神に帰る生き方

せっかく生まれてきたのだから、心平安に生きていきたい!と思う。

預言者さん達と過酷なテスト

2018-08-31 03:00:08 | イスラム教
何か不幸に見舞われた時には、まず
「アルハムドリッラー」と言って
神様を讃え感謝をするといい。
なぜなら、
辛さや痛さといったネガティブな思いを経験するたびに
自分の悪行が減るから。
また、
一瞬嫌なことに見えることが、実は
神様からの大いなるご慈悲である場合もあるから。

ということを先週は書いてみました。




こんにちは ファーティマ松本です。

先々週
神様からのテストを一番シビアに受けさせられるのが
”預言者達”である、
ということを書きました。

なーんでそうなんでしょうね?

困難は自分が犯してしまった悪行を少なくするためにある、のだとしたら
預言者と呼ばれる人達なんて、
大した悪行もないでしょうに、、、、ねえ?


、、、ということで

今週は人生における困難を、違う側面から見ていきたいと思います。


困難は悪行を減らす、というのはもう何回も何回も書いていますので
もうOKですね。(クドイ!)

じゃ、次いきましょう!


預言者ムハンマドさん(彼の上に平安あれ)は、神様からの最後の預言者さんです。
最後、、
ということは彼の前にも預言者と呼ばれる人達がいた、というわけですね。
一体何人くらいの預言者さんがいらしたのか、
興味深いところであります。

なんとその数
12万4千人だそうです!
結構な数ですね~。
でもこれは、預言者ムハンマドさん(平安あれ)ご自身がそうおっしゃったのですから
間違いのない数でございます。(キラッ!)


神様はすべての民族に最低でも一人は預言者を送られました。

クルアーンの中で神様はこうおっしゃっています。

『本当にわれは各々の民に一人の使途を遣わして
 「アッラーに使え、邪神を避けなさい。」と命じた』(16:36)

『われはその民の言葉を使わないような使徒を遣わしたことはない。』(14:4)

『どの民にも彼らの間に、一人の警告者が行かなかったことはない。』(35:24)



ではその12万4千人の預言者さん達のテストって
どんだけシビアだったんでしょうか?

クルアーンの中には、そのたくさんいらした預言者さん達の代表格とも言える
26人の預言者さんの名前が書かれてあります。
そしてその26人が耐えてきた数々の試練も知ることができるわけですが、、

まあ、、、

どの預言者さん達も、過酷な試練をたくさん受けていたようです。
いやあ、ホント預言者でなくてよかったって思っちゃいますよ^^;
(絶対選ばれないんだけど!)

では、
どうして彼ら(平安あれ)はそんな大変な思いをしなければならなかったのか?
神様に選ばれた人達なんだから、絶対に神様に愛されていた人達であったろうに、、、

その答えは、、

「彼らの地位を上げるため」
だそうです。

地位、つまりレベルですね。
彼らのレベルを上げるとは、
天国での階位を上げる、ということかと思います。

以前も書きましたが、天国のレベルはナント100段階!
そして各々の違いは天と地の差ほども違うそうです。
だから、できることなら上の天国に入った方がいいですし、
神様的にも大好きな人にはレベルの高い天国に入ってもらいたいはず。


預言者というのは、全員が全員神様に愛されていた人達です。

なぜなら、、、

彼らは、たくさんの過酷な試練に会いながらも
いつだって神様を信じた人達でした。
そして
どんな状況においても、神様の定めを守った人達でもありました。
また
どんなに辛い状況の真っ只中においても、神様からの救いに絶望しなかった人達でした。
そして究極
彼らは自分の欲するものよりも、神さまの欲するものを選ぶ人達であったわけです。
(これは特にイブラヒームという名の預言者さんに当てはまります。)

神様ご自身がこのようにおっしゃっています。
『本当に彼らは、我が目にも選ばれた優れた者であった。』(38:47)


日常生活が平和で、何の問題もない時に
神様の存在を信じ、
神様の掟を守り
神様からの救いに落胆しないで
神様が欲することを自分が欲することに合わせるのは簡単です。
(もちろんできない人もいますけど、、)

