神に帰る生き方

せっかく生まれてきたのだから、心平安に生きていきたい!と思う。

神様の世界史 預言者ムーサの後を継ぐ人

2025-02-28 12:23:39 | 中近東
こんにちは、ファーティマ松本です。

預言者ムーサさんは、ユダヤ人達が約束のカナンの地に入る事を拒んだため、
ご自身もその地に足を踏み入れることができなくなってしまいました。
そして残念なことに、彼は
祖国の地に入ってみたいという願いが叶うことなく、お亡くなりになってしまったのでした。
では、ムーサさんの後を継いで、ユダヤの民を率いたのは誰でしょうか。

<今回は、ユダヤ系預言者のバトンタッチが行われた話です。>

ムーサさんの後を引き継いたのは、ユシャーと呼ばれる預言者さんです。
彼はムーサさんの側にいた勇敢な若者でした。
彼が新たなリーダーとして、ユダヤ人達を聖地へと連れて行きます。

ちなみに、、、、 
この地球というのは、神様がお創りになったもので、神様の所有物です。
私達も、一応、自分の家という物を所有していますよね。
では、その家の中にあるお部屋って、全部が全部、同じ格付けでしょうか。
違いますよね。
例えば、家の中で一番素敵でいつも片付いている部屋っていうのは、客間だと思います。
客間とお手洗いとでは、ちょっとレベルが違うような、、感じですよね。
客間にお客さんをお通しするというのは、そのお客さんに対しての尊敬などを表す事ができますけども、お手洗いに通してはムッとされること確実です。
(まあ、実際お手洗いのほうが必要性は高いですが、、)
そして、この地球も同じで、
やはり、他の場所とは格が違う、という場所があるのです。
例えば、メッカやメディーナなどがそうですね。
その二都市で行う礼拝は、他の場所で行う礼拝よりも、もっと善行ポイントが高くなったりします。
そして、もちろんエルサレムもまた、そのような格式高い場所の一つなのです。

そのような、まあ聖地と呼ばれる場所というのは、神様の規律を守る人がいるべき所なわけです。
実際、メッカはイスラム教徒以外は入れませんし、メディーナもちょっと前まではそうでした。
(今は非イスラム教徒の観光客も入れるようになって、びっくりです。)

そして、あの約束のカナンの地にユダヤ人が入れなかった理由が、まさにそれだったのです。
ユダヤ人は、かなり長い期間、エジプトで奴隷として暮らしていました。
そして、その間、エジプト人の思考を真似、偶像を崇拝するようにまでなっていたのです。
そのため、純粋なる唯一神教の教えから遠く離れていたわけです。
そのような人達は、聖地エルサレムに入るべき人達ではありませんでした。
そのため、神様は彼らを40年もの間、地上を彷徨わせたのです。
40年もあれば、世代が交代します。
偶像を崇拝していたような人達は亡くなり、新しい人達に取って変わったわけです。
もちろん、その間、預言者ムーサさんは近くにいて正しい道を示していらっしゃいました。
このようにして、やっと彼らユダヤ人は、カナンの地に入る用意が出来たのでした。

このことから分かるのは、
「あなた達は、ユダヤ人だから、、はい、エルサレムどうぞ」
ってことにはならないということです。
どんな系列の家系に産まれようと、どれだけ素晴らしい預言者さん達が祖先にいようと、
そーんなことは全く関係がないわけです。
神様が定めた聖なる地に住めるのは、純粋に唯一の神を崇拝し、その神様が定めた規律に則って生活を送る人達だけです。
それを考えると、今、現在のエルサレムを含むパレスチナの地に、誰が住んで、誰が住むべきではないかが分かると思います。

ムーサさんやユシャーさんの時代、聖地であるエルサレム周辺(カナンの地)には、
神様の規律を守る人は住んでいませんでした。
もしかしたら、古代エジプト人のように偶像を崇拝しているような人達がたくさんいたかもしれません。
しかしその地は、神様を信じ、愛し、そして畏れる人が住むべき所なのです。

