神に帰る生き方

せっかく生まれてきたのだから、心平安に生きていきたい!と思う。

神様の世界史 さあ、エルサレムへ

2024-12-27 03:36:22 | 中近東
こんにちは、ファーティマ松本です。

前回は、礼拝が定められた経緯と共に、預言者ムーサ(モーゼス)さんがユダヤ人を率いた大変さに、少しだけ触れてみました。
それでは、早速ユダヤ人がどんな風にムーサさんを困らせたのかを書いてみたいのですが、
その前に、<またしても>書いておきたいことが、、、、ありまして。
申し訳ないのですが、今回はその事について書いてみたい思います。

前回、預言者さん(平安あれ)が天国の最上階近くまで行かれた話をしました。
実は、預言者さんは、マッカから直接天国へ行かれたわけではなく、
最初にエルサレムへ行かれたんです。
行ったと言っても、トコトコと歩いて行かれたわけではないですよね。(遠すぎる)
なんと、夜中寝ている時に天使に起こされ、
ブルカという動物の様なものに乗せられて、ほぼ一瞬にしてマッカからエルサレムへ行かれました。
 
そして、エルサレムで何をされたかと言うと、
なんと、なんと、びっくり、びっくり、
歴代の預言者さん達全員とエルサレムにある、あの!モスクで礼拝をされたそうなんです。
歴代の預言者さん達と言ったら、イブラヒームさん、その息子さん二人(イスハークとイスマイール)そして、イスハークの息子のヤーコーブさん、そしてその息子のユーセフさん、
ここまでの預言者さん達は、既にご紹介しておりますが、
ユーセフさんの後にも、たくさんのユダヤ系預言者がたくさんいらっしゃいます。
もちろん、ムーサさんもそうですし、忘れていけないのがあの<イエス・キリスト>さんも
この礼拝の中にいらっしゃったお一人です。
<すべての預言者さん達に、平安がありますように!>

キリスト教徒の人達には驚きの事実かもしれませんが、私達イスラム教徒も
イエス・キリストさんを尊敬し、愛しているのです。
なんかイスラム教徒というと、ムハンマド教などと思っている方も多いと思いますが、
ソーンな事はありません。
前々回にも言ったように、<唯一信教>と言った方がわかりやすいと思います。
その証拠に、
唯一の神様から遣わされ、人々に「唯一の神だけを拝むよう」にと言われた預言者さん達が、
エルサレムに集まって一緒に礼拝をされたというのですから、こんなに分かり易い事はないでしょう。
すべての預言者さん達は、ユダヤ系だの何だの関係なく、全員がチームといった感じですね。
サッカーのチームのような感じでしょうか。

さて、さて、すべての預言者さんが集まってで礼拝をされたということですが、
この礼拝をリードされた、つまり一番前に立ったのは、預言者ムハンマドさん(平安あれ)でありました。
これは、すべての預言者の頂点にあるのが、ムハンマドさんだという象徴的なシーンであります。

ちなみに、マッカからエルサレムまでの旅をミラージと言い、
エルサレムから天国までの旅をイスラーと言います。
そして、この2つの旅は、たったの一晩で完結しました。
当時であったらマッカからエルサレム行くだけだって、一ヶ月は必要だったのではないでしょうか。
それが、、、一晩ですからね。
これはもう、奇跡以外の何物でもありません。
実際、次の日に預言者さん(平安あれ)は、マッカの人々にこの2つの旅の事を話しましたが、ほとんどの人は、気が狂ったのかと言って大笑いしたそうです。
ただ、一人
「彼がそう言ったのなら、そうだったんだろう。」と預言者さん(平安あれ)のお言葉を即座に信じた人がいらっしゃいました。
それが、アブー・バクルさんです。

彼は、預言者さんの死後にイスラム共同体を率いた最初の方です。
彼の凄さについては、今回は書きませんが、
改めて思うのは、預言者さんは、周りにいた人達にものすごく恵まれていたということです。
ムーサ(モーゼス)さんと比べると、ムハンマドさんの周りにいた人達というのは、
驚くほどレベルの高い人が多かったのです。
預言者さん(平安あれ)の人生は、非常に厳しい人生でありましたが、
素晴らしい人達に囲まれて、とても幸せだったのではないかなあと思ったりします。


みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
来年は、10日の金曜日から新たに投稿したいと思います。

