天使は、私達のボディーガードのような役割をしてくれている、
ということを前回は書いてみました。
こんにちは、ファーティマ松本です。
前回のメルマガ配信後、読者の方からご質問をいただきました。
(ありがとうございます。)
とても良いご質問だったので、読者の皆様とこちらで共有させていただこうと思います。
質問1
「天使達に、(神様からの)赦しと祝福があるように願うのはいいのか、悪いのか。」
質問2
「神様に、(私の為に)赦しと祝福を祈ってくれる天使を遣わしてくださいと、お祈りをするのは
いいのか、悪いのか」
というご質問でした。
まず、一点目。
神様以外の、誰か、または何かにお願いをするのは、大きな大きな罪になります。
それが、天使であろうと、預言者さん達であろうと、です。
イスラム教は、神様に直にお願いができる宗教です。
キリスト教なんかですと、神様と人間の間にいろいろな仲介役がいるように見えますが、
イスラム教は、もう”直”ですからね。
わざわざ、他の何かにお願いをして、その何かを介して神様に願いを聞いてもらわなくてもいいんです。
楽ですよね。
続いて、二番目の質問です。
神様に、天使を遣わしてくださいとお願いをする必要は全くありません。
なぜなら、お願いをしなくても自然とやってきてくれちゃうからなんですね。
以前にも書きましたが、人間が産まれるとすぐに、神様は天使を4人与えてくださいます。
だけど、それだけじゃあないんですね。
私達の行動次第で、もっともっとたくさんの天使に囲まれることは可能です。
(もちろん、お願いすることなく、自然にそうなります。)
例えば、誰かのお見舞いに行こうとすると、
なんと、70000もの天使達が一緒に来てくれるそうです。
それも、お見舞いに行って帰って来るまでの間だけでなく、その後も半日以上はいてくれるそうです。
夕方に行ったら、朝まで。
朝に行ったら、夜まで、ずーっと70000もの天使達がお許しと祝福を祈ってくれるそうです。
他にも、
礼拝中には、左右に天使が、
そして背後には、山くらいの大きさの天使も来てくれるそうです。
クルアーンを読んだり、知識を得ようしたり
といった神様が喜ばれるような行いをしている間は
たくさんの天使に囲まれていると思ってよさそうです。
つまり、
天使が、たくさん来てくれるかどうかは、自分の行動次第ということですね。
つまり、天使達に許しと祝福を願ってほしければ、自分から行動を起こせばいいわけです。
ちなみに、家の中に人間や動物の写真など、または、お人形さんなどが飾られていると
天使は、その家に入ってこないそうなので、気をつけたいですね。
天使というのは、何しろ数がとても多いらしいです。
預言者さん(平安あれ)によると、
私達が普段何気なく見ているあの空は、天使でぎゅーぎゅーらしいですよ。
しかし、
大切なのは、天使がどうのこうの、ではなく、
私達のフォーカスは、神様であるということです。
神様と自分の関係。
自分は、神様に好かれているか、
神様が良しとされる行いをしているだろうか。
神様がしてはいけないということを、やってはいないだろうか。
といった点に、フォーカスしていかないといけないでしょう。
神様に好かれるようなことをしていれば、神様からの助けはやってきます。
それが、天使を介してかもしれませんし、そうでないかもしれませんが。
それでは、今週も
天使さん達のお話をしていきたいと思います。
前述したとおり、天使は神様を讃える人間が好きです。
そんな人間を探しては、その人の為にお許しや祝福を祈ります。
そして、もちろん、
自分自身も、神様を讃えることが大好きなんです。
最上階の天には、ベイトルマームルという場所があるそうです。
私達人間が巡礼をする時、カーバ神殿を7回周るのと同様、天使達もベイトルマームルを7回周るとのこと。
彼らは個人個人ではなく、グループで7周するそうですが、その数なんと7万。