しかし、事態が緊迫している時
自分の欲しないことがガンガンと押し寄せている時
逆境だの、困難だのがこれでもかというほどに追いかけてくるときに
上記のことをするのは、結構大変です。
でもそんな事態にも負けず
神様を信じ、やらねばならないことをし通す人は、
神様がランク、地位をあげてくれるのは当然でしょう。

クルアーンにもこう書かれてあります。

『われは欲する者の階位を高める』(12:66)


会社でも、
責任ある大きな仕事を任されるのはかなりのストレスですが、
その大変な仕事を全うした後には、昇級というものが待っている
のではないでしょうか。
大変な仕事を任されなかったら、昇級も賞賛も何もありません。



先週も書きました。

「神様が誰かを愛する時、その者をテストする。」

先週は、愛する者に困難を与えるのは、その人達の悪行を減らすためと書きましたが
今週は、神様が愛する人に困難を与えるのは、彼らの地位を上げるため。
つまり高いレベルの天国に入れてあげたいからであります。

もちろんこれは預言者さん達(平安あれ)に限ったことではありません。
今生きている私たちにも言えることです。

困難の中においても、
神様の存在を信じ、神様の掟を守り、
神様からの救いを信じることによって
私たちの地位も上がります。
つまり高いレベルの天国に入れるようになります。



神様が私たちにすることは、全て私たちの利になることばかりだと
私は強く思います。


来週に続きます。


今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
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人生の困難 その利点

2018-08-24 03:49:48 | イスラム教
人生の困難度は人それぞれで、
すっごい人ほど困難度が高くなる。
そして
辛い思い、痛い思い、悲しい思いをするたびに
自分が犯してきた悪行が減っていく。

ということを先週は書いてみました。



こんにちは ファーティマ松本です。

生きていると、いろいろな嫌なことが起こりますよね。
しかし優しい神様は、そんな嫌な事の全てを
決して意味なく私たちに経験させているわけではありません。
なぜなら(先週も書きましたが)
嫌な思い、辛い思い、悲しい思い、痛い思い、それらは全て
私たちの悪事を少なくしてくれているのです。

ですから人生における嫌な出来事というのは
実際はとてもありがたいものなのです。



預言者ムハンマドさん(彼の上に平安あれ)はこうおっしゃいました。

ある日、預言者さん(平安あれ)の奥様が熱を出した時の事です。
預言者さん(平安あれ)が「どうしたんだ、熱でもあるのか」と聞くと
彼女は
「はい、アッラーからの祝福のない熱に見舞われています。」
と答えました。
すると預言者さん(平安あれ)はこうおっしゃったそうです。
「熱を呪ってはいけないよ。熱というのは人間の罪をとってくれるものだから。
 溶解炉が鉄の汚れを取り除くのと同じようね」


そうです。
神様は私たちのことが憎ったらしくって
嫌いで嫌いでしょうがないから、
困難というテストをお与えになっているわけではありません。
どちらかというと、
その’真逆’なんですねえ。

神様は私たちのことを誰よりも大切に思ってくれています。
母親が子供を思う以上の愛情を
神様は常に私たちに対し、いつも持っていれくれているんです。

神様が私たちに困難を与える、というのを例えてみれば
洋服についた埃を取り除くようなもの。
服についてしまった埃を払い落とす時に、
服がボロボロになるまで、
二度と着られなくなるまで叩き続ける人はいないでしょう。
パパッと振り払うだけだと思います。

神様は私たちについた埃を
困難を与えることによって
パパッと振り払ってくれているのです。


預言者さん(平安あれ)もこうおっしゃっています。
「アッラーが誰かを愛する時、その者をテストする。」

嫌な出来事に悩まされている人たちは、もしかしたら
神様に愛されているのかもしれませんねえ。
(ただ神様からのテストというのは、いつも困難という形で
 現れるわけではありません。詳しくはまたいつか)

ですから
嫌な事が起きた時には、まず
神様に感謝をするとものすごくいいと思います。
「なんでこんなことが起きたんだ」とか
「一体私が何をしたんだ」とか
「こんな不公平がことが起きていいのか」とか
恨みや文句の一つも言いたいでしょうけれども、
まずは
「アルハムドリッラー(神に讃えあれ、神に感謝)」と言ってみるのです。
これはとても難しいことではありますが、
この辛く厳しい人生を生きていくには、必要な態度だと思うのです。