それから告知!
この「神様の世界史」がユーチューブになりました!!
https://youtu.be/l7_mdgyN9Jk
結構頑張って作りましたので、よろしかったらチャンネル登録、高評価お願いします。

それでは、また来年にお会いしましょう。

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そして、イスラム教とは?
人生というものを、今までと違った見方で見られるようになった樹里は、
一歩を踏み出せるようになるのでしょうか。

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神様の世界史 礼拝とムーサさん(平安あれ)

2024-12-20 15:05:56 | 中近東
皆さん、こんにちは。ファーティマ松本です。

前回は、預言者ムーサさん(モーゼス)とユダヤ人達が紅海を渡った日、すなわち
神様が彼らを助けた日<アシューラ>について書いてみました。

紅海を渡った、なーんて簡単に書いてしまいましたが、
実際の距離といったら、かなり、、、ですよね~。
それも後ろから、追手がすごい顔で追いかけてくるんでよお。
(すごい顔かどうかは分かりませんが、、、)
まさしく、命カラガラ、大変な逃亡であったと思います。

そんな彼らが紅海に着くと、海は元の状態に戻り、ファラオ軍隊は飲み込まれてしまいました。
ユダヤ人達は、まさしく眼の前で神様の偉大な援助と奇跡を目にしたわけですが、、、
さて、
そんなユダヤ人達は
神の偉大さにひれ伏し、感謝を忘れないような民族になったのでしょうか。

それが、、、、

結構、そうでもなかった、というのが面白い所であります。
預言者ムーサさん(モーゼス)は、このユダヤ人達に送られたユダヤ系の預言者さんなのですが、めちゃくちゃ大変な思いをした預言者としても有名です。
それは、こんな話からも伺えます。

話、、と言っても、これはイスラム教徒であったら超有名な話なので知っている方も多いと思いますが、、<史実>です。
本当に起きた事なのです。
でも、イスラム教徒でない人達にとっては、なんだそりゃってなってしまう様なお話かと思います。
ちょっとだけ簡単に説明させてください。

預言者ムハンマドさんは、マッカにいた頃、ものすごい迫害に遭っていました。
しかし、彼を守ってくれていた強力な助っ人がいました。
おじさんと奥さんのお二人です。
ある年に、二人が次々と亡くなってしまったのです。
その年は、悲しみの年と呼ばれています。
大切な人を二人も亡くし、悲しんでいた預言者さん(平安あれ)を、
なんと神様は、自分の所まで呼び寄せられたのです。

預言者さん(平安あれ)はある夜、天国に招待されるのですが、
天国って段階があるんですよね。
ランクと言っても良いかもしれません。
預言者さん(平安あれ)が招待されたランクは、かなりの上位で、最高位である天使ガブリールでさえも入ることが許されていない所でした。
そして、そこで神様は、預言者さんに礼拝の義務を与えられたのです。
今、私達イスラム教徒が一日に5回するあの礼拝が、この時正式に下された訳です。
礼拝は、神様から直接預言者さんに言い渡されたのですね。

今までは、神様からの伝言はすべて天使を介して行われて来ました。
クルアーンなどはその良い例で、一字一句すべて天使を介して預言者さんに伝えられました。
しかし、礼拝の定めだけは、わざわざ地球から天国まで連れて来られ、神様自らが伝えられたのでした。
それほど、礼拝の位置付けというのは高く、特別中の特別なものなんです。

なぜ、<悲しみの年>に、この礼拝の定めが下りたのか。
これには、いろいろな意味合いがあると思うのでうが、
<その一つ>
礼拝は、まさしく神様と人々を直接つなぐ物です。
キリスト教と違い、イスラム教は、もう直で、神様と対話をすることが可能です。
これが礼拝の凄さです。
多分、この時預言者さん(平安あれ)にとって、神様と直で話すことが本当に必要なことだったのかもしれませんね。

では、神様は預言者さん(平安あれ)に実際、なんと仰ったと思いますか。
なんと!!
「一日50回の礼拝をしましょう!」です!!!
なんと、なんと、最初は50回だった様ですよ。
50回って言ったら、本当に一日礼拝しかしないような日常です。