1グループが7周を終えると、次のグループがやってきます。
次のグループももちろん、7万という数の天使から成っています。
そのグループが終わると、また次のグループといった具合に、ベイトルマームルはいつだって天使の巡礼者でいっぱいです。
私達人間用のカーバ神殿は、残念なことにコロナの影響でロックダウンされて空っぽになってしまったこともありますが、
ベイトルマームルが空っぽになることはありません。
地球が最後の瞬間を迎えるまでそれは続くそうです。
そして驚くことに、一度来たグループがまた来るということはないそうです。
そのことからも、天使の数の多さが想像以上であると言えそうです。
ちなみに、このベイトルマームルは、メッカにあるカーバ神殿の真っすぐ上にあるといわれています。
多くの人は、天使と聞くと、なんとなく可愛らしい感じの姿を想像してしまうかもしれません。
アニメや物語などに出てくる天使というのは、小さい女の子または赤ちゃんに羽が生えていてるものが多いですからね。
面白いことに、天使達には私たちの想像通り、ちゃんと羽が生えているそうです。
大抵の天使には4~6の羽があると、クルアーンに書かれてあります。
『アッラーに讃えあれ。天と地の創造者であられ、2対、3対、または4対の翼を持つ天使たちを使徒として命令なされる。
かれは御心のまま数を増して創造される。
本当にアッラーは凡ての事に全能であられる。』(35:1)
しかしながら実際のサイズはと言うと、決して小さいわけではありません。
天使の大きさは一様ではなく、ものすごく大きい天使もいれば、そうでもない天使もいます。
前述した玉座を支えている天使達などはとても大きく、彼らの耳たぶから肩までは700年かかると言われていますから、
大きいと言っても、なんだか桁違いな大きさであります。
各々の天使達には色々なお役目があることは既述しましたが、その役目が重要であればあるほど体のサイズも大きくなるそうです。
そんな天使の中で、とにかく一番大きいのが大天使ガブリエル(アラビア語ではジブリール)という名前の天使さんです。
預言者さん(平安あれ)によると、大天使ガブリエルの羽は600もあり、その羽が水平線を覆い尽くすとのこと。
羽の色は緑で、その羽からはルビーや真珠、そしてダイヤモンドが滴り落ちているそうです。
サイズが大きいというのはつまり、彼が一番重要な任務を任されたということになります。
彼のお役目は、神様からのメッセージを預言者達に伝えることでした。
神様はすべての民族に、最低でも必ず一人は預言者を送られました。
ただ、ユダヤ人達にはかなりたくさんの預言者を御送りになっているのですが、これはまた後ほど詳しく。
大天使ガブリエルさんは、そんな預言者一人ひとりに神様からのメッセージを伝えました。
ただ単にメッセージを伝えただけでなく、彼らを助けたり、時には見守ったり、
またある時には他の天使達を引き連れて一緒に戦ったりもしたそうです。
なかなか天使というのも、大変そうですね。
天使は前述の通り、人間の目で見ることはできません。
しかし、たまに人間の形に姿を変えて、私達の前に出てきてくれることがあるようです。
大天使ガブリエルさんが、預言者ムハンマドさん(平安あれ)の元にメッセージを伝えに行く時は、
大抵人間の姿をしていたそうです。
ですから、私達もどこかで天使に会っているかもしれませんね。
人間の恰好をした天使さん達に。
今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
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レビューが、少しづつ増えてきています。
レビューを書いてくださった方々、本当にありがとうございました。
どんなレビューがあるのか少し紹介!