一瞬嫌なことに見えた事態が、
実は神様からの大きななご慈悲であった、ということは
よくあることです。

「幸運は不幸の顔をしてやってくる」というではありませんか。


来週に続きます。


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テストのレベル

2018-08-17 02:39:40 | イスラム教
この人生は”テスト期間”である。
そのため、
思いもしない災難が起きるし、
不公平なことがまかり通る。
しかしながら、
必ず忍耐や努力が報われる日がくる。
だから、
この人生は生きる意味があり、
生きていく価値がある。

と、いうことを先週は書いてみました。


こんにちは ファーティマ松本です。

「私東大出てるんですよ。」
という人に何回か会ったことがあります。
(昔、昔の話ですが)
あの時聞いておけばよかったなあ、と思うのが
「東大の入試問題って、ものすごく難しいんですか。」
「やっぱり他の大学とは、ちと違うんですかい?」
といったことですね。

私は東大を受けたこともないし、
受けようと思ったこともありませんが
(ムリだからねえ)
やはり東大の入試テストって
きっと難しくって、
他の大学の入試レベルとはちょっと違うのではないかと思います。
(、、ですよねえ?)


さてさて、
天国の”入試テスト”にも
大学の入試テスト同様に、
レベルがあるんです。
つまり、
生きている間には、いろいろな困難があるけれども、
その困難度が人によって違う、ということです。

そーんなに難しくないテストだけ受け続ける人もいるし、
到底耐えられないだろうと思えるようなテストを何度も受ける人もいます。
その違いは何なんでしょう?


昔、昔、
私たちの預言者ムハンマドさん(彼の上に平安あれ)がこのような質問を受けました。
「どのような人逹が最も厳しいテストを受けるのでしょうか。」
それに対するお答えは、、
「それは預言者逹である。
 その次が預言者に次いで優れた者逹。
 そしてその次が、それら優れた者たちに次いで優れた者達である。
 どれだけ宗教に傾倒しているかによってテストの難易度が変わる。
 もし宗教に深く関わっているのであれば、(人生の)テストは厳しいものになる。
 さほどでなければ、その者のテストはそれに見合ったものになる。
 人間というのは”自分の罪がきれいさっぱりなくなるまで”
 ずっとテストを受け続ける事になるのだ。」


はい、ひっどい訳でございますが、
まあ、簡単に言ってしまえば
「すごい人ほど人生のテストが大変になる」
というわけでございます。

んー、だったら適当に生きていた方がいいかなあ、
なーんて思ったりもしてしまうのでありますが、、、
ただ
この”人生におけるテスト”というものは
数多くの利点があるので、受けておいて損はないみたいですよ。


利点、、、
つまり何かしらのいいことがある、というわけですね。
その”数多くある利点”の一つを、今日は紹介したいと思います。
(残りの利点は来週以降ということで)

先ほどの預言者さん(平安あれ)のお言葉、
最後の方を見てください。
”自分の罪がきれいさっぱりなくなるまで”と
ありますね。
これがポイントです。(キラッ!)


私たちの人生において度々やってくる困難やら災難、
そのために持つ悲しさや苦しさなどといった感情。

このようなすべてのネガティブな現象や心情を経験するたびに
私たちが犯してしまった悪事が、その分帳消しになるそうです。

預言者さん(平安あれ)はこのようにおっしゃっています。

「すべての災難や病気、心配事や悩み、危害や苦しみ、
 それらは全て、私達の悪事を消してくれる。
 たとえ(少し)棘が刺さっただけでも。」

料理の最中にやけどをしたり、ちょっと指を切っちゃったり、
、、あるあるですよねえ。
そーんな時こそ「これで悪事が少し減ったわい」と
ニタッとするのが正解です。
血を流しながらニタニタしているのは、ちと恐ろしい光景ではありますが、
それが正しい態度です。(キラキラッ!)