でも、預言者さんは「はい、分かりました。」と言って、今までいた最高レベルの場所から下りていきました。
しかし、階下へ行って見ると、なんとそこにいらしたのが、ムーサさん(平安あれ)でした。
ムーサさんは、「なんて言われたんだ?」とムハンマドさんに聞きました。
「礼拝を50回するように言われた。」と言うと
ムーサさんは、
「無理、無理、絶対無理。あなたの人々は、絶対にできないから。
 もう一度戻って、少し少なくしてもらった方がいい。」と助言をしたんです。
そこで、預言者さんは神様の元に戻り、少し回数を減らして下さいとお願いしました。
神様は「わかった、それでは、40回」と回数を減らしてくださりました。

ムハンマドさん(平安あれ)が下に行って、ムーサさんに40回になったと言うと
「無理、無理、絶対にあなたの人々はできないから、もっと少なくしてもらえ。」
と、またまた言いました。
仕方なく、またムハンマドさんは神様の元へ戻りました。

行くたびに、神様は数を少なくしてくださるのですが、ムーサさんは、まだ駄目だ、まだ駄目だと何度も何度もムハンマドさんを神様の元に戻らせました。
そして、最終的に一日5回にまで減ったのです。
しかし、ムーサさんは、それでも駄目だ多すぎる、人々は絶対にやれないぞと仰り、ムハンマドさん(平安あれ)に神様の所へ行って少なくしてもらえと助言しました。
ムーサさんの経験上、一日5回の礼拝なんて、絶対に無理、人々はやらないと思ったのでしょう。
それに対し、ムハンマドさん(平安あれ)は、
「私は、もう恥ずかしくて、これ以上お願いにはいけない。」と言いました。

実際、一日5回の礼拝って、大変ですよね。
私のように、ほぼ一日家にいる人間にとっては、全く大変ではありませんが、
日本や他の非イスラム教の国々で、
ましてや働いていたりなどしたら、大変だと思いますよお。
私も日本にいる時は、結構大変な感じがしてしまいます。
ちょっと(喜んで)ショッピング〜、とかお友達に会いに行ったりしたら、たちまち一日5回の礼拝が重くのしかかってきちゃいます。
気楽に礼拝を出来る場所がないんですよね。

しかし、ですよ。
神様はなんと!
「一日5回にまでに減らした礼拝をやったら、一日50回やったことにしよう!」
と仰ってくれました。
一日50回、最初の数ですね。
すごくないですか。
神様って本当に、とてつもなく寛大で、優しいですよね。
このように、天国への道を簡単に簡単にしてくれているんです。
ですから、頑張って礼拝をしなくっちゃ!って感じです。

今回こそ、紅海を渡った後のユダヤ人を書いてみたいと思っていたのですが、
いざ書き出してみると、どうも思っていた方向以外の方へ行ってしまうのが常でございます。
ということで、次回は何を書くかまだ未定でございます。
 
今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
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神様の世界史 神様がユダヤ人を救った日

2024-12-13 12:27:06 | 中近東
こんにちは、ファーティマ松本です。

前回は、自分側の行動がまずは先にあり、神様の援助はその後から来るよ!というお話をしました。
神様が預言者ムーサさん(平安あれ)に、杖で海を打てと命じられたのもこの為です。
まずは自分から何かをやりましょうって事ですね。
杖で海を打つなんて、かなり小さな行動です。
誰にでも出来ることだと思います。
なのに、その後に続く神様の援助の規模が、めちゃくちゃすごくないですか?
これは、まさしく神様の凄さの現れです。
神様からの後押しがあることを信じているムーサさんに見せてくれた神様の助けの偉大さ、すごいですよね。

今回は、紅海を渡った後のユダヤ人達の態度について書いていこうと思ったのですが、
一つ大事な事を書き忘れていたので、今回はそのことについて書いてみようと思います。
〜〜〜〜〜〜    〜〜〜〜〜〜〜  〜〜〜〜〜
預言者ムハンマドさん(平安あれ)は、メッカでの迫害が非常に耐え難い物になった為、メディーナに移住をしました。
その移住先であるメディーナには、そこそこの数のユダヤ人が住んでいました。
ある日、預言者さん(平安あれ)は、彼らが特定の日に断食をしていることに気付きます。
「どうしてあなた達は断食をしているのか?」と聞くと
ユダヤ人達は、「この日は神様が私達をファラオから救ってくれた日だから」と答えたそうです。
すると、預言者さん(平安あれ)は、周りの人々にこう言いました。
「我々は、彼らよりもムーサに近い。」
そして、次の年からこの日に断食をするようになりました。
もちろん、人々にも同じ様に断食をするように言い、ラマダーンの断食が正式に天から降りるまでの間は、この断食はほぼ義務的に行われていました。