「会話形式なので分かりやすい」
「イスラム教徒が何を考えるのか分かるようになるので、
イスラム教徒と交流がある人におすすめ。」
そして、究極
「涙が出た。」
私も、このレビューを見て、涙が出ましたよ!(涙、涙)
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方法はとてもシンプルです。
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ということを前回は書いてみました。
こんにちは、ファーティマ松本です。
前回のメルマガ配信後、読者の方からご質問をいただきました。
(ありがとうございます。)
とても良いご質問だったので、読者の皆様とこちらで共有させていただこうと思います。
質問1
「天使達に、(神様からの)赦しと祝福があるように願うのはいいのか、悪いのか。」
質問2
「神様に、(私の為に)赦しと祝福を祈ってくれる天使を遣わしてくださいと、お祈りをするのは
いいのか、悪いのか」
というご質問でした。
まず、一点目。
神様以外の、誰か、または何かにお願いをするのは、大きな大きな罪になります。
それが、天使であろうと、預言者さん達であろうと、です。
イスラム教は、神様に直にお願いができる宗教です。
キリスト教なんかですと、神様と人間の間にいろいろな仲介役がいるように見えますが、
イスラム教は、もう”直”ですからね。
わざわざ、他の何かにお願いをして、その何かを介して神様に願いを聞いてもらわなくてもいいんです。
楽ですよね。
続いて、二番目の質問です。
神様に、天使を遣わしてくださいとお願いをする必要は全くありません。
なぜなら、お願いをしなくても自然とやってきてくれちゃうからなんですね。
以前にも書きましたが、人間が産まれるとすぐに、神様は天使を4人与えてくださいます。
だけど、それだけじゃあないんですね。
私達の行動次第で、もっともっとたくさんの天使に囲まれることは可能です。
(もちろん、お願いすることなく、自然にそうなります。)
例えば、誰かのお見舞いに行こうとすると、
なんと、70000もの天使達が一緒に来てくれるそうです。
それも、お見舞いに行って帰って来るまでの間だけでなく、その後も半日以上はいてくれるそうです。
夕方に行ったら、朝まで。
朝に行ったら、夜まで、ずーっと70000もの天使達がお許しと祝福を祈ってくれるそうです。
他にも、
礼拝中には、左右に天使が、
そして背後には、山くらいの大きさの天使も来てくれるそうです。
クルアーンを読んだり、知識を得ようしたり
といった神様が喜ばれるような行いをしている間は
たくさんの天使に囲まれていると思ってよさそうです。
つまり、
天使が、たくさん来てくれるかどうかは、自分の行動次第ということですね。
つまり、天使達に許しと祝福を願ってほしければ、自分から行動を起こせばいいわけです。
ちなみに、家の中に人間や動物の写真など、または、お人形さんなどが飾られていると
天使は、その家に入ってこないそうなので、気をつけたいですね。
天使というのは、何しろ数がとても多いらしいです。
預言者さん(平安あれ)によると、
私達が普段何気なく見ているあの空は、天使でぎゅーぎゅーらしいですよ。
しかし、
大切なのは、天使がどうのこうの、ではなく、
私達のフォーカスは、神様であるということです。
神様と自分の関係。
自分は、神様に好かれているか、
神様が良しとされる行いをしているだろうか。
神様がしてはいけないということを、やってはいないだろうか。
といった点に、フォーカスしていかないといけないでしょう。
神様に好かれるようなことをしていれば、神様からの助けはやってきます。
それが、天使を介してかもしれませんし、そうでないかもしれませんが。
それでは、今週も
天使さん達のお話をしていきたいと思います。
前述したとおり、天使は神様を讃える人間が好きです。
そんな人間を探しては、その人の為にお許しや祝福を祈ります。
そして、もちろん、
自分自身も、神様を讃えることが大好きなんです。
最上階の天には、ベイトルマームルという場所があるそうです。
私達人間が巡礼をする時、カーバ神殿を7回周るのと同様、天使達もベイトルマームルを7回周るとのこと。
彼らは個人個人ではなく、グループで7周するそうですが、その数なんと7万。
1グループが7周を終えると、次のグループがやってきます。
次のグループももちろん、7万という数の天使から成っています。