私たちの左肩にいる天使のお話、覚えていますか。
私たちが犯した悪いことを、一つ残らずしっかりと記録しているのでしたよね。
きっと、かなりの悪事が記録されていることでしょう。(汗)
しかし、ご安心ください。
私たちがイヤーな思い、苦しい思い、辛い思い、悲しい思い、痛い思いをした分だけ
神様は私たちの悪事を、チョコチョコっと消し去ってくれてるわけです。


最後の審判の日に
自分の生前の行い(善行、悪行)が計りにかけられます。
善行が重ければ、天国へ行けるかもしれませんし、
悪行が重ければ、地獄への道まっしぐらかもしれません。
どっちへ行くかは、神様が決めることですから
私たちには、もちろんわかりませんが、
しかし、、、
その時
自分の悪行分がめちゃくちゃ少なかったり、
全くなかったとしたら、どうでしょう?

嬉しくはないですか?
かなりホッとしませんか?
なんだか、天国いけちゃいそうな気がしませんか?


そう!現世に於ける困難や災難、病気に怪我、ありとあらゆる悩み痛み、
それらは、私たちの悪行を消し去るためにあるのです!


来週に続きます。


今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
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※レビューが5件もつきました。(o^^o)*
レビューを書いてくださった方々 どうもありがとうございました!

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ドニヤについて

2018-08-10 02:06:06 | イスラム教
「人生は学校に似ている」と以前書きました。
なぜなら
学校というのは、一時的なもの、
いつかは必ず終わるもの。
そして
学校にいる間はテストというものを受けねばならないから、
、、でしたよね。



こんにちは ファーティマ松本です。

私の知り合いの方に、いわゆる”成功者”と呼ばれる方がいらっしゃいます。
その方の一ヶ月の収入は、普通のサラリーマンのお給料に
0を4つも5つも書き足さねばらなないようなものらしいです。
(エッ マジ?って感じですねえ、本当かなあ?)

お金がありますからねえ、やはり良いところに住んで
良い物を食べて、良い車に乗っていらっしゃるわけですよ。
(フムフム)
ただそれでもやはり、悩みというのはあるようで、
ビジネスのことだけでなく、健康面や家族のことなど、、、
人知れず悩みをお持ちのようです、ハイ。

まあ、、、、でも
それは仕方ないというか、
当たり前!
のことだと思います。
だって、
この世は”完璧”にはできていませんから、ね。


この世をアラビア語ではドニヤと言いますが、
その意味するところは「下の下」
(あんまりいい響きのする所ではありませんねえ)

そんな「下の下」である”この世”を
何で神様は、わざわざお創りになったのでしょうか。



神様の存在を信じない人たちはこう言います。

「本当に神様というのがいるんだったら、
 その神様というのがとっても優しいのだとしたら、
 何でこの世の中には戦争だの、貧困だの、災害だの
 辛くて、悲しいことがたくさんあるんだ。
 優しい神様は、何でそんなことをするんだ!」

確かにこの世には、悲しくて辛いことが
たくさんありすぎます。
ひどすぎることが毎日のようにどこかで起こっています。

だから、、、、と言って
それが神様の存在を否定することにはなりません。
その反対に神様の存在を否が応でも認めなければならないことである、
と私は思うのです。

神様は、この世を楽しくって嬉しくって
毎日ルンルンするように創ったわけではないのです。
地球上に生きている人たち全員が
心から満足できる人生を謳歌するために
創ったわけでもありません。

毎日がルンルンで、心から満足できる人生、というのは
来世で天国に入った人たちに、ちゃんと用意されています。

しかしながら、この世にいる間は
いろいろと大変な思いをせねばならないようになっているんです。
(いやだけど、、)
なぜならこの世は、私たち人間を
”テスト”
するために神様はお創りになったのですから。

テスト、、、
もちろんそれは学校にいた時のように
1+1はいくらかっていったような類のテストではありません。
どんなテストかと言えば、
まあ例えば、、
、、、、、
目に見えない神様の存在を信じられるか。
神様の定めに従えるか。
善いことを行うことができるか。
忍耐することができるか、
などなどです。

テストに合格できるよう頑張った人逹には、
その報酬として「天国」を用意してくれています。

つまりこの世は、天国と云う所に入れるかどうかをチェックする
大切な”テスト期間”なわけです。


神様の存在を否定する人たちは、またこう言うかもしれません。

「神様が優しいんだったら、
 私たち全員を天国へ入れるべきじゃないか。
 何で全員を入れないんだ。
 何で地獄なんて用意してあるんだ。」と。



大学受験をチラっと思い出して見てください。

全員が全員、入りたい大学に入れるわけではないですよね。
(まあ、そういう大学もあるかもしれませんが)
一流大学、例えば東大などはどうでしょう。
受けた人が全員受かる、なーんていう事はまずないですよね。

