「アッラー以外に神はなし」
と言うのは容易いけれど
それを正しく理解して、
それを信条に生きていくのは、なかなか難しい。
というところで先週は終わりました。
こんにちは ファーティマ松本です。
預言者ムハンマドさん(彼の上に平安あれ)はおっしゃいました。
「肉体の中には、一片の肉がある。
それが健全であければ、肉体はすべて健全であり、
それが腐れば、肉体も全て腐る。
その一片の肉とは、心のことである。」
人間であれば、誰でも心を持っています。
その心が良ければ、すべて良く
その心が汚れていれば、すべてが悪い、
というわけですね。
確かに人は、自分の思うことによって行動を起こします。
良い心または良い意思を持った人は、きっと良い行いをすることでしょう。
反対に悪い心、悪い意思を持った人は、悪い行いをする かもしれません。
私たちの心が、私たちの行動を左右すると言っても過言ではありませんね。
私たちが心で思う事は、周りの人からは見えませんが
私たちのやること、言うことはすべて丸見えです。
行動を変えたければ、少しづつでも心を変えていかなければならないでしょう。
心に何を入れるか、によって私たちの行動、ひいては人生が変わっていきます。
お金を入れれば、お金を得るための行動をとりますし、
周りの人の気持ちや反応を心に入れれば、それが”第一”の行動をとるようになるでしょう。
そして神様を心に入れれば、神様の事が常に気になるようになると思います。
そうです!
常に神様の事が気になるようになったら、かなりしめたものなんです。
心の中に神様がしっかりと入ってしまえば、
「アッラー以外に神はなし」を信条に生きていくのは、難しくなくなります。
心に神様が入っている人は、常に神様の事を思います。
「神様に好かれるにはどうしたらいいだろう?」
「今この場面で、何をしたらいいだろう?何を言えばいいだろう?」
「こんな事をしちゃってもいいだろうか?」など。
すべての判断基準が
「これは神様が喜ばれる事かそうでないか」
になってきます。
このように神様を思う心とそうでない心の違いは、
生きているか死んでいるか、ぐらいの違いがあるそうです。
預言者ムハンマドさん(彼の上に平安あれ)はおっしゃいました。
「アッラーを思う心とそうでない心の違いは、生きているか死んでいるかである。」
神様を常に思っている心は生きていて、
神様を思っていない心は死んでいる。
たとえ体は実際に歩いたり、働いたり、食べたり、息を吸ったり吐いたりしているけれど
心は死んでいるも同然だ、ということです。
どんなものでも 死んでいるものというのは、呼吸をしていませんね。
死んでいる心、つまり"呼吸をしていない心"を持っているということは
かなり息苦しい感じがしませんか。
人間は大きく分けて3つの部分からなっているそうです。
肉体
頭脳
心
良い人生を送りたいのであれば、これら3つのすべてのニーズを(均等に)叶えてあげる事が大事です。
まずは肉体。
現代の日本では、誰もがしっかりと肉体の要求に応えていると思います。
どんな物を食べればいいのか。
睡眠はどのくらいとればいいのか。
運動はどんなものをどのくらいすればいいのか、
化粧品はどれがいいのか、
このサプリはいいのか、悪いのか。
あの健康食品は本当に効くのか。
巷には、いろいろな情報が飛び交っていますね。
みんな自分の体に関心があり
しっかりと労ってあげているのではないか、と思います。
続いて、頭脳のニーズ。
あれが知りたい、これが知りたい!
という思い 誰でもありますよね。
ハウツー本が多く出回っているということは、
それだけみんな、知りたい事がいっぱいで、それをちゃんと充しているのだと思います。
では、心のニーズはどうしているでしょうか。
上記二つの要求には、しっかりと(必要以上に)答えている私たちですが、
もう一つの”心”という大事な部分の要求には、ちゃんと答えていないのではないかと思います。
心も体と同じように、健康管理が必要です。
心にも、必要な栄養や酸素を与えてあげなくてはなりません。
でなければ、心なんて簡単に死んでしまいますからね。
心の酸素、そして栄養とは一体何なのでしょうか。
神様はクルアーンの中で、その答えを教えてくださっています。
『信仰する者(つまりアッラー以外に神様はいない事を認めた人)たちは、アッラーを思って心に平安を得る。
アッラーを思うことにより、心に平安が得られないわけがないのである。』
(クルアーン13:28)
神様を念ずること、
神様の事を思うこと、
神様の喜びを得ようとすること、
神様が命じた事を無条件で行うこと、
神様が禁じた事を直ちに止めること、
このような行いをすることが、心に平安をもたらしてくれるそうです。
その反対に、敢えて神様の事を念じない者の心には、
悪魔が住み着いてしまいます。
『慈悲深きお方の訓戒に目をつぶる者には(故意に念ずることを避ける者)には、
我は悪魔を振り当てる。
それは彼にとり 離れ難い友となるであろう。
こうして(悪魔は)正しい道から彼らを遠ざける。
しかも彼らは、自分は正しく導かれていると思い込んでいる。』
(クルアーン43:36~37)
悪魔が離れ難い友達にならないように、
心をどのようにきれいにしていけばいいのか、、
どうきれいに保てばいいのか、、、
それは、、、来週に続きます!!
今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
======================================
※5星レビューが5件もつきました。(o^^o)*
レビューを書いてくださった方々 どうもありがとうございました
アマゾンから電子書籍発売中!
