前回は、平安の挨拶について書いてみました。
毎日、毎日、目の前にいる人の平安を祈る。
その結果、自分にも平安が訪れるという
素晴らしい挨拶であります。
神様が私達に下さった大切な挨拶ですから、
いっぱい使って広めていきたいものですね。
こんにちは、ファーティマ松本です。
このアッサラームアライクムという素晴らしい挨拶は、ナント、ナント、、
この現世だけで使われる挨拶ではありません。
なんと、天国に入ってからもずーっとずーっと使われる挨拶らしいのです。
もし、、、、、
来世で天国に入ることができれば、
天使達がこの挨拶をしながら訪問してくれるのを目の当たりにすることができます。
毎日、毎日、天使達が「アッサラームアレイクム」と言いながら訪問してくれるそうですから、楽しみですよね。
天国の家って一体どんな家なのでしょうか。
そして、どうやって天使達が訪問してきてくれるのでしょうか。
ちょっと考えただけでもワクワクしてしまいます。
さて、、このアダムと天使達の挨拶で分かる事は、
天使達はイブリースと違って人間を好いている、ということです。
またただ好いているだけでなく、彼らはいつだって私達のために働いてくれています。
それは、「天使の章」にでもすでに書いたことですが、本当にありがたいことですね。
さて、神様は「アッサラームアレイクム」がアダムとその子孫の挨拶になるとおっしゃいましたが、
アダムはこの時点で子孫というのが何なのかはっきりと分かりませんでした。
しかし、ある時神様は、アダムの腰部分から彼の子孫を取り出したのです。
それも全員。
アダムの子孫というのは、アダムの子供に始まって、その子供、またその子供と代々つながって、
地球が最後の日を迎えるその日まで生きている人間達を指します。
つまり、私達のことですね。
その数いったい何人になるのか、ちょっと想像さえできませんが、
何しろ、全員が”出てくる”そうです、それも腰部分から!
人類みな兄弟とはよく言ったもので、私達は全員アダムとイブの子孫で兄弟みたいなものなんですよねー。
電車の隣の席に座っているおじさんも、兄弟。
笑顔が超かわいいあの赤ちゃんも、兄弟。
同じ祖先を持つ者同士、仲良くやっていけばいいのに、
それがとてつもなく難しいことであることは、誰もが知っていることです。
ただ単に同じ親から生まれたというだけで、兄弟が仲良くできるなんてことはありません。
どちらかと言うと、人間関係は近ければ近いほど、難しくなっていくように思えます。
何しろ、全く認識のない人と、人間関係のいざこざで悩むということはまずないでしょう。
どんな人間関係においても言えることですが、
まずは相手と良い関係を築いていこうという、強い意志を持つことが、双方共に必要であるはずです。
アダムとイブの話を見ていくと、いかに人間というものが不完全に創造されているのかが分かるようになっていきます。
不完全な存在同士のお付き合い、どうしても相手を思いやる心、許しあう心が必要になっていきます。
良い人間関係を築いていくことは、イスラム教において非常に重要であります。
どんなにたくさん礼拝をしても、どんなにたくさん断食をしても、
どんなにたくさんクルアーンを読んでも、周りの人を怒らせたり悲しませたりしていては、、、
なんと”地獄行き”であると言われています。
反対に、大して礼拝をしていなくても、大して断食をしていなくても、人に対する態度が良ければ、
そして周りの人を悩ませたり傷つけたりしていなければ、、、
なんと、”天国行き”らしいのです。
人に対する態度の良さ。
これが最後の審判の際に、大きなウエイトを占めるそうです。
つまり、宗教上の行いに多少欠けるところがあっても、周りの人に対し好い態度で接していたのなら、
それが要因で天国へ入れる、、かも、、しれないということです。
もちろん、全く宗教的義務を果たしていないとなると、それはそれで問題ではあるのですが。
預言者さん(平安あれ)は、このようなこともおっしゃいました。
「アッラーが最も愛される者とは、他の人にとって最も益になる者である。
アッラーが最も愛する行いとは、他のモスリムを幸せにする事、または誰かの問題を取り除いてあげる事。
または、借金を大目に見てあげる事。
誰かの役に立つために、他のモスリムと共に歩くことは、メディーナのモスクに一か月引き籠ることに勝る。
誰でもぐっと怒りを抑える者は、アッラーが彼の欠点を隠してくださるだろう。」
人に対する良き態度に、ものすごい価値が置かれています。
イスラム教を簡単に説明すると
「神を拝め、人に対し良くあること」
この二つをを教える宗教、と云えそうです。
人に対する態度をよくするためのイスラム的アドバイスを一つ。
それは、「人に嫌なことをされたり、言われたりした時は、
その人がそんな嫌なことをしてしまった言い訳をこちら側が考えてあげる」ことです。
これは昔、昔の学者さんのお言葉ですが、
「その人のために、70個以上もの言い訳を考えてあげよう。」
例えば、
あの人今日は、出掛けに奥さんと喧嘩したのかも、とか。
あの人今日は、歯が痛いのかも、とか。
あの人あまり寝ていないのかも、といった具合に。
70個というのは、とにかくたくさんという意味です。
相手のことを、とにかくポジティブな目線で見てあげる、という姿勢が大切なのですね。
物事の良い面を見ようと努める態度は、自分に対しだけでなく、他人に対しても有効です。