もし、誰でもが受かるというのであれば
「東大!」という価値がガタガタと落ちてしまいます。
九九を知らない人や
アルファベットを知らない人
はたまた、うちのおチビちゃんのようにまだ小学校にも
入っていないような子まで受かってしまったら、、、
どう思います?
「あー、東大ってそういう所なんだあ」って思いませんか。
そーんな東大に入るために、頑張って勉強なんてしますか?

しないですよねえ。
だって誰だって入れるんですから、努力なんて全く必要ありません。

しかし、
実際に「東大」に入るにはかなりの努力が必要です。
よっぽど頭のいい人でなければ、それなりの努力は必須でしょう。
人が寝ている時にも勉強をするとか。
人が遊んでいる時こそ頑張るとか。

では、何でそんなにしてまで「東大」に入りたいのでしょう?
それは「東大」に入ると何か良いことがあるからです。(多分)

きっと良い先生がいるのでしょう。
きっと良い就職先があるのでしょう。
または、出世が早くなるのでしょう。(わからないけど)

何かしらの利点があるから、人は「東大」を目指すわけです。
そしてそれに向かって努力をする。


天国もこれによく似ているように思います。
天国に入ると良いことがある、
だからそこに入れるように頑張る。


天国も東大と一緒で、全員が全員入れるわけではありません。
全員が入れてしまったら、価値がなくなってしまいます。
そして、努力をすることが馬鹿らしくなってしまいます。
それから、なんのために生きているのかがわからなくなってしまいます。
(これが重要!)

なんといったって、
この世はあまりにも不公平に出来ていますからね。
例えば、
悪いことをしているくせに、尊敬されていたり、
悪いことをしているくせに、捕まらなかったり、
そして反対に、
真面目に生きているのに、バカにされたり
何も悪いことをしていないのに、牢獄にいれられたり。

そんな不公平な世の中しかないのであったら、
どこかのアニメの主題歌のように
”やりたいことやったもん勝ち”
になってしまいます。

「どこの誰が困ろうが構わない」
「ほしいものは取る」
「倫理?そんなものはどうでもいい。
 人生一度きり、やりたいことをやっちゃいましょう。」と
なってしまうのではないでしょうか。

正直に真面目に生きていきたい人達にとっては、
一体何のために生きているんだか、わからなくなってしまうことでしょう。
真面目に頑張ったって、それが結果として出てきてくれなかったり
または認めてもらえなかったりするわけですから。


しかし、
「今はテスト期間中なんだ。
この努力が報われる日(来世)が必ずあるんだ。」
と思う人にとっては、
この世は生きるに値する、
価値のあるものになります。


来週に続きます。


*インスタ始めましたが、、止めました(!?)
 まだアカウントは残っていますが、アプリを削除してしまったので
 アクセスできません。
 もしメッセージを送ってくださっている方がいらっしゃいましたら
 こちらのメルマガに返信の形で送っていただけると嬉しいです。*


今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
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レビューを書いてくださった方々 どうもありがとうございました!!


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許せない気持ち

2018-08-03 03:02:27 | イスラム教

アッサラームアレイクム!
皆様方に平安がありますように。

ラマダーン月からお休みをしていた本ブログですが、
やっとこさ重い腰をあげて書き始めることにしました。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

こんにちは ファーティマ松本です。

今週は、久しぶりのメルマガということもあって
「神に帰る生き方」のテーマから少ーしだけ離れて
「許せない気持ち」
について書いてみようかと思います。


身近な人に言われたことや、やられたことで
「絶対に許せない!」という思いを持っている人は、、、
いませんか?

