こんにちは、ファーティマ松本です。
前回は、ユダヤ系預言者であるヤーコーブさんとユーセフさんのすごいお許しについて書いてみました。
ユダヤ系、ユダヤ系ってよく書いてしまいますが、
これはただ単にユダヤとアラブの歴史に焦点を当てたいが為で、本当であったら別にユダヤ系だろうと、アラブ系だろうと、どっちでもいいのです。
預言者と呼ばれる方は、ユダヤ系、アラブ系以外にもたくさんいらっしゃいました。
もちろん日本人にも、ちゃんと預言者はいらっしゃいました。
(どんなお方だったのでしょうね。)
私達イスラム教徒は、そんなすべての預言者さん達を愛し、尊敬する様に教わっています。
それに対し、ユダヤ人はイエス・キリストを認めていないし、キリスト教徒達(ユダヤ人もですが)はムハンマドさん(平安あれ)を認めていません。
イスラム教では、有り難いことにユダヤ系アラブ系関係なく、すべての預言者さんを認め尊敬し、愛する事ができるので嬉しい限りです。
それでは、今回はエジプトに行った後、奴隷になってしまったユダヤ人について書いていこうと思います。
彼らは何世代にも渡って、奴隷として生きていました。
エジプト王が取った政策というのは、かなり恐ろしい物で、ユダヤ人の間に生まれた子供の中、
男の子だけを殺すというものがあったのです。
ただ、全部の男の子を殺してしまっては働き手がなくなってしまいますから、一年起きにしていたそうです。
今年産まれた男の子は全員殺し、次の年に産まれた男の子は生かしておくといった感じですね。
そうやって、男の数をコントロールして政権に楯突かない様にしていたのでしょう。
さて、ユダヤ人を救う為に選ばれた預言者であるムーサさん(モーゼス)は、なんと
男の子を殺す年に産まれてしまいました。
お母さんはもちろんユダヤ人、奴隷の立場にあった人です。
ムーサさんのお話というのは、クルアーンの中にいっぱい出てきます。
なんと、ムーサさんはクルアーンの登場数が、ダントツ一位のお方です。
彼のお話はどれも教訓がたくさん詰まっているので、ご紹介したいのですが、、、、。
今はユダヤとアラブの歴史に焦点を当てたいので、
ちょっとスキップしてしまう事をお許しください。
もし、ご興味がある方がいらっしゃいましたら、コメント欄で教えてください。
(ユーチューブの乗り。)
一点だけ、ちょっとこれだけは外せないというお話を今回はしたいと思います。
モーゼスといえば、海が割れる話が有名ですよね。
日本ではこの事について、ちょっとふざけた感じで話される人が多いし、作り話だと信じている人も多いと思います。
でも、そういう感じで話されてしまうと、、ちょっと悲しいです。
なぜなら、これは作り話ではないし、ここには大きな教訓がたくさん隠れているからなんです。
では、クルアーンを片手に、何が起きたのか見て行きましょう。
クルアーンの26章に詩人たち章という章があります。
それによると、ムーサさん率いるユダヤ人一行は、日が明ける前に逃げ出したようです。
そして、エジプト王(ファールン)は日の出の時に、奴隷たちが逃げ出したのを見つけ追いかけて来たそうです。
『両者が互いに姿が見える様になると、ムーサーの仲間は言った。
「私達は絶対に、追いつかれてしまうぞ。」
彼(ムーサ)は言った。
「いや、決してそんな事はない。本当に私の主は私と共におられる。
すぐにお導きがあるであろう。」』(26: 61〜62)
当時のエジプトと言ったら、世界レベルでも相当発展していた国です。
そんな国の軍隊が総勢で追いかけて来ていたとしたら、、、怖いですよねえ。
相手はきっと馬に乗っているでしょうし、こっちは足を使っているわけですから、
もう絶対に捕まっちゃうっていうユダヤ人達の気持ちは、ハラハラドキドキだったことでしょう。
プラス、眼の前は紅海ですからね。
行くも地獄、戻るも地獄といった状況です。
しかし、それに対し、預言者ムーサ(平安あれ)はこう言ったそうです。
「いや、いや、いや、絶対大丈夫だ。
なんと言ったって、私の主は私とずっと一緒にいてくれるんだから。」
このお言葉について、考えてみましょう。
まずは、やはりこのブレない姿勢。
預言者さんはどの方も、神様を信じる気持ちと、神様に頼る気持ちが傑出しています。
何があっても、どんな状況でも、絶対に大丈夫!
絶対に大丈夫、なぜなら、私の主がずっと一緒にいてくださるのだから、と
フツーに言えます。
すごくないですか?
どの預言者さんも、途轍もなく辛い人生を送られましたが、きっとこの精神で乗り越えて来られたのではないでしょうか。
「絶対に大丈夫、神様が一緒におられる。」
実際に、神様が一緒にいてくれれば、もうそれで良いと思いませんか。
神様は、何でもできて、何でも分かってくれていて、その上ものすごくお優しいのですから、
もう十分すぎる位、十分です。
ただ、私は常にハラハラドキドキしていて、なかなかそんなレベルに達せないのが残念です。
ムーサさん(平安あれ)のお話は、次回に続きます。
今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
===================================
アマゾンから電子書籍発売中!
『神様に一番近い人の頭の中身」
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生きる気力を失っていた樹里の前に現れたのは、
サウジアラビアからの研修生、アハメッド。
アハメッドと同じ職場で働くうちに、樹里は今までとは
全く違う考え方というのがあることを知る。
幸せとは、
成功とは、
お金とは、
そして、イスラム教とは?
人生というものを、今までと違った見方で見られるようになった樹里は、
一歩を踏み出せるようになるのでしょうか。
「イスラム的現世の歩き方」
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イスラム的な人生の処世術!