色々と文句が言いたくなるような人が多いのは確かですが、どんな人に対してもポジティブな目で見てあげること。
なぜなら、自分も他の人からそのようにポジティブな目で見てもらえたら、すごく嬉しいではないですか。
だから、まずは自分から人を超ポジティブな目で見てあげる。
そうすれば、人からもそのような目で見てもらえるようになるでしょう。
「アッサラームアレイクム。あなたに平安があるように」と祈ると、自分にも平安が訪れるように
ポジティブに大らかな気持ちで、人を見てあげれば、自分もそのように大らかに見てもらえる。
反対に、人に嫌なことを言って相手の気持ちを傷つけていると、自分も人から嫌なことを言われ傷つくことになるのです。
自分のやったことが、回り回って帰ってくるものなのです。
預言者さんもこのようにおっしゃっています。
「人に慈悲深くありなさい。そうすれば最も慈悲深いお方(神様の事)があなたに慈悲深くしてくれるから。」と。
そして同様に、人を許せば、いっくらでも許してくださるお方(アルガッフール)がお許しださるようになる、
というのが、イスラム教の教えです。
今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
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生きる気力を失っていた樹里の前に現れたのは、
サウジアラビアからの研修生、アハメッド。
アハメッドと同じ職場で働くうちに、樹里は今までとは
全く違う考え方というのがあることを知る。
幸せとは、
成功とは、
お金とは、
そして、イスラム教とは?
人生というものを、今までと違った見方で見られるようになった樹里は、
一歩を踏み出せるようになるのでしょうか。
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そして来世では、天国に入って
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さて、、このアダムと天使達の挨拶で分かる事は、
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それは、「天使の章」にでもすでに書いたことですが、本当にありがたいことですね。
さて、神様は「アッサラームアレイクム」がアダムとその子孫の挨拶になるとおっしゃいましたが、
アダムはこの時点で子孫というのが何なのかはっきりと分かりませんでした。
しかし、ある時神様は、アダムの腰部分から彼の子孫を取り出したのです。
それも全員。
アダムの子孫というのは、アダムの子供に始まって、その子供、またその子供と代々つながって、
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つまり、私達のことですね。
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なぜなら、自分も他の人からそのようにポジティブな目で見てもらえたら、すごく嬉しいではないですか。
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そうすれば、人からもそのような目で見てもらえるようになるでしょう。
「アッサラームアレイクム。あなたに平安があるように」と祈ると、自分にも平安が訪れるように
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反対に、人に嫌なことを言って相手の気持ちを傷つけていると、自分も人から嫌なことを言われ傷つくことになるのです。
自分のやったことが、回り回って帰ってくるものなのです。
預言者さんもこのようにおっしゃっています。
「人に慈悲深くありなさい。そうすれば最も慈悲深いお方(神様の事)があなたに慈悲深くしてくれるから。」と。
そして同様に、人を許せば、いっくらでも許してくださるお方(アルガッフール)がお許しださるようになる、
というのが、イスラム教の教えです。
今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
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生きる気力を失っていた樹里の前に現れたのは、
サウジアラビアからの研修生、アハメッド。
アハメッドと同じ職場で働くうちに、樹里は今までとは
全く違う考え方というのがあることを知る。
幸せとは、
成功とは、
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そして、イスラム教とは?
人生というものを、今までと違った見方で見られるようになった樹里は、
一歩を踏み出せるようになるのでしょうか。
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あなたは何のために生まれ、何をして生きていけばいいのでしょう。
人生の目的は?
せっかく生まれてきたのです。
神様に守られた平和な現世を歩きたくはありませんか。
そして来世では、天国に入って
”永遠に” ”幸せ” に暮らしたくはありませんか。
方法はとてもシンプルです。
今まで知らなかったイスラム教に出会える本です。