ということで、ユシャーさんは、ユダヤ人と共にカナンの城壁都市エリコを攻略することにしました。
戦いは続きました。
後もう少しで決着がつくという時、太陽が沈み初めてしまったそうです。
その日は、金曜日。
太陽が沈んでしまうと、そこで日付が変わり、土曜日になってしまいます。
(これは、現在のイスラム歴も同様で、日が沈んだ時が日付が変わる瞬間です)
 
土曜日というのは、神様がユダヤ人にのみ、お与えになった律法。
安息日です。
安息日になってしまっては、彼らユダヤ人は何もすることができません。
そのため、ユシャーさんは、神様に太陽を沈ませないようにお祈りをしました。
そして、もちろん、神様はその祈りに答えられ、
戦いが終わるまでは、太陽を沈ませなかったそうです。

預言者ムハンマドさん(平安あれ)によると、
「太陽は、ユシャーがベイト・アル=マクディス(エルサレム)へ進軍していた時を除いて、
 誰のためにも止められたことはなかった。」

太陽が沈まなかったおかげで、彼らは戦いに勝ち、
とうとう憧れのその地に足を踏み入れる事ができるようになりました。

ところが、、、
またまた、彼らはやらかしてしまうのでした!!
ユダヤ人の歴史は波乱に満ちています。

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
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神様の世界史 約束の地はもうすぐ、、なのに。

2025-02-21 16:18:29 | 中近東
こんにちは、ファーティマ松本です。
前回の記事に関連した動画を作ってみましたので、よろしかったら見てください。
(ショート動画です。)
https://youtube.com/shorts/sqllWxomy

では今回は、ユダヤの民が、神様からの許しを得た後の話をしていきます。
彼らは、先祖の土地に帰ることになりました。
現在ではパレスチナと呼ばれている辺りです。
ヨルダンや、レバノンなども含まれている地域です。
彼らユダヤ系の歴史は、あの地域が始まりでしたからね。
自分達の先祖がいた場所、まだ見ぬ故郷、といった感じです。
(よく約束のカナンの地、などとも言われています。)

さて、
ユダヤの民は、ムーサさん(平安あれ)と共に、そのカナンの地の近くまで来ました。
憧れの地は、もう後一歩です。
当時は(中国などもそうだったと思いますが)一国を壁で囲んでいたようです。
その国に入るには、門から入って行くわけですね。
ムーサさん一行も、それでは、と門から入って行けば良かったわけですが、
流石にそんな無謀なことはしませんでした。
何人かを送り込んで、中の様子を偵察させました。
すると、
その壁の中で実権を握っていたのは、なかなか強そうな権力者であり、住民達もちょっと
怖そう〜ということが分かったのです。

そのため、
それを聞いたユダヤの民達は、恐れ慄き、壁の中に入って行くのを躊躇してしまいました。
しかし、預言者ムーサさんは、こうおっしゃいました。
クルアーンを見てみましょう。

『「わたしの人びとよ、アッラーがあなたがたのために定められた、聖地に入れ。
 あなたがたは、踵を返して退いてはならない。そうしたらあなたがたは失敗者になる。」』
(5-21)

しかし、ユダヤの民は、すっかり怖気付いてしまい、
「中にいる人達がどっかに行ってくれなければ、私達は入らない」と言うのでした。

(クルアーン 5-22)
『かれらは言った。
 「ムーサーよ本当にそこには巨大な民がいる。
 かれらが出て行かなければ、わたしたちは決してそこに入ることは出来ない。
 もしかれらがそこから去ったならば、わたしたちはきっと入るであろう。」』
ーーーーーー
すると、先ほど中の様子を見に行った勇敢な若者2人が、こう言いました。
「いや、いや、大丈夫だよ。神様の助けがあるから、きっと勝てるよ。」
クルアーンによるとこうです。

(5-23)
『主を畏れる2人は言った。―アッラーは2人を御恵みになられる―
「(村の)正門から入ってかれらに当れ。一度入れば、本当にあなたがたこそ勝利するであろう。  あなたがたがもし(真の)信者ならば、アッラーを信頼しなさい。」
ーーーーーーー
しかし、ユダヤの人々は、二人の言葉に耳を傾けずこう言いました。
「ムーサと神様の二人で、戦ってこい。」
クルアーンによると、こうです。
 
『だがかれらは言った。
「ムーサーよ、本当にわたしたちは、かれらがそこに留まる限り決してそこに入れない。
 あなたとあなたの主が、2人で行って戦え。
 わたしたちはここに座っている。」(5-24)
ーーーーー
ここで待っている、と、、、ちょっと可愛げな事を言いました。
しかし、預言者ムーサさんにとっては、そーんなの、ちっとも可愛くなんかなかったのです!!