さて、とても興味深い点がいくつかあります。
まず、、、
ムーサさん(平安あれ)は、ユダヤ人に送られたユダヤ系預言者ですよね。
にもかかわらず、ムハンマドさんは、私達の方があなた達ユダヤ人よりもムーサに近いと仰ったのです。
興味深いですよね。
なぜだと思いますか。

私達の頭で考えるイスラム教っていうのは、かなり狭まった感じがするんです。
イスラム教って言ったら、一日5回礼拝して、断食して、食べちゃいけない物がたくさんあって、着られる物も決まっていて、、、と普通の人はそう思うでしょう。
でも実際は、そんなに小さい世界ではなく、
どちらかと言うと、最初の人間であるアダムから始まって、今までお伝えしてきたすべての預言者さん達全員の教え。
人類の始まりから預言者さんムハンマドさん(平安あれ)の時代まで、すべて包括している教えです。
すべての預言者の教えとは、簡単に言ってしまえば
『神様が始まりで、その神様は唯一無二、その神様の教えに沿った生き方をする』
という教え。
これを<唯一神教>と言うと、ちょっと分かりやすくなるかと思います。
変にユダヤ教だの、キリスト教だのって分けるとスッキリしませんが、
唯一神教と一つに引っ括めて考えると、分かりやすくなりますよね。

じゃあ、メディーナにいたユダヤ人だって、その大きな教えの中の人達なんだから、
なんで、預言者さんは私達の方があなた達より近いと言ったのでしょう?
それは多分、彼らユダヤ人はその大きな枠の中から、ちょっとづつはみ出していってしまったからではないでしょうか。
唯一神教という大きな枠から出てしまっていた、、、、。
それはもしかしたら、唯一の神アッラーだけでなく、何かを同時に崇拝していたか、
または唯一神であるアッラーから言われていた教えを捻じ曲げたか、といったことが考えられます。
ですから、唯一神教という大きな教えから出ていない預言者ムハンマドさん(平安あれ)や、
彼の周りにいた人達は、ムーサさんに<近い>というわけです。

ということで、預言者さんはご自身もこの日には断食をしましたし、周りの人たちにも断食をするように助言しました。
ちなみに、この日をアシューラと言います。
そして面白いのが、、、
イスラム教徒はこのアシューラの日だけ断食をするのではないのです。
なんと、その前後の日も断食をするように教えられています。
なぜでしょう?
それは、ユダヤ人と同じにならない様にする為です。
あの、大きな枠からはみだしてしまった人達と同じような事をしない様に、
イスラム教徒は彼らと違う事をするのです。
このアシューラというのは、イスラム暦の1月10日なのですが、その前後つまり
1月の9,10,11日に断食をするのが良しとされています。
そしてこのアシューラの断食は、当時はほぼ義務でしたが、今は推奨という立ち位置です。
今日でも、多くのイスラム教徒は断食をして、この日に神様がムーサさんを大助けした事を思い出しています。

ちなみに、シーア派の人達に取って、このアシューラというのは、全く違う意味があります。
テレビで、自分の胸をなんだか鎖のような物で打ちまくっている人達を見た事ありませんか
あれ、最初私も全く分からなかったのですが、聞いてびっくり、知ってびっくりでした。

あの日は、彼らにとってとても大切なイマーンフセインさん(預言者さんのお孫さん)が殺された日なんですね。
その為、彼らはその日のあった事を忘れない様に、悲しみを表しているらしいのです。
そして彼らは、特に断食などはしないとの事です。

スンニ派も、シーア派も、全く同じ日に特別な事をしているというのは同じなのですが、
やっていること、そしてその裏にある歴史的事実、そして、その行動を行う意図というのが
全く違うんですよね。
スンニ派は、神様がムーサとユダヤ人をファラオからお救いになったことに感謝と威厳の気持ちを持ち、一方シーア派は、彼らにとって大切とされている人の殉教の日にその痛み、悲しみを忘れない様にしているという事です。

日本人の中でシーア派のイスラム教徒さんって、ものすごく少ないかと思いますが、
もし、このブログを読んでくださっている方にシーア派の方がいらっしゃって、
私の書いていることが間違ってると思われる方は、ご連絡ください。
次回のブログ記事で修正したいと思います。