「なんであんなことを言ったんだ?」
「なんであんなことをしたんだ?」
「ひどいじゃあないか」
「許せない!」
といった感じの気持ちですね。

実は私は、10年近くもそんな気持ちをずーっと持ちながら生きていました。
頭では「こういった怒りの気持ちを持ち続けるのは良くない!」と分かっていても
時々何かの拍子に昔のことを思い出しては、苦々しい思いをしていたわけです。
何度も「もう許さなきゃ」とか「もう忘れよう」とかと思いながらも、
なかなか忘れることなんできませんし
ましてや「許す」なんて、、、、。

しかし、今年のラマダーン月の間にかなりいい感じで
この嫌~な思いから解放されることができるようになったのです。

どんな方法で「許せない気持ち」から解放されたか?

興味のある方はいらっしゃいますか?

実は、、

方法、、というのはないのです。

ただ”ある事実を知ることができた”というだけなんです。


どんな事実か?!
(もしかしたらフツーにみんな知っている事かもしれないけど、、、一応堂々と発表!)


第1の事実!!

誰かに対する憎しみ、怒り、許せなさ、といったネガティブな感情。
これらを大事に大事に心の中で育てて喜ぶのは、
他の誰でもない、、、、悪魔です。
悪魔、アラビア語でシャイターンと呼びますが、
悪魔というのは、実際に存在していて人間にとっての公然の敵であると神様はおっしゃっています。

『本当にシャイターンはあなた方の敵である。
 だから敵として扱え。』(クルアーン35:6)

『人々よ、地上にあるもののうち、良い合法なものを食べて
 悪魔の歩みに従ってはならない。
 本当に彼は、あなた方にとって公然の敵である。』
(クルアーン2:168)


私たちが誰かのことを「許せない!」と思った瞬間、
「ヤッホー、いいぞお!」と喜ぶのは、人間の公然の敵である悪魔です。
悪魔は、私たち人間にイヤーな気持ちを常に持ってもらって
不幸せでいてもらいたいのです。

自分が怒り、イラつき、不幸になっているその間
悪魔はヤッター、ヤッターと喜んでいる。
そして、その感情をずーっとずーっと引きずって生きていってもらいたがっている。
ずーっと不幸でいてもらいたがっている、、、
わけですよ。

たった一回しかない大事な一生ですよ。
悪魔を喜ばせるために使ってしまってはもったいないではないですか。

私たちが喜ばせるべき対象は、神様だけ。
決して悪魔ではありません。
悪魔が私たちに、ずーっと不幸せでいてもらいたいのに対し、
神様は私たちに、幸せな人生を歩んでもらいたいのです。
そのために「道」を示してくれたわけです。
その道から外れないようにしないと!!



第2の事実!!

人を憎み、許せないと思い続ける事は、
あたかも

「自分が毒を飲んで、相手が死ぬことを願うようなもの」

だということです。

人を憎み続けること、
それは毎日毎日、毒を飲むようなものです。
自分を害しているだけなんです。

そして、その自分が毎日せっせと飲んでいる毒でもって
相手は死ななければ、傷つくこともありません。

まあ、
別に”死”まで願っているわけではないのですが、
これまた、もったいないではないですか。
たった一度きりの人生を毒を飲んで暮らすなんて!


ということで、、、

私は目覚めました。
もう止めようと!

アルハムドリッラー!(神様に感謝します!)
一度”許せない気持ち”を手放してしまうと
不思議なもので
「もしかしたら、あの時はあの人も疲れていたのかも」とか
「あの人も辛かったのかも」
なーんて、思えるようにまでなりました。

つらーいつらーい過去を ”許す” というのは、
そんなに簡単なことではないでしょう。
しかし、
それが「天国へ続く道」を歩くことにつながります。
幸せへの第一歩です。

この人生において、何が大事かって(私が思うに)
それは、神様からの「お許しとご慈悲」この2つだと思うのです。

神様のお許し、、、
これがなかったら、誰一人天国なんて入れないでしょう。
何しろ、人間は完璧にはできていませんから。
ついつい変なこと、間違ったことをしてしまう生き物です。
ゆえに、神様に(常に)許してもらわなければならない存在なわけです。

人を許せば、神様は私たちをもっともっと許してくれます。

だから誰のためでもない
自分自身のために
許して、許して、
前に進んで行けたら、と思います。

と、
なーんだかんだ言って、今週もなーんとなく
「神に帰る生き方」のテーマに沿っていましたなあ。


今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
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レビューを書いてくださった方々 どうもありがとうございました

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