お前らふざけてんのか!
エジプトで奴隷だったお前達が、やっとの思いで祖先の土地に帰って  
来られたんだぞ。
ここで普通の生活が送れるんだぞ。
と、怒鳴りまくったことでしょう。(多分)
それでも座り続けるユダヤ人を前に、彼はとうとう、神様にお願いをしました。  

『かれは申し上げた。
 「主よ、本当にわたしは、わたし自身と兄弟の外は制御出来ません。
 ですから私達を、この反逆の民から引き離して下さい。」』(5-25)
ーーーーーーー
もう嫌だ、こんな人達と一緒にはいられない、というムーサさんの怒り爆発です。
それに対し、神様はちゃんと答えてくれました。

『(主は)仰せられた。
 「ならばこの国土を、40年の間かれらに禁じよう。かれらは地上をさ迷うであろう。
  だからあなたがたは主の掟に背く民のことで悲しんではならない。」』(5-26)
ーーーーー
なんと!
預言者ムーサさんの言うことを聞かなかったユダヤ人達は、カナンの地へ入ることを禁止されてしまったのです。
プラス、彼らは40年間もの間、どこへ行くでもなく<さまよい>続けることになってしまいました。
どこにも定住を持たず、朝起きたら歩きだし、夜になったら着いたところで寝る、
という生活の繰り返しになってしまいました。
それも40年間もです。

彼らの祖先(偉大な預言者の数々)が、住んでいらしたカナンの地、
そこへまた戻してあげようと思った神様でしたが、ユダヤの民は、それを拒否しました。
その結果、いくらユダヤの系統であろうとも、その地に住む資格を奪われました。
彼の地は、神様が特別に祝福された土地です。
神様の命令を背いたり、預言者に反抗的な態度を取る人達には、その地に住む権利など
あろうわけがありません。
 
ユダヤ人の放浪の旅が始まりました。

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
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神様の世界史 感謝をするであろうから、許す!

2025-02-14 12:32:57 | 中近東
こんにちは、ファーティマ松本です。

前回は、神様から律法を渡された預言者ムーサさん(平安あれ)が、 
民の元へ帰って来た後に目にした<恐ろしい>ことについてお話しました。
サーミリーという人物が、牛の形をした偶像を作ってしまったのでしたね。

日本人的には、「偶像を作ったから何なんだ!」という感覚があるかもしれません。
でも、イスラム的な観点では、これってかなりやばい事なのでございます。
なぜなら、唯一無二の神様だけを崇拝するのが、唯一神教(イスラム教、ユダヤ教、キリスト教)です。
神様だけを崇拝するべきなのに、偶像を作ってそれを拝んでしまうのは、
もう基礎の部分が大きく間違っています。土台部分がボロボロって感じです。
ガタガタした土台の上に、大きく立派な建造物なんて建ちませんよね。
 
故に、神様はどんな罪でも許してくれるとおっしゃっていますが、
この<神様以外の物を拝む事>だけは、だめだよとおっしゃっています。

『本当にアッラーは、(何ものをも)かれに配することを赦されない。
 それ以外のことに就いては、御心に適う者を赦される。
 アッラーに(何ものかを)配する者はまさに大罪を犯す者である。』
(クルアーン 4-48)
 
神様となにかを同等レベルに置くこと、これがかなりの罪(大罪)ということです。
偶像を作って拝むだけでなく、
キリスト教のように、神様には子供がいるという教えもこの部類に入ります。

じゃあ、そーんなことをしてしまったら、もう絶対に許してもらえないのかと言うと、
そんなことはないですよね。
私たちが生きている間は、いつだって許しを願うチャンスはあります。
許しを請い、もう二度と同じことをしなければ、ばっちぐーです。