次回から、ユダヤ人は救出された後に何をして、それに対し神様はどんな対応をされたのかを見ていきます。

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
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神様の世界史 行動が状況を変える

2024-12-06 04:39:13 | 中近東
こんにちは、ファーティマ松本です。

前回は、神頼みばかりでなく、自分側の行動の大切さを書いてみました。
まずは自分が行動する、そのことにより神様からの後押しがあるという教えは、
イスラム教の中にたくさんあります。

例えば、こんな話があります。
預言者さん(平安あれ)は、いつも色々な事を手伝ってくれる一人の若者に
こうおっしゃいました。
ちなみに、その若者の名前はラビアといい、とてもとても貧しい人だったそうです。

預言者さん(平安あれ)は、「何か欲しい物はないか?」お聞きになりました。
まだ若いし、貧しいし、きっと結婚したいかも、と思われたのかもしれないですね。
それに対し、ラビアはこう言いました。
「私の願いは、あなたと天国で一緒にいられる事です。」
またまたちなみにですが、預言者さん(平安あれ)が神様にお願いをすれば、
それはもう!すっごい確率で叶ってしまうのです。
私がラビアさんの立場であったら、ここぞとばかりに車が欲しいだの、できたらトヨタがいいだの、プール付きの豪邸に、ついでにそこにはイケメンの庭師がいて欲しいとか、
そういった事を言ってしまいそうで、、コワイ。
なのに、なのに、ラビアさんたら、
「天国でご一緒にいられる事だけです。」と言うのですから、
私との差が凄すぎて、、、、辛〜い。

さあ、それに対し、預言者さん(平安あれ)は何と仰ったと思いますか?

ーーーーー
「それでは、たくさんサジダをするんだよ。」
とおっしゃいました。
サジダというのは、礼拝の際に額を地につける動作を言うのですが、つまり、
いっぱい礼拝しましょうね、ということです。

いっくら預言者さん(平安あれ)のお願いは受け入れられるからって、ラビアさんが何もしなかったら、やはりだめなわけです。
まずは自分から、なにかしろの行動を取る。
その行動というのは、大抵の場合自分一人でやる孤独な物でありますが、
イスラム教では、その行動の後ろには超強力な助っ人がいる事を教えてくれています。
それは、もちろん神様です。

クルアーンの中で、神様はこう仰っていましたよね。

「本当に、アッラーは人々の置かれている状況を変えない。
 人々が自らの状態を変えない限りは。」(クルアーン 13:11)
これはつまり、自分が一歩を踏み出しさえすれば、神様が状況を変えてくださる、ということ。

よく、「自分を信じろ。自分は必ず出来るんだって信じてがんばれ!」と
いった言葉を耳にしませんか。
とても心に刺さる言葉であると思うし、それで「よしやるぞっ」と思う気持ちも分かります。
しかし、私の様に自分にそんなに信頼を置けていない人間には、どちらかと言うと
「神様が後ろで後押ししてくれる、だから信じて頑張れ!」の方が
頑張れそうな気がします。
駄目そうだと思ったときも、
「いやいや、きっと大丈夫、だって神様が一緒にいてくれるんだから。」
と思えるんですよね。

神様からのお助けが必ずやって来る事を信じながら、まずは最初の一歩を踏み出す努力。
結構ここが一番ハードルの高い所かもしれませんが、
しかし、これさえやってしまえば、、、、
後は神様が、グググーっと後押しをしてくれると信じましょう。
その後押しに押されながら、努力を続けていけば、道は必ず開いて行くと思います。

『そういう感じで始めた私のユーチューブチャンネル *どうか登録お願いします*』
https://www.youtube.com/channel/UCZqdOph3TWRuMVA_2jnrIcw
(最近、ちょっとづつ登録者さんが増えてきていて、すっごく嬉しいです!)

それでは、次回から
ムーサさん(平安あれ)がユダヤ人達と紅海を渡った後の話をしていきたいと思います。
ここからが、かなり面白い話になっていきます。
なぜなら、ここからユダヤ人全般がどういう感じの人かが分かる様になって来るからです。
今までは、個々のユダヤ系の預言者さんに焦点が当てられていて、他のユダヤ人という全体像があまり見えていませんでした。
でも、ここからは違います。
ムーサさんが、彼の民であるユダヤ人とどんな会話をするか、、、、
本当に興味深いです。

いやー、早く詳細を書いていきたいと思うのですが、
続きはまた今度で、すみません。

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
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