「イスラム的現世の歩き方」
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と言うのは容易いけれど
それを正しく理解して、
それを信条に生きていくのは、なかなか難しい。
というところで先週は終わりました。
こんにちは ファーティマ松本です。
預言者ムハンマドさん(彼の上に平安あれ)はおっしゃいました。
「肉体の中には、一片の肉がある。
それが健全であければ、肉体はすべて健全であり、
それが腐れば、肉体も全て腐る。
その一片の肉とは、心のことである。」
人間であれば、誰でも心を持っています。
その心が良ければ、すべて良く
その心が汚れていれば、すべてが悪い、
というわけですね。
確かに人は、自分の思うことによって行動を起こします。
良い心または良い意思を持った人は、きっと良い行いをすることでしょう。
反対に悪い心、悪い意思を持った人は、悪い行いをする かもしれません。
私たちの心が、私たちの行動を左右すると言っても過言ではありませんね。
私たちが心で思う事は、周りの人からは見えませんが
私たちのやること、言うことはすべて丸見えです。
行動を変えたければ、少しづつでも心を変えていかなければならないでしょう。
心に何を入れるか、によって私たちの行動、ひいては人生が変わっていきます。
お金を入れれば、お金を得るための行動をとりますし、
周りの人の気持ちや反応を心に入れれば、それが”第一”の行動をとるようになるでしょう。
そして神様を心に入れれば、神様の事が常に気になるようになると思います。
そうです!
常に神様の事が気になるようになったら、かなりしめたものなんです。
心の中に神様がしっかりと入ってしまえば、
「アッラー以外に神はなし」を信条に生きていくのは、難しくなくなります。
心に神様が入っている人は、常に神様の事を思います。
「神様に好かれるにはどうしたらいいだろう?」
「今この場面で、何をしたらいいだろう?何を言えばいいだろう?」
「こんな事をしちゃってもいいだろうか?」など。
すべての判断基準が
「これは神様が喜ばれる事かそうでないか」
になってきます。
このように神様を思う心とそうでない心の違いは、
生きているか死んでいるか、ぐらいの違いがあるそうです。
預言者ムハンマドさん(彼の上に平安あれ)はおっしゃいました。
「アッラーを思う心とそうでない心の違いは、生きているか死んでいるかである。」
神様を常に思っている心は生きていて、
神様を思っていない心は死んでいる。
たとえ体は実際に歩いたり、働いたり、食べたり、息を吸ったり吐いたりしているけれど
心は死んでいるも同然だ、ということです。
どんなものでも 死んでいるものというのは、呼吸をしていませんね。
死んでいる心、つまり"呼吸をしていない心"を持っているということは
かなり息苦しい感じがしませんか。
人間は大きく分けて3つの部分からなっているそうです。
肉体
頭脳
心
良い人生を送りたいのであれば、これら3つのすべてのニーズを(均等に)叶えてあげる事が大事です。
まずは肉体。
現代の日本では、誰もがしっかりと肉体の要求に応えていると思います。
どんな物を食べればいいのか。
睡眠はどのくらいとればいいのか。
運動はどんなものをどのくらいすればいいのか、
化粧品はどれがいいのか、
このサプリはいいのか、悪いのか。
あの健康食品は本当に効くのか。
巷には、いろいろな情報が飛び交っていますね。
みんな自分の体に関心があり
しっかりと労ってあげているのではないか、と思います。
続いて、頭脳のニーズ。
あれが知りたい、これが知りたい!
という思い 誰でもありますよね。
ハウツー本が多く出回っているということは、
それだけみんな、知りたい事がいっぱいで、それをちゃんと充しているのだと思います。
では、心のニーズはどうしているでしょうか。
上記二つの要求には、しっかりと(必要以上に)答えている私たちですが、
もう一つの”心”という大事な部分の要求には、ちゃんと答えていないのではないかと思います。
心も体と同じように、健康管理が必要です。
心にも、必要な栄養や酸素を与えてあげなくてはなりません。
でなければ、心なんて簡単に死んでしまいますからね。
心の酸素、そして栄養とは一体何なのでしょうか。
神様はクルアーンの中で、その答えを教えてくださっています。
『信仰する者(つまりアッラー以外に神様はいない事を認めた人)たちは、アッラーを思って心に平安を得る。
アッラーを思うことにより、心に平安が得られないわけがないのである。』
(クルアーン13:28)
神様を念ずること、
神様の事を思うこと、
神様の喜びを得ようとすること、
神様が命じた事を無条件で行うこと、
神様が禁じた事を直ちに止めること、
このような行いをすることが、心に平安をもたらしてくれるそうです。
その反対に、敢えて神様の事を念じない者の心には、
悪魔が住み着いてしまいます。
『慈悲深きお方の訓戒に目をつぶる者には(故意に念ずることを避ける者)には、
我は悪魔を振り当てる。
それは彼にとり 離れ難い友となるであろう。
こうして(悪魔は)正しい道から彼らを遠ざける。
しかも彼らは、自分は正しく導かれていると思い込んでいる。』
(クルアーン43:36~37)
悪魔が離れ難い友達にならないように、
心をどのようにきれいにしていけばいいのか、、
どうきれいに保てばいいのか、、、
それは、、、来週に続きます!!
今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
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レビューを書いてくださった方々 どうもありがとうございました
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