ということで、サーミリーと共に牛の偶像を拝んでしまった人達も、ちゃんと神様はお許しくださったそうです。
クルアーンを見てみましょう。

『そしてその後、われはあなた方を許した。
 おそらく貴方がたは、感謝するようになるであろうと。』(2−51)

と、あります。
ここでちょっと面白いなあと思ったのですが、
あなた達を「清めるために許そう」とおっしゃっていないんですよね。
「感謝をするだろうから、許そう。」とあります。
私が許せば、<ちゃんと感謝をするであろう>だから許すぞ、ということですよね。

では、なんでそんなに感謝をさせたいのでしょうか。
これは、神様が承認欲が強いとか、そんな事ではありません。
私たちが感謝をするのは、あくまでも自分自身のため。

『誰でも感謝をする者は、自分の魂のために感謝するのである。」
(31:12)

かなり以前に、このメルマガで、天地創造について書いた事があるのですが、
覚えていらっしゃるでしょうか。
この天地創造の理由の一つに、私たちの行いを見るため、、、というのがあります。

『本当に地上の全てのものは、それ(大地)の装飾としてわれが設けたもので、
 彼等の中で誰が最も優れた行いをするかを試みるためである。』(18:7)

この地球上には、たくさんの物があります。
空気や水、土や海、木々に動物、石や火などなど。
全ての物は、神様が私たちの利益になるように、お創りくださった物です。
そういった物を使って、私達が何をするかを試みられているのです。 

『本当にわれは、かれ(人)を試みるため、混合した一滴の精液から人間を創った。
 それでわれは聴覚と視覚をかれに授けた。
 われは人間に(正しい)道を示した。
 感謝する者(信じる者)になるか、信じない者になるかと。』(76−2,3) 

こちらでは、私達に視覚や聴覚といった人間の身体の素晴らしい機能をお与えになったのは、
それにより、感謝をするかそうでないかを試みるため、とあります。
つまり、
神様は、私達にたくさんの良い物をお与えになった。
その目的は、「それらに感謝をしながら、善い行いをするかどうか」を見るため
らしいですね。

じゃあ、感謝をしたら、一体どうなるのでしょう?
クルアーンによると、こうです。
『もしあなたがたが感謝するなら,われは必ずあなたがたに(対する恩恵を)増すであろう。
 だがもし恩恵を忘れるならば,わが懲罰は本当に厳しいものである。』(14-7)

恩恵を増すとは、ありとあらゆる点において、良いことが増えるということです。
よく「成功したかったら感謝をしろ」と言われる理由が、この句よくから分かりますね。

感謝をすれば、良いことでいっぱいになるし、、、
プラス、死んでから天国に入れる可能性も、めちゃくちゃ高いと思うんです。
だって、神様に感謝をしながら生きていた人を、優しい神様が地獄に突き落とすとは、
考えにくいですもんね。

私達がこの世で生きて行く上で、必要な全ての物をお創りくださった神様。
そして、それらを感謝しながら使えば、来世において天国へ入れてくださるとおっしゃる神様。
天国では、好きな事を好きなだけしていいとおっしゃる神様。
その天国というのは、入ってしまったらずーっと、永遠に住む事ができる所。
ほんの何十年かこの世で、神様がお与えくださった物に感謝をしながら、生きているだけで
永遠に続く至極の生活を約束されている。
こんな優しい神様が他にいらっしゃるでしょうか。

今の世で例えてみると、、、
一国の王様が、(総理大臣とかでもいいですけど)毎日3回、美味しい食べ物をデリバリーしてくれる。病気になったら医療費はタダ。
で、国民がそういったことに感謝して、法律を守ってくれたら、
あらゆる税金が免除され、家と給与が与えられる。
といった感じでしょうか。
まあ、これよりも全然良いので比べられませんが、 、。

それなのに、
ユダヤの民は、どうして自分の手で作った牛の偶像に、頭を下げて崇拝しなければならなかったのでしょうか。
彼らは、もっともっと違う事ができたはずです。
預言者さんが二人もいてくれたのですから、
その二人の助言通りにして、感謝をしながら生きていれば、
神様からの大きな大きな恩恵とお助けがあったはずなのです。