そのグループが終わると、また次のグループといった具合に、ベイトルマームルはいつだって天使の巡礼者でいっぱいです。
私達人間用のカーバ神殿は、残念なことにコロナの影響でロックダウンされて空っぽになってしまったこともありますが、
ベイトルマームルが空っぽになることはありません。
地球が最後の瞬間を迎えるまでそれは続くそうです。
そして驚くことに、一度来たグループがまた来るということはないそうです。
そのことからも、天使の数の多さが想像以上であると言えそうです。
ちなみに、このベイトルマームルは、メッカにあるカーバ神殿の真っすぐ上にあるといわれています。
多くの人は、天使と聞くと、なんとなく可愛らしい感じの姿を想像してしまうかもしれません。
アニメや物語などに出てくる天使というのは、小さい女の子または赤ちゃんに羽が生えていてるものが多いですからね。
面白いことに、天使達には私たちの想像通り、ちゃんと羽が生えているそうです。
大抵の天使には4~6の羽があると、クルアーンに書かれてあります。
『アッラーに讃えあれ。天と地の創造者であられ、2対、3対、または4対の翼を持つ天使たちを使徒として命令なされる。
かれは御心のまま数を増して創造される。
本当にアッラーは凡ての事に全能であられる。』(35:1)
しかしながら実際のサイズはと言うと、決して小さいわけではありません。
天使の大きさは一様ではなく、ものすごく大きい天使もいれば、そうでもない天使もいます。
前述した玉座を支えている天使達などはとても大きく、彼らの耳たぶから肩までは700年かかると言われていますから、
大きいと言っても、なんだか桁違いな大きさであります。
各々の天使達には色々なお役目があることは既述しましたが、その役目が重要であればあるほど体のサイズも大きくなるそうです。
そんな天使の中で、とにかく一番大きいのが大天使ガブリエル(アラビア語ではジブリール)という名前の天使さんです。
預言者さん(平安あれ)によると、大天使ガブリエルの羽は600もあり、その羽が水平線を覆い尽くすとのこと。
羽の色は緑で、その羽からはルビーや真珠、そしてダイヤモンドが滴り落ちているそうです。
サイズが大きいというのはつまり、彼が一番重要な任務を任されたということになります。
彼のお役目は、神様からのメッセージを預言者達に伝えることでした。
神様はすべての民族に、最低でも必ず一人は預言者を送られました。
ただ、ユダヤ人達にはかなりたくさんの預言者を御送りになっているのですが、これはまた後ほど詳しく。
大天使ガブリエルさんは、そんな預言者一人ひとりに神様からのメッセージを伝えました。
ただ単にメッセージを伝えただけでなく、彼らを助けたり、時には見守ったり、
またある時には他の天使達を引き連れて一緒に戦ったりもしたそうです。
なかなか天使というのも、大変そうですね。
天使は前述の通り、人間の目で見ることはできません。
しかし、たまに人間の形に姿を変えて、私達の前に出てきてくれることがあるようです。
大天使ガブリエルさんが、預言者ムハンマドさん(平安あれ)の元にメッセージを伝えに行く時は、
大抵人間の姿をしていたそうです。
ですから、私達もどこかで天使に会っているかもしれませんね。
人間の恰好をした天使さん達に。
今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
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レビューが、少しづつ増えてきています。
レビューを書いてくださった方々、本当にありがとうございました。
どんなレビューがあるのか少し紹介!
「会話形式なので分かりやすい」
「イスラム教徒が何を考えるのか分かるようになるので、
イスラム教徒と交流がある人におすすめ。」
そして、究極
「涙が出た。」
私も、このレビューを見て、涙が出ましたよ!(涙、涙)
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イスラム的な人生の処世術!
あなたは何のために生まれ、何をして生きていけばいいのでしょう。
人生の目的は?
せっかく生まれてきたのです。
神様に守られた平和な現世を歩きたくはありませんか。
そして来世では、天国に入って
”永遠に” ”幸せ” に暮らしたくはありませんか。
方法はとてもシンプルです。
今まで知らなかったイスラム教に出会える本です。
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