の)正門から入ってかれらに当れ。一度入れば、本当にあなたがたこそ勝利するであろう。 あなたがたがもし(真の)信者ならば、アッラーを信頼しなさい。」
ーーーーーーー
しかし、ユダヤの人々は、二人の言葉に耳を傾けずこう言いました。
「ムーサと神様の二人で、戦ってこい。」
クルアーンによると、こうです。
『だがかれらは言った。
「ムーサーよ、本当にわたしたちは、かれらがそこに留まる限り決してそこに入れない。
あなたとあなたの主が、2人で行って戦え。
わたしたちはここに座っている。」(5-24)
ーーーーー
ここで待っている、と、、、ちょっと可愛げな事を言いました。
しかし、預言者ムーサさんにとっては、そーんなの、ちっとも可愛くなんかなかったのです!!
お前らふざけてんのか!
エジプトで奴隷だったお前達が、やっとの思いで祖先の土地に帰って
来られたんだぞ。
ここで普通の生活が送れるんだぞ。
と、怒鳴りまくったことでしょう。(多分)
それでも座り続けるユダヤ人を前に、彼はとうとう、神様にお願いをしました。
『かれは申し上げた。
「主よ、本当にわたしは、わたし自身と兄弟の外は制御出来ません。
ですから私達を、この反逆の民から引き離して下さい。」』(5-25)
ーーーーーーー
もう嫌だ、こんな人達と一緒にはいられない、というムーサさんの怒り爆発です。
それに対し、神様はちゃんと答えてくれました。
『(主は)仰せられた。
「ならばこの国土を、40年の間かれらに禁じよう。かれらは地上をさ迷うであろう。
だからあなたがたは主の掟に背く民のことで悲しんではならない。」』(5-26)
ーーーーー
なんと!
預言者ムーサさんの言うことを聞かなかったユダヤ人達は、カナンの地へ入ることを禁止されてしまったのです。
プラス、彼らは40年間もの間、どこへ行くでもなく<さまよい>続けることになってしまいました。
どこにも定住を持たず、朝起きたら歩きだし、夜になったら着いたところで寝る、
という生活の繰り返しになってしまいました。
それも40年間もです。
彼らの祖先(偉大な預言者の数々)が、住んでいらしたカナンの地、
そこへまた戻してあげようと思った神様でしたが、ユダヤの民は、それを拒否しました。
その結果、いくらユダヤの系統であろうとも、その地に住む資格を奪われました。
彼の地は、神様が特別に祝福された土地です。
神様の命令を背いたり、預言者に反抗的な態度を取る人達には、その地に住む権利など
あろうわけがありません。
ユダヤ人の放浪の旅が始まりました。
今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
=========================
アマゾンから電子書籍発売中!
『神様に一番近い人の頭の中身』
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生きる意味を見失い、暗闇の中を彷徨っていた樹里。
同棲相手との暴力的な関係、妊娠、そして心に残る深い傷…。
そんな彼女の前に現れたのは、サウジアラビアから来た研修生、アハメッド。
彼の話すイスラム教の教えや価値観に触れた樹里は、
「幸せ」「成功」「愛」「お金」といった、当たり前だと思っていた価値観が揺さぶられていく。
アハメッドとの交流を通じて見えてきた、新しい人生の視点とは?
暗闇から抜け出し、心に光を灯すヒントはどこにあるのか?
この物語は、傷ついた心を抱えるすべての人に贈る再生の物語。
「本当の幸せ」を見つけたいと思っているあなたへ。
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せっかく生まれてきたのです。
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”永遠に” ”幸せ” に暮らしたくはありませんか。
方法はとてもシンプルです。
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(5-21)
しかし、ユダヤの民は、すっかり怖気付いてしまい、
「中にいる人達がどっかに行ってくれなければ、私達は入らない」と言うのでした。
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『かれらは言った。
「ムーサーよ本当にそこには巨大な民がいる。
かれらが出て行かなければ、わたしたちは決してそこに入ることは出来ない。
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「いや、いや、大丈夫だよ。神様の助けがあるから、きっと勝てるよ。」
クルアーンによるとこうです。
(5-23)
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ーーーーーーー
しかし、ユダヤの人々は、二人の言葉に耳を傾けずこう言いました。
「ムーサと神様の二人で、戦ってこい。」
クルアーンによると、こうです。
『だがかれらは言った。
「ムーサーよ、本当にわたしたちは、かれらがそこに留まる限り決してそこに入れない。
あなたとあなたの主が、2人で行って戦え。
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