ただ、当時のユダヤ人同様、現代に住む私達も
随分とこの世の中を、難しい物にしてしまっているのではないかなあと思います。
もっと簡単に、この世を渡って行く術があるというのに、、、、。

預言者ムーサさん(平安あれ)の言うことを聞かないユダヤ人達の苦悩は、
これから本格化していきます。

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
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神様の世界史 怒る預言者ムーサ

2025-02-07 15:32:21 | 中近東
こんにちは、ファーティマ松本です。
前回は、預言者ムーサさんが神様から律法を受け取った話をしました。
律法の原型というのは残っていませんが、こんな事が書いてあったはずということを
クルアーンの中から引用して紹介しました。
今回は、その後の話になります。

預言者ムーサさん(平安あれ)は神様と直接話しをし、なおかつ律法という法律まで与えられ、
喜び急いで民の元へ帰ったと思います。

ちなみに、神様と直接会話をされたのは、預言者の中でもムーサさんお一人です!
そのため、彼は「カリームッラー」と呼ばれています。
これは 「アッラーと語り合った者」 という意味です。
他の預言者さん達は、天使を介してメッセージを受け取っていたのですが、
ムーサさんだけは、直接お話をする機会を得られたなんて、すごい方ですよね。
「あれ?じゃあ、預言者ムハンマドさん(平安あれ)が天国へ行った時は、
 神様と直接会話しなかったの?」
と思われた読者さんもいらっしゃる事でしょう。

預言者ムハンマドさん(平安あれ)も、天国の最上階に招かれた時には、神様と直接話されています。しかしそれは、天国でのこと、、、。
ムーサさんとムハンマドさん(両者に平安あれ)の違いは、地上にいらっしゃる時に話されたか、天国で話されたかの違い、、、ということです。

さて、山を下りて帰って来たムーサさんは、恐ろしい光景を目にすることになります。
なんと、なんと、ユダヤ人達がみんなして、こぞって、、何をしていたと思いますか?
なんと!!
自分たちで偶像を作って、それを拝んでいた!というのです。
その偶像というのは、牛!(モー)
そして、その牛の偶像というのが、結構凄くて、声が出たりしたそうなんです。
(いやー、すごいなあ。)
で、またこれが<金>でできているらしくって、個人的に、、、(欲しいんですけど、金、高いし)
クルアーンによると、こうです。

『ムーサーの民は、かれの(去った)後、
 自分の装飾品で鳴き声の出る形だけの仔牛を造った。
 かれらはそれがものも言わず、また道案内も出来ないことが分らないのか。 
 かれらはそれを(神として)とり、不義を行った。』(クルアーン 7:148)

で、これを見たムーサさんは、もちろん激怒するんです。
そして、自分が不在の間、ユダヤ人を監督監視するためにいた、自分の兄弟(ハールーン)を激しく問い詰めました。
「何やってんだあ、お前は!」といった感じで。
クルアーンの記述を見てみましょう!

『ムーサーはその民の許に帰った時、激怒し、悲しんで言った。
「あなたがたが、わたしの不在中に行ったことは災いである。 
 あなたがたは主の審判を催促するのか。」
 かれは板碑を投げ、かれの兄の頭(の髪)を掴んでぐっと引き寄せた。
 かれ(ハールーン)は言った。
「わたしの母の子よ、本当に人びとはわたしを無力だとし、
 またわたしをほとんど殺さんばかりであった。
 だからわたし(の手落ち)に対し、敵を喜ばせないでくれ。
 またわたしを不義の人々と一緒に見なさないでくれ。」』(7-150)

いやー、やっぱりかなり怒っていらっしゃいます。
板碑を投げ、とありますね。
でも、なんでユダヤの民は、そんな事をしてしまったのか?
クルアーンによりますと、ユダヤ人の中にサーミリーという名の人がいたそうです。
そやつがちょっと、やばかったそうですね。

『かれは仰せられた。「本当にわれはあなたの去った後あなたの民を試みたが、サーミリーがかれらを迷わせた。』(20-85)

それでは、激怒している預言者ムーサさん(平安あれ)とやばい奴サーミリーがどうなるのか。
次回をお楽しみに!!

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
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