あなたは何のために生まれ、何をして生きていけばいいのでしょう。
人生の目的は?
せっかく生まれてきたのです。
神様に守られた平和な現世を歩きたくはありませんか。
そして来世では、天国に入って
”永遠に” ”幸せ” に暮らしたくはありませんか。
方法はとてもシンプルです。
今まで知らなかったイスラム教に出会える本です。
前回は、ユダヤ系預言者であるヤーコーブさんとユーセフさんのすごいお許しについて書いてみました。
ユダヤ系、ユダヤ系ってよく書いてしまいますが、
これはただ単にユダヤとアラブの歴史に焦点を当てたいが為で、本当であったら別にユダヤ系だろうと、アラブ系だろうと、どっちでもいいのです。
預言者と呼ばれる方は、ユダヤ系、アラブ系以外にもたくさんいらっしゃいました。
もちろん日本人にも、ちゃんと預言者はいらっしゃいました。
(どんなお方だったのでしょうね。)
私達イスラム教徒は、そんなすべての預言者さん達を愛し、尊敬する様に教わっています。
それに対し、ユダヤ人はイエス・キリストを認めていないし、キリスト教徒達(ユダヤ人もですが)はムハンマドさん(平安あれ)を認めていません。
イスラム教では、有り難いことにユダヤ系アラブ系関係なく、すべての預言者さんを認め尊敬し、愛する事ができるので嬉しい限りです。
それでは、今回はエジプトに行った後、奴隷になってしまったユダヤ人について書いていこうと思います。
彼らは何世代にも渡って、奴隷として生きていました。
エジプト王が取った政策というのは、かなり恐ろしい物で、ユダヤ人の間に生まれた子供の中、
男の子だけを殺すというものがあったのです。
ただ、全部の男の子を殺してしまっては働き手がなくなってしまいますから、一年起きにしていたそうです。
今年産まれた男の子は全員殺し、次の年に産まれた男の子は生かしておくといった感じですね。
そうやって、男の数をコントロールして政権に楯突かない様にしていたのでしょう。
さて、ユダヤ人を救う為に選ばれた預言者であるムーサさん(モーゼス)は、なんと
男の子を殺す年に産まれてしまいました。
お母さんはもちろんユダヤ人、奴隷の立場にあった人です。
ムーサさんのお話というのは、クルアーンの中にいっぱい出てきます。
なんと、ムーサさんはクルアーンの登場数が、ダントツ一位のお方です。
彼のお話はどれも教訓がたくさん詰まっているので、ご紹介したいのですが、、、、。
今はユダヤとアラブの歴史に焦点を当てたいので、
ちょっとスキップしてしまう事をお許しください。
もし、ご興味がある方がいらっしゃいましたら、コメント欄で教えてください。
(ユーチューブの乗り。)
一点だけ、ちょっとこれだけは外せないというお話を今回はしたいと思います。
モーゼスといえば、海が割れる話が有名ですよね。
日本ではこの事について、ちょっとふざけた感じで話される人が多いし、作り話だと信じている人も多いと思います。
でも、そういう感じで話されてしまうと、、ちょっと悲しいです。
なぜなら、これは作り話ではないし、ここには大きな教訓がたくさん隠れているからなんです。
では、クルアーンを片手に、何が起きたのか見て行きましょう。
クルアーンの26章に詩人たち章という章があります。
それによると、ムーサさん率いるユダヤ人一行は、日が明ける前に逃げ出したようです。
そして、エジプト王(ファールン)は日の出の時に、奴隷たちが逃げ出したのを見つけ追いかけて来たそうです。
『両者が互いに姿が見える様になると、ムーサーの仲間は言った。
「私達は絶対に、追いつかれてしまうぞ。」
彼(ムーサ)は言った。
「いや、決してそんな事はない。本当に私の主は私と共におられる。
すぐにお導きがあるであろう。」』(26: 61〜62)
当時のエジプトと言ったら、世界レベルでも相当発展していた国です。
そんな国の軍隊が総勢で追いかけて来ていたとしたら、、、怖いですよねえ。
相手はきっと馬に乗っているでしょうし、こっちは足を使っているわけですから、
もう絶対に捕まっちゃうっていうユダヤ人達の気持ちは、ハラハラドキドキだったことでしょう。
プラス、眼の前は紅海ですからね。
行くも地獄、戻るも地獄といった状況です。
しかし、それに対し、預言者ムーサ(平安あれ)はこう言ったそうです。
「いや、いや、いや、絶対大丈夫だ。
なんと言ったって、私の主は私とずっと一緒にいてくれるんだから。」
このお言葉について、考えてみましょう。
まずは、やはりこのブレない姿勢。
預言者さんはどの方も、神様を信じる気持ちと、神様に頼る気持ちが傑出しています。
何があっても、どんな状況でも、絶対に大丈夫!
絶対に大丈夫、なぜなら、私の主がずっと一緒にいてくださるのだから、と
フツーに言えます。
すごくないですか?
どの預言者さんも、途轍もなく辛い人生を送られましたが、きっとこの精神で乗り越えて来られたのではないでしょうか。
「絶対に大丈夫、神様が一緒におられる。」
実際に、神様が一緒にいてくれれば、もうそれで良いと思いませんか。
神様は、何でもできて、何でも分かってくれていて、その上ものすごくお優しいのですから、
もう十分すぎる位、十分です。
ただ、私は常にハラハラドキドキしていて、なかなかそんなレベルに達せないのが残念です。
ムーサさん(平安あれ)のお話は、次回に続きます。
今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
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一歩を踏み出せるようになるのでしょうか。
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せっかく生まれてきたのです。
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そして来世では、天国に入って
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方法はとてもシンプルです。
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